2021年10月16日テレビ朝日で放送のサンドウィッチマンと芦田愛菜さん司会の番組「博士ちゃん」で、鈴木福くんが紹介の「大谷翔平のマンダラチャート」に関する情報です。
2023年7月3日のラジオ「ニッポン放送」の「垣花正あなたとハッピー」でも話題になっていたので、改めて情報を追加します。
「博士ちゃん」に野球分析博士として登場した鈴木福くんが、
「大谷選手の高校時代から続く目標達成シートがヤバい」
と紹介したのが、大谷選手が高校時代に書いた「マンダラチャート」と呼ばれる目標達成のための一覧表でした。
大谷翔平マンダラチャートの本
「博士ちゃん」ではマンダラチャートと紹介されました。
「仏教の世界や教えを絵によって表現した曼荼羅(まんだら)」
が元になっており、「中心に大きな目標を書き込み、考え、行動などを整理するシート」と説明されていました。
これは別名「マンダラート」と呼ばれています。
語源は仏教(厳密に言うと「密教」)で言うところの「曼荼羅(まんだら)」と「アート」をくっつけた造語です。今泉浩晃さんによって1987年に考案されたと言われています。
アマゾンの電子書籍読み放題キンドルアンリミテッドに加入している方なら、追加料金無しで今泉浩晃さんの元祖マンダラートの電子書籍が読めます。私も加入しているので、早速読みました。
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一方、一般社団法人マンダラチャート協会代表理事の松村剛志さんによると、
「40年以上前に、私の父、松村寧雄によって開発されました」
ということです。
↓Amazonには「マンダラチャートとは?」に関する図解入りの詳しい説明もあります。
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日本人メジャーリーガーが目標達成した! 夢を叶えるマンダラチャート
マンダラチャートの元祖とは?
「マンダラチャート」の本を探していたら、上記の「今泉浩晃」「松村寧雄」両氏のお名前が出てきて、それぞれが「考案者」「生みの親」と紹介されていました。
これはあまり深く追求すると「どっちが元祖だ?」という論争になりかねないんですが、調べてみると、こういった「1対多」の思考法は昔から沢山あったようです。
「1対多」の思考法を別の言い方で「フラクタル思考」とか「マトリックス・カード法(略してMC法)」「マインドマップ」「三極発想法」・・・など、これまた多数あって、要するに中心にある一つの概念や願望、発想、言い換えると「信念」みたいなものから、派生、枝分かれ、連想したものを次々言語化したり、図式化するやり方は古くから多々あるということ。
そう言えば”why japanese people!”でおなじみの厚切りジェイソンさんも、トーク番組でマインドマッピングのアプリを紹介していたのを思い出しました。
ふだん使いのマインドマップ 描くだけで毎日がハッピーになる
そう言えば一時期ワタシは、「ふせん術」にドはまりしていた時期があり、そこら中フセンだらけにして、ノートや手帳にもフセンを貼りまくっていましたが、アレも考えようによっては同じような「フラクタル思考」的要素の合ったのだと今、気づきました。
夢をかなえる! 私のふせん術 (e-MOOK)
今はふせん術は辞めました。
なぜか?単に飽きたからでもありますが、ひとつ言える事は、
「船頭多くして船山に登る」
のことわざのごとく、あれこれ「願望」や「目標」をあぶり出すと、結果として自分が何がしたいのかわからなくなってしまう場合もある、ということ。
ワタシは凡人なので、どちらかというと、目標設定はシンプルにひとつ、ふたつくらいにしておかないと、自分が何がやりたいのかわからなくなってしまうタイプだと、フセンを多用して気づきました。
なので、マンダラチャートに関しても言えるのですが、
「合う人と、合わない人がいる」
ということ。
大谷翔平のマンダラチャート
「博士ちゃん」で紹介されたのは、大谷選手が高校生だったころに書かれたマンダラチャートでした。
大谷選手の母校、花巻東高校の佐々木洋監督は、
「選手それぞれに(マンダラートを)書かせます。目標達成に何が必要かを考え、イメージさせる。目標が人を引っ張り上げてくれるんです」
という理由で、マンダラチャートを書かせているそうです。
番組でも紹介された、中心に「ドラ1 8球団」と書かれた大谷選手のマンダラチャートですが、2013年のスポニチの、日本ハムドラフト1位で指名された大谷選手がキャンプインしたことを伝える記事の中で紹介されているのが見つかりました。
拡大したものがこちら。
その他の目標達成シート
「目標達成シート」で検索したら、今や大谷選手の活躍で「マンダラチャート」の情報ばかりが検索上位に表示されますが、昔からマンダラチャート以外にも様々な方法がレクチャーされています。
ワタシはとにかくこの手の「目標設定アプローチ」が大好きで、過去に数々のものに手を出しています。
これはワタシ個人の自論ですが、頭の中にある願望や、目標や、アイデアや、自分でも気づかない様々な思いというものは、一度紙やビジュアルとして吐き出してみないと実現しない、ということ。文字で書いてもいいし、絵や画像で貼り出してもいい。とにかく目標を、目で見てわかるようにすることで、それがグッと近くなるのは間違いありません。
たとえば、最近の本で話題になったのが2019年出版の「書けば叶う」。
”書く”という行為によって、あなたに特別な魔力が宿る、という本です。
書けば叶う
「自分の目標がはっきりしない」「何を目指したらいいか、迷っている」という方は「4つの地図」をおすすめします。
幸せをつかむ「4つの地図」の歩き方
大谷翔平ほどの大きな目標ではなく、とりあえず今日、明日の目標を達成したい、という方には、TODOリストの発展型である「バレットジャーナル」が超おすすめ。ワタシもこの本を読んで、バレットジャーナルをやり始めてから、物忘れは激減し、目標達成率が上がりました。
「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
ワタシのおすすめドリームボード
ワタシが実際にやっていて、もう一つ効果を感じているのが「宝地図」や「ドリームボード」と呼ばれる方法です。
これは「書く」のではなく、画像やイラストで自分の目標をあらわすものです。
手に入れたいもの(財産や才能など)、住みたい場所、理想の体型などをひたすらボードに貼りまくって、毎日眺めるだけという方法です。
↓例えばこんな感じ。
くわしくは>>>夢が叶うドリームボードとは?
大谷翔平の引き寄せの法則
あと、「博士ちゃん」での鈴木福くんの話を聞いていて、大谷選手がやっている「ゴミを拾う」や「ボールボーイにも親切にする」などの行動は、「引き寄せの法則」にも共通すると思いました。
「引き寄せの法則」とは、一言でいうと行動や考え方を変えることで、成功を引き寄せる方法論です。
決して「おまじない」や「占い」のようなものではありません。
例えば、あなたのポストになんらかの代金の請求書が届いた時に、
「また代金の請求か!」
とイライラした気持ちで封を開けば、請求書はどんどん届く。イライラした気持ちや、負のパワーは、どんどん「負の現象」を引き寄せ、あなたを苦しめる。
逆に笑顔を絶やさず、常にハッピーな感情で物事に対処することで、あなたは「幸運」や「成功」を引き寄せるというものです。
常にイライラして、暴言を吐きまくったり、人に当たり散らしているような人にはぜひ、参考にしてほしい目標達成の方法です。
「ワタシも、暴言や悪態ばかりついている」
と心当たりがある方は、ぜひ関連情報の、映画『ザ・シークレット』の記事も参考に。