突然ですが「もう料理したくない」と思っています。
きっかけは朝日新聞の記事「料理が苦痛ならやめちゃえば? 1週間後に起こった変化」を読んだから(有料会員限定記事ですので、会員でない場合途中までしか表示されません)。
この記事を「どれだけいいことが書いてあるんだろう」と期待を込めて読んだら、結局「しばらく手料理やめたら、だんだん「自分で作ったもの」が食べたくなってきた。そして手料理したら涙が出るほどおいしかった」という内容だったので、ガッカリしたんです。
「そうじゃないだろ!!」
と思いました。
知りたかったのは本当に料理をやめた人の話だったのに。
まあ、しかし、夫や子どもがいれば、実際にはなかなか簡単にできることではないですね。
レシピ本「力尽きレシピ」
「料理をやめる」ということをよくよく考えてみてわかったのは、世の中には「レシピ」はたくさんあふれているけど、「料理をしなかった」という話はあまりないということです。
「手抜き料理」や「ずぼら飯」のようなものはあるけど、それも結局「レシピ」のひとつなんですよね。
「料理したくない・・・」
という私のこの願望はかなり前からあって、「くたくたに疲れてしまった日だって、このレシピならなんとか作れる!」というコピーにひかれて書店で衝動買いした料理本「力尽きレシピ」も、結局はレシピ本なのでした。
缶詰を温めてご飯にのせるだけのようなレシピにしても、結局はごはんが必要だから炊かないと、とか、ちょっとした薬味のネギは包丁とまな板を出して切らないととか、ひと手間あるのです。
焼き鳥の缶詰を使った「親子丼」を「力尽きレシピ」を見て作ってみたけど、結局卵を割ってお鍋に入れ加熱したりするから、これはもう立派な料理なわけ。
そうじゃなくて、もう鍋も、包丁も、まな板も出したくないのね。
なんかそういう、レシピというより「反レシピ」というか、逆レシピみたいなものってないのかと思っていろいろ模索したけど、見つからないので試行錯誤しています。
逆料理研究家の反レシピ
毎日、その場しのぎみたいな「やっつけ料理」でなんとかやり過ごしてきましたが、ここらでそれを記録に残して、備忘録にしていきたいと思いました。
そして、もし、同じような気持ちの主婦の人に、何か参考になればいいな、とも思います。
カリスマ主婦とか、お料理研究家、主婦のカガミみたいな人、わかりやすく言うと栗原はるみさんや平野レミさん私もさんざん憧れたけど、どうやら私には生まれつきの素質がないらしい。
それならいっそ、逆栗原はるみというか・・・逆料理研究家となって真逆の方向を目指してみよう、ということで、思いっきり手抜きした晩ごはんの内容です(レシピとは言えないので反レシピ)。
コンビニ弁当を唐揚げ丼へ
昨夜(2020年2月10日)買ったのはファミリーマートの「おろしタツタ弁当」です。
以前、一人で食べたことがあるけど、量が多く、食べきれませんでした。
うちは私も子どもも少食なので、二人で1個で十分です(夫は飲み会で夕食不要)。
そのまま半分にするのも気が引けるので、このコンビニ弁当を「唐揚げ丼」にしました。
ごはんを2つのどんぶり(小さめ)に分けて、唐揚げも二等分してご飯の上にのせ、付属のタレを掛け、子どもが喜ぶようにマヨネーズをかけました。
さらに冷凍庫にあった筑前煮(これは手作り)を解凍し、インスタントのわかめスープをつけたら、最低限の夕食になりました。
野菜は筑前煮でまかなえているけど「緑がない!」て思いました。
以前はここに「サラダ」だったり、「おひたし」だったり、もう一品何かしら用意したけど、「料理やめた」と決意したこの時はこれで夕食はおしまい。
翌朝はカップラーメン
翌朝は祝日で子どもの学校も休みだったので、朝昼兼用でブランチにカップラーメンです。
究極の「料理やめた」状態です。
ちなみに↑これはダイソーで買った108円のカップラーメンです。
スーパーやコンビニで売られているカップヌードルよりお値段がお安いですが、これは「あっさり少なめ」というシリーズで、正規のものに比べて「シーフードとカレーはちょうど8割、カップヌードルのほうは約7割5分の内容量」のためお安くなっています。
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夕食は「とり鍋」
「料理やめた」と言うわりには、1日目にして挫折(笑)。
今日の夕食は鶏肉と野菜の鍋にしました。
画像をのせようかと思ったけと、それはたくさんのレシピブログなどで行われているものなので、あえて画像はありません。
2日前に買った鶏もも肉と、かれこれ10日前に買った白菜、数日前に買ったシイタケやニンジンなどを鍋にぶっ込んで、鍋キューブと味噌を入れて煮込みました。
はっきり言って「うまい!」。朝日新聞の「久々の手料理したら涙が出るほどおいしかった」という記事にガッカリしたと書いたばかりだけど、やはり手料理は美味しい。
コンビニ弁当やカップ麺では味わえない「自分好みの味付け」ができる。
でも、だからといって、やっぱり今後は手料理しようとは思いません。
今のところ「冷蔵庫の在庫一掃」のために手料理しています。
まだカボチャやじゃがいも、ニンジンや玉ねぎ、生卵、チーズなどが冷蔵庫にあり、冷凍庫には謎の食材がストックされています。
今回も、冷凍庫を整理していたら、いつ冷凍したかわかない油揚げが出てきたので、とりあえず鍋にぶっ込んどきました。
明日からまた普通に子どもの学校があるので、朝食は「料理やめた」というわけにもいかず、どうしようかと思う次第です。