2023年6月11日の読売テレビで放送された「草彅やすともの うさぎとかめ」で紹介の「ワンパングラタン」に関する情報です。
お笑いコンビ「女と男」のワダちゃんが作った「ワンパングラタン」のレシピが美味しそうでしたので、実際に作ってみました。
「草彅やすともうさぎとかめ」ワンパングラタンの参考
この番組では、材料や調味料の分量などがくわしく紹介されないので、
「おそらく、これらのレシピを参考にしたのだろう」
というものを探しました。
番組で紹介されたワダちゃんのワンパングラタンの特徴は、
・とり肉はひき肉を使う
・先にパン粉を炒めて「焦げ目」感を出す
・じゃがりこを入れる
・サキイカを入れる
でした。
「ワンパングラタンに焦げ目をつけるのは不可能では?」
の場面で、スマホで検索したワダちゃんが、
「あ!ほら!いける・・・パン粉」
とカメラに見せていたレシピは、レシピ動画と最新グルメニュースを毎日配信している、日本最大級の食特化型WEBメディアmacaroni(マカロニ)で公開されているレシピでした。
💁♀️パン粉は炒めることでサクサクに✨
オーブンいらず🙌ワンパンパスタグラタン
✔️フライパンひとつで完成まで🙌
✔️パスタも別茹でせずに一緒に煮込むので洗い物も少なくなります😊
✔️とろとろ熱々のグラタンは寒い季節にぴったりです♪▼▼詳しくはこちら▼▼https://t.co/jBSHQVZ6uF pic.twitter.com/PWyK96FAzM
— macaroni [マカロニ] (@macaroni_news) December 27, 2020
ただし、このレシピではパスタ(スパゲッティ)を使用しているので、そこはアレンジが必要です。
デリッシュキッチンの「エビときのこのマカロニグラタン」のレシピも参考になります。
ワンパンで作る♪【エビときのこのマカロニグラタン】
フライパンひとつで作る、マカロニグラタンの簡単アレンジレシピをご紹介します❣️
フライパンのまま食卓に出せるので洗い物が少なくできるのが嬉しいポイント😁詳しいレシピはこちら↓https://t.co/nYmY0WDQQi#レシピ動画 pic.twitter.com/jr0Cy3njtX
— DELISH KITCHEN – デリッシュキッチン (@DelishKitchentv) March 5, 2022
じゃがりこを入れるレシピは、キャンプ飯の動画が参考になるかも?
材料の分量や作り方も、これらのサイトを参考にするといいと思われます。
マカロニは普通のものより、「早ゆで」タイプのものがおすすめ、という情報もありました。
ジョーさん。のワンパングラタン
以前「ヒルナンデス」でワンパングラタンを紹介し話題となった「ジョーさん。」の”ワンパンごっそりグラタン”の作り方も参考に。
バターや小麦粉の量が特に、参考になると思います。
これ…めっちゃうめえ…!
グラタン食べたいけど
オーブン/トースターとか使いたないし
洗い物も減らしたい時の
"ワンパンごっそりグラタン"牛乳消費にも!
フライパンでパン粉大3を煎り 取り出す
同じフライパンにバター20gを溶かし 薄切り玉ねぎ1/2個炒め
薄力粉大さじ1.5を加えなじむまで炒め↓ pic.twitter.com/a1CwfBdhYg— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) April 23, 2020
「Twitterで会話をすべて読む」↑をタップすると、さらに詳しい作り方がわかります。
↓実際に作ってみたのがこちら(一部訂正)。
草彅やすとものうさぎとかめ「ワンパングラタン」風レシピ
上記のサイトなどを参考に、実際にワンパングラタンを作ってみました。
材料や分量はレシピサイトを参考に、ワタシが加減していますので薄味です。お好みで塩やコンソメを追加してください。
【材料】
・早ゆでペンネ 40g
・玉ねぎ 1/2個
・しめじ 1/2株
・とり肉ミンチ 150g
・水 100cc
・牛乳 200cc
・パン粉 5g
・薄力粉 大さじ2
・粉チーズ 大さじ1
・コンソメ 小さじ2
・バター 20g
・さきいか 15g
・じゃがりこ 15g
・塩コショウ 少々(お好みで)
パン粉はなかったので、ロピアのロールパン(白いマスカルポーネロール)を量って、およそ1/4が相当量ということで、それをすりおろしてパン粉にしました。
食パンやフランスパンでもできます。やり方は「食パン パン粉 作り方」で検索すると出てきます。
もちろんパン粉がある場合、これは必要ない作業です。
1/4に包丁でカット
ただすりおろすだけ
最初マカロニ50gにして作ったのですが、多すぎたので40gに減らしました。
また小麦粉を入れるタイミングは最初、玉ねぎとしめじ、とり肉を炒めたあとにしていましたが、食特化型WEBメディアmacaroniもデリッシュキッチンも、野菜肉炒める→水でパスタ煮る→小麦粉入れる→牛乳の手順だったので、訂正しました。
【作り方】
1.フライパンにバター5gを入れ、パン粉が茶色になるまで弱火で炒め、別皿に出しておく。
2.パン粉を出したあとのフライパンにバター15gを入れ、カットした玉ねぎ、しめじを炒める。とり肉も加え、さらに炒める。
3.パスタと水を入れ、パスタの指定時間通りに煮る
4.小麦粉をまんべんなくふりかけ、弱火でなじむまで炒める
5.牛乳を入れ、コンソメ、じゃがりこ、サキイカ、塩、コショウを入れ、トロミがつくまで加熱する。
※この時味見して、薄味なら塩やコンソメをお好みで追加
6.火を止めて、別皿にとっておいたパン粉をかける。粉チーズもかけて完成
粉チーズは、番組では最初にパン粉と一緒に炒めていたようですが、チーズが溶けるといやだったので、最後にかけました。
時間はパン粉を炒め始める瞬間から計って、19分で完成しました。
ただ、
「え?これ失敗じゃないの?」
というくらい、シャバシャバの状態だったのですが、食べる前に最低限の洗い物をしておこうと、まな板や包丁を洗っている間、数分放置していたら、見事に「グラタン」になっていた!
なので、熱々の状態でシャバシャバしていても、お皿に盛ったり、数分放置で固まってくることもあります。
ただちょっと具が多め、ホワイトソース少なめでした。(てか、ほぼ具しかないじゃん 笑)→訂正後はソースの量改善しました。
じゃがりこがとってもアクセントになっていて、本当のポテトみたいな食感だった。できるだけ形を崩さないように、仕上がる直前に入れた方がいいと思います。そのまま入れてもいいけど、手で半分に折って入れたほうが馴染みやすい。
いっぽう「さきいか」は噛みごたえはあったけど、味的には「?」。ワタシは次回はなくていいかも。そういった意味では、上に乗せるパン粉もなくてもいい。最初にパン粉を炒める手間が省ける分、さらに時短で作れると思います。
パン粉を最初に炒めるのだったら、それを省いて、「最後にとろけるチーズをふりかけて、フライパンのフタをして溶かす」という工程を追加したほうが、美味しくなると思います。
ただ本当に驚き。以前グラタンはよく作ったけど、オーブンで焼くのが面倒くさいので、ここ数年はまったく作らなくなっていたワタシ。なんだ!これでいいんじゃん!て思いました。次回は仕上げにたっぷりシュレッドチーズをかけたいと思います。
ワンパングラタンうまくいかない
実は・・・何度作っても、具が多いというか・・・ホワイトソースが少ない仕上がりに。
試行錯誤を重ねた結果「パスタは先に茹でておく」という方法になり、多少改善しました。
1.フライパンでパスタを指定時間どおりに茹で、別皿にとっておく
2.1のフライパン(キッチンペーパーでサッと拭く)にバターを入れ、野菜などの具を炒め、別皿のパスタを戻す
3.小麦粉をまんべんなくふりかけ、牛乳を数回に分けて、少しずつ足していく
その結果、こうなりました!
この時はとり肉のかわりに海老を入れてます。
ポイントはやはり、牛乳を入れたらグラグラ煮ない。多少ソースがゆるくても、煮詰めて固めようしない、ということ。
牛乳がマヨネーズくらいの硬さになってきたら、火を止めて様子を見ましょう。多少ホワイトソースがゆるくても、ワンパングラタンはこういうものだと思って、完成としたほうが美味しくいただけます。
あと個人的に、牛乳の香りが苦手なので、スパイスのナツメグは必須。味も香りも本格的になるので、ナツメグを是非入れてみて!
ワンパンのレシピ本
ワタシ思うのですが、料理番組や過去のレシピ本などにありがちな、お鍋やボウルやバットなど、キッチンツールを大量に使うものって本当に、良くないと思うんですよ。
例えばハンバーグ。料理番組だとテレビ的にわかりやすいように、ガラスのボウルでお肉をこねたり、形成したハンバーグをバットに並べたりしています。それに影響されて、ワタシも昔は似たような作り方をしていました。でも、作り終わったら洗い物が大量に残る!ボウルにバットにフライパン。
現在では「お肉をこねるのも、並べておくのも、焼くのも、すべて同じフライパンでやってしまいます」なんてレシピがあります(あさイチで先日やっていたパセリ入り豚つくねも全部ワンパンでできる)。洗い物もフライパンひとつで済むから、また作りたくなる。
本来、家庭料理なんて、そんなものでいいと思うのです。
高級店の味を再現したり、品数を沢山作ったりなんて、年に数回でいいのでは?
普段の食生活は、鍋ひとつとか、フライパンひとつで作れるもので、ちゃんと栄養バランスがとれていれば、いいんですよ。
だからもっと、ワンパンレシピが世の中に浸透して、お料理番組なども、
「まず、ボウルでお肉をこねます」
なんてやらなくなればいいと思っています。
そんなワンパンレシピのさきがけとなったのが、2020年レシピ本大賞受賞のリュウジさんの本。
地球温暖化や、働き方改革、少子化対策、全ては「家庭料理を簡単に!」にかかっているとすら、ワタシは思っています。
かつてのような美味しいレシピや、プロの味よりも、今、求められているのは「時短レシピ」「片付けが簡単なレシピ」ではないでしょうか。
お料理ビギナーの方におすすめのなのは、NHKのこちら。電子書籍読み放題サービス(ワタシも利用してます)Kindle Unlimitedの会員なら、追加料金無しで読める。
立石のラ‐メン屋「麺 粥 けんけん」のマスタ‐で、YouTubeの料理チャンネル「けんますクッキング」のワンパンレシピ本もKindle Unlimitedで読める。
プロのラーメン店主が教える 3ステップ&15分でできるワンパンレシピ Kindle版
調理工程を写真で追うので、パッと見ただけで作れるオレンジページのワンパンレシピ本はこちら。