あなたが気になっているのは、箱根駅伝の選手が首や肩やこめかみに貼っている丸いシール(テープ)のような、ピップエレキバンのようなものですね?
主に、陸上競技の中長距離の選手が愛用しているものだ。
一見同じに見える丸いシールだが、目にするようになってから数年が経過し、種類も増えた。
現在は大きく分けて、2つのメーカーから丸いシールが出ている。
シールにはいずれもメーカーの「マーク」が大きくプリントされているが、場合によって「無地」になることもある(後述)。
青山学院大・中央大学・国学院大学が使用している丸いシール
2025年の最新情報から。
2025年1月2日の第101回箱根駅伝で往路優勝した青山学院大学陸上部の選手や、1区で驚異的な走りを見せた吉居駿恭選手が所属する中央大学陸上部の選手が使用している丸いシールは、コラントッテの「NS マグネバン」。
コラントッテの丸いシールは「磁気の効果」により血行を改善する。
かつてはチタンの効果を利用したファイテン社の丸いシール(↓下記に詳細あり)を貼っている選手を多く目にした。
2023年頃から、コラントッテの丸いシールの選手が増えてきた印象あり。
駒澤大学が使用している丸いシール
2021年、2023年の箱根駅伝で優勝。
2022年、2024年、2025年は2位の駒澤大学陸上部。
2025年の世界陸上で注目の鈴木芽吹選手も元所属の陸上部。
駒澤大学陸上部の選手が利用している丸いシールは、ファイテンという健康用品メーカーの「パワーテープ」というボディケアテープ。
ファイテンはチタンを粘着面にコーティング。
磁気ではなく、チタンで様々な効果を期待するもの。
一例として、こめかみに貼って判断力、状況察知力、集中力をサポートする「#こめかみ貼り」などの使い方もできるアイテム。
2024年のパリ五輪の柔道で、金メダル獲得の角田夏実選手もこめかみ貼りで愛用。
2025年の箱根駅伝でも、こめかみ貼りの選手が増えました。
もちろん首や肩、足腰などの指で押して気持ちいいところや、違和感のあるところに貼ることもできる。
ファイテンの無地の丸いシール
2024年のパリ五輪柔道女子で金を獲得した角田夏実選手の顔にも、丸いシールが貼られており、話題となった。
この時の丸いシールは、マークのない無地だった。
これは「五輪スポンサーの関係から無地のタイプを使用した」ということだったらしい。
2025年9月の世界陸上東京大会でも、男子1万m決勝に出場の鈴木芽吹選手が、同じく無地のものを首に多数貼っていた。おそらくファイテンのパワーテープと思われる。
国際試合に出場する選手向けに、ファイテンが特別仕様で無地のテープを提供しているのか?とおもっていたが、すでに商品化されており、誰でも購入できる。
丸いシールの貼り方・効果
「どこに貼るの?」
「どんな効果があるの?」
と気になる方は、製造メーカーのファイテンの公式サイト【ファイテン公式】テープの貼り方講座 に詳しい解説がある。