2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう」の「あらすじ」に関する情報です。
主に、分かりづらい幕臣、幕府要人、徳川家に関するストーリーを重点的に解説します。
今回は第5話 蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる) の予告のあらすじです。
※ネタバレあり
大河ドラマ「べらぼう」5話の要約
蔦重は鱗形屋から「専属の改(あらため)」にならないか」と提案され、悩む。
唐丸の元には、過去を知る謎の男が現れ、唐丸を追い詰めていく。
秩父・中津川鉱山では、平賀源内らが出資者から「金を返せ」と罵倒され、平秩東作が人質に。源内は金策のため、江戸へ戻る。
蔦重は源内から書物問屋の須原屋市兵衛を紹介してもらう。
自分は暖簾分けで店を持ったという須原屋の話を聴いた蔦重は、鱗形屋の「改」になることを決意。
唐丸は、ある朝突然店の銭箱と共に姿を消す。その後、川から盗賊の一味らしい男の土左衛門が上がり、共に川に落ちた子どもがいると噂になるが、唐丸の生死も行方もわからない。
平賀源内は田沼意次に世話してもらった小判を持って、秩父・中津川鉱山へ向かい、鉄ではなく炭をこれから商うという話と小判で、出資者を納得させる。
そのころ尾張・熱田では、ある男が「早引筋用集」と書かれた古本を手にしていた。
大河ドラマ「べらぼう」第5話 蔦(つた)に唐丸因果の蔓(つる)のあらすじ
平賀源内の相棒、小田新之助は、吉原の遊女・うつせみ花魁と仲を深めていた。
唐丸の元には、「あの日(明和の⼤⽕の日)」のことを知っている」と言う謎の男(高木勝也)が現れる。
秩父・中津川鉱山では源内らが出資者から罵倒され、内藤新宿の煙草屋・平秩東作を人質に取られた源内は、江戸に金策のために戻る。
蔦重は鱗形屋から「お抱え改(あらため)」にならなかと提案されるが、自分が版元になれないのなら意味はないと、ふてくされる。
唐丸は駿河屋にもやって来た謎の男に、店の金を盗めと言われる。
蔦重は、源内から「鉄をつくっていたが話がこじれて、金を返せと言われている。鉄を炭に変えたい。炭屋の株を買って、炭を売りたい」という話を聞いて、「株」に興味を持つ。
蔦重の義理の兄で駿河屋跡取り息子・次郎兵衛は、店の金が減っていることに気づく。
唐丸は再び駿河屋に現れた謎の男に、金をせびられ、「お奉行所に言う。死罪になるよ」と断る。
「お前があの日、何をしたが言えば、お前も死罪だ」
男は唐丸を脅す。お前をかばった蔦重や次郎兵衛も死罪・遠島、累が及ぶと脅す男。
蔦重は源内に「本屋の株を買いたい」と相談。
書物問屋の須原屋市兵衛を紹介してもらう。
蔦重の「本屋の株を買いたい」という話を聞いた須原屋は、自分のような漢籍(漢文で書かれた中国の本)を扱う「書物問屋」は株仲間に入っているが、蔦重が付き合いのある「地本問屋(江戸の地で作られた本の問屋)」は株仲間には入っていないと言う。
蔦重は株を買って、鱗形屋や鶴屋の仲間に入ることは出来ないと知って、自分が騙されていたのだと気づく。
蔦重に「何かねえですかね、俺が版元になる手は」と聞かれた須原屋は、どこかの本屋に奉公に上がってはどうかと提案し、うちだって暖簾分けしてできた店なんだと言う。
源内は炭屋の株と店を手に入れるには500両必要であることを田沼意次に相談。千賀道有を通して金は流しておこうと言う田沼。二人は「国を開けば全てが変わる」と語り合うが、そういうわけにもいかないと嘆く。
次郎兵衛は蔦重に「銭箱の金が減っているような気がする」と言うが、自分が使ったのだろうと蔦重に言われると、そんな気もする。
蔦重は鱗形屋の「改」になることを決意。認められて、須原屋のように暖簾分けしてもらう日がくるのを目指すことにする。
夜、唐丸相手に、お前を当代一の絵師として売り出す、と計画を語る蔦重だが、「何か隠してないか。なんでそんな顔してる」とたずねる。何もないと答えて眠りにつく唐丸だが、翌朝、唐丸は駿河屋の銭箱とともに姿を消した。
銭箱を謎の男に届ける唐丸。男が隙を見せた瞬間、唐丸は男に体当たりして、二人とも川に転落する。
唐丸の行方を、1日中探し回っていた蔦重。
夜、駿河屋に戻ると、奉行所の者が来ており、土左衛門(水死体)があがったと知る。
土左衛門は顔に向こう傷がある男で、盗人の一味じゃないかと言われている。
奉行所の者が、土左衛門の胸元にこれが入っていたと、蔦重に「つたや」の貼り紙がある貸本を見せる。蔦重は店にひやかしに来た客が持ち帰ったものだと答える。
「そんな輩(やから)とかかわりがあったら、私がこいつらを突き出しますんで、どうかお任せいただけませんでしょうか」
と駿河屋が言ったことで、奉行所の者も帰って行く。
駿河屋は蔦重に、「向こう傷ともめて、川に共に落ちが子がいる話も出ている」と言う。唐丸が何か絡んでいたとすれば、面倒なことになりかねないから、これ以上騒ぐなと蔦重に釘を指す。
しかし吉原では、唐丸が銭箱と共に姿を消したことがたちまち噂になる。
蔦重は花の井を相手に、唐丸は何も覚えていなというのは嘘で、何か隠していたのではないか。無理矢理聞くのは野暮だと思って、聞けなかったと後悔を語る。
蔦重は、唐丸を「今春信(いまはるのぶ)」として売り出す夢を花の井に語り、九郎助稲荷に「あいつとの約束を、守らせてくれ」と祈る。
秩父に金を持って戻ってきた源内は、鉄を炭に変えて商売すれば儲かると出資者に話す。人質となっていた平秩東作は解放される。
蔦重は鱗形屋お抱えの「改」になることを正式に承諾。
そのころ尾張・熱田では、ある男が一冊の古本を手にしていた。
その表紙には、「早引筋用集」と書かれている。