あさイチ｜夏服「しまい洗い」ニオイを取る洗剤

2023年9月24日

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　2023年9月21日にNHKで放送された「あさイチ」で紹介の「夏服のしまい洗いの洗剤」の情報です。

　夏服を「しまう」前にやっておきたい、夏の間についた「におい」や「黄ばみ」の対策。

　番組では「洗濯ブラザーズ」として活躍する茂木康之さんが、おすすめの洗い方を紹介しました。

「あさイチ」洗濯ブラザーズとは？

　「アーティストの衣装なども洗っているすごい方」と紹介されたのは「洗濯ブラザーズ」として活躍されている茂木康之さんでした。劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングをされています。

　「洗濯ブラザーズ」は、横浜でクリーニング屋を営みながら、日本全国で「正しい洗濯の方法」を広める活動をされている3人の男性（実の兄弟2名+1名）です。

　お店は横浜市都筑区と世田谷にあります（くわしくは公式サイトへ→洗濯ブラザーズの店）。

　衣類のニオイを取る方法は、

1.まずからのスプレー容器に「プレウォッシュ液」を作る。作り方は水と、普段使いの「弱アルカリ洗剤」を1：1で混ぜる。

　一部の洗濯洗剤は中性や酸性もあるので、表示を確認しましょう。ちなみに我が家は液体の「ナノックス」を使用しています。これも「中性」でした。以前使っていた「液体アタック」はどうなのかと思って調べたら「弱アルカリ性」でした。アタックに戻そうかなあ・・・

　洗剤には必ず「液性」という表示があり、ここを見ると酸性・中性・アルカリ性がわかります。

　代表的な洗濯洗剤の「液性」を調べました。
　全て液体洗剤です。

・アタック・・・弱アルカリ性
・アリエール・・・弱アルカリ性
・ナノックス・・・中性
・さらさ・・・弱アルカリ性
・トップ・・・弱アルカリ性

　ただし、液体アタックの「抗菌EX」や「アタック 3X」は弱アルカリ性ですが、「アタックZERO」は中性。アリエールも通常タイプや「部屋干しプラス」は弱アルカリ性ですが、「液体除菌プラス」は酸性です。

　ジェルボールタイプはどれも中性。

　粉末の洗濯洗剤はどれも弱アルカリ性でした。

　同じブランドでも液性に違いがあるので、パッケージの成分表示などをしっかり確認しましょう。

　アタックには消臭力を高めた、最初からスプレー容器に入っている洗剤もありますが、こちらは中性です。「しまい洗い」には向かないかもしれないけど、普段使いとして使えると思います。

2.プレウォッシュ液をニオイの気になるワキや首元などにまんべんなく、しっとりするくらいスプレーする。

3.スチームアイロン（衣類からは浮かせる）で、プレウォッシュ液をかけたところに2分、スチームをかける。

4.そのあと普通に洗濯するが、すすぎは「2回」すること。

　スチームアイロンがない場合は、洗剤を溶かした「50℃」の液体に1時間漬け込む。

　この場合の洗剤も弱アルカリ性が望ましいと思われます。

　ちなみに、以前別の情報番組でやっていた、タオルなどのニオイが洗っても取れない時のやり方は、50℃くらいのお湯に、酸素系漂白剤をいれて1時間漬ける、でした。

　酸素系漂白剤とは「オキシ漬け」などで知られているオキシクリーンなどの漂白剤です。

　「酸素系漂白剤」と書いてある粉末洗剤なら、どれでも使えます。

　酸素系漂白剤は黄ばみや除菌にも使え、洗濯だけでなく、食器の黄ばみや茶渋、フキンの除菌、お風呂やトイレのお掃除にも使えるので、万能洗剤です。

　ただし、漂白剤には「塩素系」もあります。

　間違えて塩素系を使ってしまうと、色柄物の衣類などは色落ちしたり、逆に黄ばんだりしてしまうので、注意しましょう。ハイターなどの液体洗剤も「塩素系」です。

　「酸素系」「塩素系」違いは「酸」と「塩」の1文字だけなので、よく間違えやすいです。
　くれぐれもご注意を。

　スタジオの「黄ばみをとる方法」で洗濯ブラザー茂木さんが使用していたのは、洗濯ブラザーズ愛用の洗濯ブラシです。
　洗濯ブラシで叩くようにして(生地をこすらないでください)、汚れを浮き上がらせると、汚れが落ちやすくなります。

　洗剤メーカーが、洗濯ブラザーズと共同開発した「弱アルカリ性」の洗濯洗剤はこちら。