2024年9月4日のNHKで放送のニュース番組「おはよう日本」で紹介の「伝説の投資家」に関する情報です。
2005年の長者番付では全国トップ。
25年にわたってファンドを運用してきた「伝説の投資家」が、テレビメディアのインタビューに始めて登場しました。
NHKニュース「おはよう日本」の伝説の投資家
長者番付で1位になったこともある「伝説の投資家」と紹介されたのは、清原達郎さんでした。
去年引退して、今年、自らの投資経験などをまとめた著書を出版されました。
わが投資術 市場は誰に微笑むか
伝説の投資家 清原達郎のプロフィール
「おはよう日本」で紹介されたプロフィールは以下のとおりでした。
1981年 野村證券入社
1991年 ゴールドマン・サックス証券入社
1998年 タワー投資顧問でファンドの運用を開始
2005年 最後の長者番付で全国トップになる
2023年 ファンドの運用を終了し引退
これに付け加えますと、清原さんは1981年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業です。
生年月日は不明ですが、1981年に大学卒業と考えると、1950年代後半の生まれと思われます。仮に大学卒業の年から逆算して、(浪人、留年がないとして)1958年頃ではないでしょうか。
とすると、2024年現在の年齢は60代後半と思われます。
清原達郎さんインタビューの全文
NHKの「おはよう日本」では、インタビューの一部しか放送されませんでした。
NHKの公式サイトには、インタビューの全文が紹介されています。
それを読んで、私が本当に衝撃を受けたことがあります。絶句して、涙が出ました。
それは清原さんが、
「実は私の夢は、「引退したら縁のある『子ども食堂』で勉強を教えること」でした。
自分の人生を振り返った時、大学生の時、家庭教師のアルバイトをしていた時が一番幸せだったと思えたからです。」
とお話されていた箇所です。
え?長者1位になったこととか、投資で何億円もの利益が出た時ではなく、「家庭教師のアルバイトをしていた時」が一番幸せだったんだ!という衝撃です。
実は私自身、まったく儲かっていないのに株や為替の投資がやめられません。
今日も、トータルでマイナス10万円くらいになっていた半導体関連の某社株を売りました。
トータルでちょっとプラスになったと喜んでも、だいたいは最後にガツンとマイナスになって、損ばかりです。
清原さんのインタビューを読んで、巨大なファンドの運用なんて、ストレスしかないんだろうな。何十億、何百億というお金を儲けても、人ってまったく幸せにはなれないんだな。
何のために、人はお金を稼ぐのだろう。
・・・・と思いました。
もう株も為替もやめて、おとなしく暮らしたいとは、私みたいな「超超少額の投資家」でも思うこと。
清原さんも結局、嫌になってしまったのかな、と思います。
ただ、インタビューの中で、
「私には後継者がいない。ならばこれまでのノウハウや失敗の経験を洗いざらい世の中にぶちまけようと思った」
というのが、本を書いた理由だそうです。
・・・・だったら、この本を読んだら今度こそ、株で儲かるかな・・・なんて思ってしまう自分が怖いです。
↓NHKのインタビュー全文はこちら
ビジネス特集 “伝説の投資家”に聞く 日本経済の展望