いわきの秘湯吉野谷鉱泉とは?看板の「勿驚」読み方は?

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 福島県いわき市にある秘湯「吉野谷鉱泉(よしのやこうせん)」に関する情報です。

 朝日新聞2022年6月6日版の地域面をデジタルで読んでいて、『秘湯』と紹介されていた吉野谷鉱泉が気になりました。

 さらに、秘湯なのに学習塾もあるという不思議な場所。いわきの吉野谷鉱泉て、なんなの?

吉野谷鉱泉の看板「勿驚」はなんと読む?

 まず気になるのが、新聞記事にあるいわきニュータウンの入り口となる幹線道路の交差点にあるという「吉野谷鉱泉」と書いた看板。

 これ↓か?

 大きくはなさそうだけど、確かに吉野谷鉱泉があることを表しています。

 「秘湯」といってもそれは昔のことで、令和の現在は「いわきニュータウン」の中心地に、そこだけ別世界のように緑が残され、その中心に存在するのが吉野谷鉱泉です。

 吉野谷鉱泉の駐車場にあるのが、漢字が読めない看板。

 「勿驚世界之名湯」の”勿驚”がそもそも読めないので変換できないのですが、なんとかリサーチした結果わかったのが

 勿驚 = おどろくなかれ

 と読むこと。

 つまり「勿驚世界之名湯 = おどろくなかれせかいのめいとう」と読みます。

 何と言うか・・・旧時代の漢文的な読み方だと思います。明治、大正時代の文学には使用されていた表現のようです。

 「勿」だけだと音読みで「モチ・ ブツ」、訓読み「なかれ」です。意味は1⃣なかれ。・・・してはいけない。禁止を表す助字。 2⃣なし。ない。否定を表す助字。「無」「不」の類義語(字)です。

 勿論(もちろん)、勿体ない(もったいない)、勿怪の幸い(もっけのさいわい)、勿忘草(わすれなぐさ)などの使い方があります。

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吉野谷鉱泉はどんなところ?

 まず、吉野谷鉱泉は温泉ではありません。湧き出る鉱泉は水温が低く、薪で炊いて42度に沸かしています。それでもリュウマチや神経痛、腰痛、アトピーに効能があり、温泉と同等だそうです。

 建物全体は古く、レトロで、浴室も混浴(男性と女性は時間で分けている)です。

 宿泊できるお部屋も畳にふとん、窓は木枠のレトロタイプです。

 ただごく一部に、畳にベッドのお部屋もあります。

 江戸時代から続く宿で、大正時代の建物も残っているとのことなので、建物全体の外観は良く言えば「歴史と風格のある見た目」ですが、はっきり言ってしまえば「古い」です。

 ただ、宿の一部は改築されて、サッシ窓やフローリングの床になっている部分もあります。予約サイトには「105年前の自然木を使った建物を匠の技で改築し、自然木を活かした綺麗な建物によみがえりました」と表記されています。

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吉野谷鉱泉の学習塾ってなに?

 さらに謎が深まるのが、吉野谷鉱泉の中にあるという学習塾。

 「螢雪ゼミナール」という小中高校向けの学習塾だそうなのですが、これは吉野谷鉱泉の経営を継がれた四家行雄(しか ゆきお)さんが、元々は学習塾の経営や講師をされていたからだそうです。

 くわしいことは、学習塾のホームページにありますが、四家さんは『磐城高校卒、早慶現役合格達成、早大政経部長推薦により英国留学、 ケンブリッヂ大より学位を授与される』という経歴の持ち主で、旧姓は柳内さんとおっしゃったそう。四家という名字は、吉野谷鉱泉を代々経営されているお家だそうなので、その四家のお家を継承されて、鉱泉宿を運営しつつ学習塾も続けておられるようです。

塾のホームページはこちら>>>螢雪(けいせつ)ゼミナール

吉野谷鉱泉の料金

 吉野谷鉱泉の宿泊料は食事なしの素泊まりでおよそ4,000円ですが、長期滞在の場合割引があります。

 また、お食事は廊下の炊事場を利用して自炊ができます。

 利用者のクチコミによるとスーパーも近い(車は必要)とのこと。地図で見ると食品スーパーのマルトや、メガドンキも近くにあります。秘湯と言いつつ、一歩敷地を出ればまわりは「いわきニュータウン」なので、食材などの買い出しに不便はないと思われます。

 宿で食事を頼むこともできるようですが、クチコミには「食事は宿で頼まず近くのドン・キホーテで買い出しするほうが良」とありました。

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