雑誌「日経ウーマン」の付録の万年筆に関する情報です。
毎年、年末になると「日経ウーマン」の手帳特集と合わせるように、付録に万年筆が付きます。これをついつい買ってしまう私。
早速万年筆にインクカートリッジをセットして試し書きするものの、すぐに飽きて放置してしまって、気がつくとインクは蒸発。カートリッジはどこで手に入るのか不明・・・ということをここ数年繰り返してきました。
が、今年こそはインクカートリッジを買い足して、再度、万年筆を使用したいと思いました。
日経ウーマンの付録万年筆の感想
おそらく、私が最初に買った「日経ウーマン」の万年筆が付録の号は2017年 11月号だと思います。
日経ウーマン 2017年 11月号 [雑誌]
付録は「アフタヌーンティー」の万年筆。確かに、数回使用した記憶はあるものの、結局処分してしまったようで、今は手元にありません。
はっきり言って、付録の万年筆はそんなにいいものではありません。
ペン先はかなり太めの太字です。手帳などに細かい字をびっしり書きたい私としては、使い勝手が悪く、メモする時くらいしか使いみちがありません。インクの乾きも悪くて、下手すると手でこすってしまってたちまち字がにじんだり、真っ黒になったり。インクの乾きが悪いわりには、ちょっと放置しておくとインクが蒸発して、カートリッジは空っぽになっています。
私自身、万年筆に詳しいわけではないのですが・・・・一応1万円台の万年筆、プラチナのセンチュリーを2本だけ持ってます。さらに、千円台の万年筆、kakunoやプレジールは10本くらい持っているレベルで言うのもおこがましいのですが、1000円のkakunoに比べても、付録の万年筆は書き味悪いです。そりゃ付録ですから、そんなもんだろうと思います。
それで毎回がっかりして、ちょっと使って放置→気づくとインクは空っぽを繰り返しつつ、
「付録の万年筆は、決して使えるものではない」
とわかっているのに、買ってしまう。
なぜなら、単純に、デザインがかわいいから。
アフタヌーンティーは処分してしまったけど、まだ手元に2本あるんです。
特にリサラーソンは、デザイン的にはお気に入り。元々猫柄が好きなので、付録の万年筆がリサラーソンと知ったら、書き心地とか使い勝手とか関係なく、買わずにはいられなかった。
ムーミンは2019年11月号。
日経ウーマン 2019年11月号 [雑誌]
日経ウーマン 2020年11月号 [雑誌]
毎回、
「今回は、ちゃんと万年筆を使う!」
と思って買うんだけど、気がつくと放置しちゃってるんですよね。
結局使っていなかったリサラーソンとムーミンも、確認したらインクカートリッジは蒸発していました。
また処分する?と自分に問いかけてみたものの、とりあえず1個だけインクカートリッジがあったので、入れて使ってみることに。
【追記】
昨日、本屋さんで偶然見て、買うかどうするか迷っています(笑)。2022年も11月号の手帳特集の付録は万年筆。今回はスヌーピーです!
日経ウーマン 2022年11月号 [雑誌]
あれ?2021年は買い損ねた、と思って調べたら「ムーミン」の登場人物「ミイ」がデザインされた「「リトルミイ万年筆」でした。
日経ウーマン 2021年11月号 [雑誌]
いずれにしろ、ここ数年ずっと、毎年11月号は手帳特集で万年筆が付録というのは、もうおなじみの企画ですね。
日経ウーマン付録万年筆のインクカートリッジ
「1個だけあった」インクカートリッジは、ダイソーで買った万年筆のインクカートリッジでした。
どこで、その情報を目にしたのか不明ですが、日経ウーマンの付録万年筆には、ダイソーのインクカートリッジが使えるという事がわかって、保存していたのだと思います。
早速使ってみたけど、やはりダイソーのインクカートリッジも付録のインクカートリッジ同様に乾きが悪くて、乾ききっていいない文字のインクがあちこち付きまくるし、ちょっとした刺激で字がこすれて、にじんで、かすんで、ぐちゃぐちゃになりました。
こりゃだめだ。
日経ウーマンの公式見解では『欧州共通規格ショートタイプをお求めください』とのこと。
調べてみると、「欧州共通規格」とは別名「EU規格」「欧州スタイル」「ヨーロッパスタイル」ともいわれているもので、検索上位には「エルバン 万年筆用 カートリッジ」が日経woman付録万年筆に使えるという情報がありました。
エルバンのカートリッジはカラーが豊富で、容器もフイルムケースみたいなおしゃれなアルミ缶入りです。
カラーがいろいろあるから、
「インク沼はまだ、はまる気はないけど、とりあえずカラフルなインクを試したい」
という時にも使えそう。
エルバン(Herbin) 万年筆用 カートリッジインク 6本入り 『ディープブルー』 38mm(EU規格:ショートタイプ) HERBIN hb20118
ただ今回は、とりあえず「黒」のスタンダードなインクが欲しかった。
そこで、唐突ですが、文具デパートの「事務キチ」に初デビュー。
2020年の「緊急事態宣言」中に、たまたまテレビCMで「事務キチ」の存在を知って、行きたいと思いつつ、なかなか行くきっかけを見つけられなかった「事務キチ」に、「インクカートリッジを探す」という名目で行ってみました。
そして、「事務キチ」で「ヨーロッパスタイル」のショートタイプのインクカートリッジを、リーズナブルな価格で発見!
値段が見えづらいですが、6本入りで定価税込220円が165円でした。安い!これが「事務キチ」なんだ!
ヨーロッパスタイルと言いつつ、メーカーは「OHTO(オート)」という日本企業。だけど製造は「メイド イン ジャーマニー(ドイツ製)」です。
まだほとんどインクの残っていたダイソーのカートリッジを外し、事務キチで買ったオートのカートリッジに付け替えましたが、めっちゃいいです。
乾きが早いし、ダイソーのインクみたいに、手にもつきません。インクフローも快適で、
「あれ?全然ダメだと思っていた付録の万年筆が、かなり使える万年筆に変身した!そうか、問題は万年筆じゃなくて、インクだったんだ」
と気付かされました。
オート カートリッジ 万年筆カートリッジ ブルーブラック FCR-6ブルーブラック
ただ6本しかなくて、あっという間になくなってしまいそう。
オートを使い切ったら、カラフルなエルバンも気になるけど、100本入りの「シュナイダー 」にしようかな・・・
シュナイダー(Schneider) 万年筆 インクカートリッジ 欧州共通規格 100本入り カートリッジインク ミッドナイトブルー 青 BS6823
日経ウーマンの万年筆のインクを補充する裏ワザ
まあ、インクカートリッジだとすぐに無くなるわけです。
「もっといい方法ないのかな?」
と思って探していたら、推奨はされないけど便利!みたいな裏ワザを「ほぼ日」のサイトで発見しました。
その裏ワザとは、使い切ったインクカートリッジの空き容器に、100円ショップの化粧水用スポイトでインクを補充するというもの。
化粧水用スポイトとは、注射器の形をした香水や化粧水を移し替える時用のアイテムです。
実は数年前に買って、使い道のあまりないインク瓶があり、そのインクをなんとか使い切りたいと思っていました。ほぼ日の裏ワザで早速、インク瓶からカラのカートリッジにインクを補充してみたらすごくいい!
これからはこの方法でやります。
詳細は↓こちら
万年筆のインク充填をかんたんに。