福岡名物豚キャベツ炒めの本家・元祖の違いと再現レシピ

当ページのリンクには広告が含まれています。

 2019年1月17日に日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW!福岡熱愛!謎の鉄板スタミナ焼き肉&岩手美人を探せ」で紹介された、福岡名物「豚キャベツ炒め」の名店「びっくり亭焼き肉」の情報です。

 「一度食べたらもうご飯が止まらない」「きゃべつが美味しく食べられる」という、福岡県民が熱愛する「びっくり亭 焼き肉」が紹介されました。

 ネットで情報を探したら「本家」や「元祖」やその他いろいろあって、どれが正解?と思い、掘り下げてみたいと思います。

目次

福岡名物豚キャベツ炒め「びっくり亭」には本家と元祖がある

 まず「びっくり亭」とひとことで言っても「本家」を名乗る店、「元祖」を名乗る店、ちょっと名前が違うけどフランチャイズ展開していて加盟店を募集している店など沢山ありました。

 お店の名称も「びっくり亭」「びっくり焼亭」「びっくり屋」と、似たようなネーミングが多数。

 いったいどこが本家?

福岡名物豚キャベツ炒め「びっくり亭本家」がどうやら最初

 調べたところ、どうやら「びっくり亭 本家」と名乗る南福岡駅前のお店が最初のお店で実質的には元祖のようです。

 この店が人気になったことから、店名や料理を模した類似のお店が増えたようです。

 お店は基本的にB級グルメなので「煙たい」のは覚悟が必要です。

 食べログにも、
・食後に人と接する予定のある人はブレスケア必須。一人前以上食べるとブレスケアで抑えられなくなる
・油が飛び跳ねますので大事な服での来店は避けてください
・食べ方にも注意事項があります

 などの口コミあり。

 美味しいけど食事中のケムリや食後の口臭は覚悟、というお店のようです。

↓クチコミはこちら
「びっくり亭 本家」(食べログ)

福岡名物豚キャベツ炒めのお肉はなに?

 「びっくり亭 本家」を基本に紹介します。

 「びっくり亭」の焼き肉とは「豚肉とキャベツとニンニク」を鉄板で焼いたもの。
 テーブル備え付けの「辛味噌(辛味味噌・激辛味噌とも言う)」を、食べる時に追加する。すると味に変化が出て、ご飯が止まらない。

 「焼き肉」とは言っていますが、実質的には肉野菜炒めのようなものです。
 野菜はキャベツとニンニクのみで、キャベツの量はかなり多いです。

 「焼き肉」と聞くとどうしても牛肉と思ってしまいますが、豚肉であることに注目しましょう。

 正確には「豚肉のサガリ」といわれる部位。
 「サガリ」とは豚の横隔膜の部分。味が良く、塩焼き、タレ焼きなど何にでも使える。やわらかく、とてもおいしい部位で「豚ハラミ」と呼ぶ場合もある。

 また上記にもあるようにニンニクがかなり効いているお料理です。口臭が気になる方、ニンニクが苦手な方は「ニンニク抜き」の注文もできる(本家の情報です)。

 繰り返しですが「B級グルメ」であることをご理解ください。
 お店も「昭和の大衆食堂のよう」とのことです。

福岡名物豚キャベツ炒め「びっくり焼亭」とは?

 福岡とその近県には「びっくり亭 本家」以外にも同じようなスタイルの「びっくり亭」が多数あり。

 よく似てるけど店名に「焼」の文字が入った「びっくり亭」。チェーン展開中。加盟店も募集中。

 こちらは「博多華丸・大吉」さんがテレビで過去に紹介していたり、食のイベントに出店したり、お店の「辛味味噌」を商品化したりと、かなり活動が広範囲です。

↓くわしくは公式サイトへ
びっくり焼亭

↓通販は
「びっくり焼亭」の味がそのまま全国のご自宅へ

↓クチコミはこちら
「びっくり焼亭」一覧(食べログ)

福岡名物豚キャベツ炒め「元祖びっくり亭」とは?

 「元祖」を名乗るびっくり亭もあります。

 食べログの口コミには「本家との違いは肉が柔らかい。キャベツも柔らかいです。でも豚のハラミ肉が少な目」「元祖の方が(お店が)広く、本家はさほど広くない」とあり。

 ただ、本家は「豚のサガリ肉」とみな認識していたようですが、「元祖」はお肉がいまひとつ分かりづらいようで「豚のサガリ(多分)」という情報や「ホルモン」と言っている人、「豚の頭肉かな?」「豚の小間肉」「豚の肩あたりの肉」・・・と、肉に関する情報がバラバラ。

 「ホルモン」と言っていた人も数人いたのですが、メニューは「びっくり焼き肉」ひとつだけだそうなので、まさかホルモンと豚肉を間違うことはないと思うんですが・・・

 また、「本家」は系列店としてのれん分けのようなかたちで何店舗か別のお店も出ているのですが、「元祖」は今ある一店舗だけで、系列店はないそうです。

 食べログには「過去2回チャレンジして2回ともシャッターが下りていた」との情報もあり。

↓食べログはこちら
元祖びっくり亭(食べログ)

福岡名物豚キャベツ炒めが東京で食べられる店

 博多華丸さんも感動。東京でも食べられるお店があります。

 店名が「びっくり系」ではないので、戸惑いますが同じ「豚キャベツ炒め」の店。メニューには「焼肉」とのみ表記。ご飯・味噌汁・漬物付きの「焼肉一人前」が基本。行列ができることもある。

↓食べログ
鉄板焼肉 大当り 本店

 もう1件「博多のローカル焼肉が東京のド真ん中で食べられる」と話題の店も。

 場所は神保町。特徴は「スタンダードなメニューに加え、トッピングに生卵、キムチ、チーズ、ねぎ塩、レモンなどもご用意しています」というバリエーション。

↓食べログ
鉄板焼肉 KINTO 神保町本店 (キント)

福岡名物豚キャベツ炒め「びっくり亭」再現レシピ

 どうしても「びっくり亭」の焼き肉を食べてみたい。ということで、ネット上にある再現レシピをいくつかチェックしてみました。

 「びっくり亭」に行ったことはないけど、「ケンミンSHOW」を見て作った人。
 実際に「びっくり亭」に行ったことがあり、その味を再現した人。
 なんだかよくわからないまま、キャベツと肉の炒めものを作って「びっくり亭風」と言っている人。

 様々なレシピがありましたが、やはり実際に「びっくり亭」の味を知っている人の再現レシピがいいと思います。

↓レシピは動画で公開されています
『び○くり亭の焼肉』福岡のびっくり亭の焼肉を、真似して作ってみました。

 別の動画で↑の方より再生回数がずっと多い「びっくり亭再現レシピ」もありました。
 だけどコメント欄に「醤油は使わない」「ラード入れんと」等書き込みがあり、どうやら本格的なものではなさそうでした。

 なので、再生回数は少ないけど「あの味を再現」と紹介されていた方の動画を紹介しました。

 レシピは簡単にまとめると、
1.火にかけたフライパンにラードを入れる
2.豚肉を入れる
3.キャベツをたっぷり入れる
4.味の素、塩コショウ、チューブのにんにくを入れよく混ぜて炒める
5.フライパンから鉄板に移して、卓上コンロで温めながら食べる

 です。分量などくわしいことは動画を参照。「辛味噌」のレシピも公開されています。

 ただ、調理時間は実質3分で、あとはひたすら嫁と焼肉を食べている動画でした(笑)。

↓別の方がブログで紹介されているレシピはこちら
【再現レシピ】福岡B級グルメ『焼肉鉄板』~びっくり亭風~ 

 ブログの方は辛味噌は市販の「コチュジャンで代用」でした。

 「びっくり亭の焼き肉レシピ」のポイントは、
1.にんにくをたっぷり使用する
2.炒め油はラードを使う
3.味の素を入れる
 ・・・だと思われます。

 個人的に「味の素」はあまり好きではないので、そういう方は無くてもいいと思います。
 お肉は「豚のさがり」が正解だそうですが、手に入らない時は「豚ハラミ」で代用される方が多いです。

【追記】
 博多出身の華丸・大吉さん司会の番組「あさイチ」でも、びっくり亭の再現レシピが紹介されました。
 2023年4月12日の「教えて名店さん 春のやみつきキャベツ」特集の時に紹介されたレシピですが、NHKの公式レシピサイトには過去1年分のレシピしか紹介されていないため、すでに確認できません。

 「あさイチ やみつきキャベツ」で検索すると、当時の放送を紹介したブログなどにあるレシピが見つかります。

◆博多名物の自然解凍で冷えたまま食べるから揚げはこちら

にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村

目次