Netflixコブラ会|シーズン1第1話「 ワルの中のワル」

 1984年に製作されたアメリカ映画「ベスト・キッド」の34年後を描くドラマ「コブラ会」のあらすじです。

 youtubeの有料サービス「Youtube Premium(ユーチューブ プレミアム)」で、2018年5月3日から公開(配信開始)されたyoutubeオリジナルのドラマ「コブラ会」。

 公開当時は「日本では配信されない」「視聴できない」と言われていましたが、「Youtube Premium(ユーチューブ プレミアム)」に加入すれば視聴可能となりました(※「コブラ会」は2019年8月Netflixへ移籍します)。

 さらに、加入しなくてもシーズン1の1話と2話は無料公開されています。



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■ 『コブラ会』シーズン1第2話のあらすじ

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■ コブラ会(Cobra Kai)あらすじ

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 コブラ会 相関図

目次

『コブラ会』シーズン1第1話「ワル中のワル」無料公開動画

 有料サービスに加入しなくても、こちらは視聴できます。

『コブラ会』シーズン1第1話「ワル中のワル」ネタバレ

 以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

 34年前、空手大会の決勝でダニエル(ラルフ・マッチオ)に負けたジョニー(ウィリアム・ザブカ)は未だにそのことが忘れられないまま、酒におぼれた暮らしをしている。

 街に出れば、自動車販売店で今や成功者となったダニエルの看板が目に入り、不愉快でたまらない。

 便利屋家業でなんとか食いつないでいるジョニーだが、それもクビになってしまう。

 その夜、コンビニの前でピザをやけ食いしていたジョニーは、同じアパートに住む少年ミゲルが不良グループにいじめられているのを目撃する。

 無関心を装っていたジョニーだが、彼の車にミゲルを投げつけた不良たちに「車を傷つけるな!」と忠告する。

 それに反発した不良たちが「店先で食ってる浮浪者」「うちの浄化槽の掃除屋だ」「負け犬め」と口々にののしったことで、ジョニーの怒りは頂点に達す。

 思わず空手のケリを不良の一人に入れてしまったことで、一瞬後悔するジョニーだが、次々に殴りかかってくる不良高校生4人を、結局空手で倒してしまう。

 一部始終を目撃していたミゲルは「スゲえ・・・」と驚くが、駆けつけたパトカーによってジョニーは警察に連行されてしまう。

 翌朝、ようやく警察から釈放されて戻ってきたジョニーを、アパートの前で待ち構えていたミゲルは「自分に空手を教えて欲しい。学校であいつらにいじめられている」と懇願するが断られる。

 ジョニーの自宅には母の再婚相手である継父のシドが来ていた。いい歳をして、再々警察沙汰のトラブルをおこす義理の息子にシドは呆れ返り、今度ばかりは面倒見きれないと小切手を出して「手切れ金だ」と言う。

 ジョニーは小切手を引き裂いて「いっそホームレスになる」と強がってみせる。

 自暴自棄になって酒に溺れるジョニー。テレビからは成功者ダニエルの自動車販売店のコマーシャルが流れ、ますますジョニーの怒りを駆り立てる。

 イライラして自宅を飛び出したジョニーは、車で34年前の空手大会が開催された体育館に向かう。体育館の前に車を停め、屈辱の決勝を思い出していると、突然自分の車が追突される。

 ぶつかってきた車に駆け寄ると、若い女達が運転している。激怒するジョニーに驚いた女達は、そのまま車を発車させ、逃げてしまう。

 当て逃げで故障したジョニーの車は、成り行きからダニエルの自動車販売店で修理されることになる。

 翌日、ダニエルの店に「別の店で修理したい」と言いに行ったジョニー。なんとかダニエルには会わないように、従業員に要件だけ伝えて去ろうとするジョニーだが、結局ダニエルに見つかってしまう。34年前のわだかまりがまだ残っている二人はぎくしゃくする。

 ダニエルに言いくるめられて、結局他の店での修理をあきらめたジョニーは、そのあと「パパ!」とダニエルに駆け寄った若い女が、昨夜の当て逃げの車に乗っていた若い女の一人だと気づく。

 「ふざけるな」とつぶやいて、店を出ようとするジョニーに、何も気づいていないダニエルは顧客サービスの「盆栽」を手渡し、
「あの頃のことで、君を責める気はない。悪いのはコブラ会だ」
 と慰めを言う。

 不愉快極まりない気持ちでダニエルの店を出たジョニーは、盆栽を地べたに投げ捨てる。

 アパートに戻ってきたジョニーは、ミゲルを見つけて、
「覚悟はいいか。後戻りはできなぞ」
 と、突然忠告する。
「僕のカラテティーチャーになってくれるのか?」
 と言うミゲルに、
「違う。センセイになるんだ」
 と言うジョニー。

 ゴミ箱をひっくり返して、一度は捨てた継父からの手切れ金の小切手を拾い上げたジョニーは、その金を元にして道場になる場所を借りる。

 ”先に打て 強く打て 情け無用”

 道場の壁に自らそうペイントしたジョニーは、コブラ会での掟(おきて)をミゲルに伝授する。

 かつてのコブラ会のトレードマークである黒いハチマキをしめたジョニーは、拳を握って復活を誓う。

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【コブラ会あらすじ】シーズン1第2話「先に打て」(ネタバレ)

コブラ会シーズン1第1話の感想

 まず先に言っときますが、無料公開は2話まであります。
 2話まで観た私は、速攻YouTubeプレミアムに加入しましたよ。
 私しゃhuluだって、Amazonビデオだって契約していて、ほとんど見れてないってのに、「コブラ会」見たさに有料サービス3つめのご契約ですよ(1 か月間無料トライアルありだけど)。

 いや、何が面白いって、まず、全く同じ役者がその後を演じているというのも面白いけど、どうやらこのドラマの主役が、ラルフ・マッチオ演じる「ダニエルさん」ではなく、映画では敵役で、ヒールで、ただひたすらダークな存在だったジョニー(ウィリアム・ザブカ)だということ。

 しかも、映画公開当時はそんなに格好いいとは思えなかったジョニー役のウィリアム・ザブカが、34年の時を超えた今、この21世紀で令和元年、なんか格好いいんすわ(女子目線)。

 で、これは2話に出てくるんだけど、ジョニーのケータイの着信音がガンズで、何だそのダサい曲?的に今どきの若者ミゲルから笑われるくだりとか、もう、同世代にはたまらん80年代テイストもあちこちにちりばめられているんですね。BGMとか、なつかしアイテムとか。

 しかも、映画「ベスト・キッド」の名場面が、回想シーンで沢山出てきます。

 対照的な例として、映画「ターミネーター」の関連作品として2008年にドラマ化された「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」は、ストーリーは引き継いでも、映画とは別物という感じで、映画の名場面とか、同じ役者とかは一切出てきませんでした(しかも尻切れトンボで打ち切られたし)。

 しかし、この「コブラ会」はほぼ、映画と同じ役者が同じ役を演じているうえに、実際の映画「ベスト・キッド」の名場面が回想シーンとしてドラマの中で使われています。

 40代50代の人にとっては、いろいろたまらんわけですが、若い世代にはどうなんだろう。

 まず、「ベスト・キッド」を知らないという人は、やっぱり映画見てからのほうが楽しめると思います。

 youtubeでは300円から。

 Amazonビデオなら199円から視聴可能です。

ベスト・キッド (字幕版)

 ちなみに、ジャッキー・チェンの「ベスト・キッド」は1984年版の「ベスト・キッド」を2010年にリメイクしたものです。リメイク版は出演者もストーリーも、「コブラ会」とは無関係です。

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