テレビCMで「明日の朝刊で」、あるいは「今日の朝刊で」と紹介されている「ジェットストリームオーディオ」の情報です。
あの、懐かしいFMラジオの番組「ジェットストリーム」の曲100曲が、あらかじめオーディオに内蔵されて、通信教育でおなじみのユーキャンから発売されます。
今日の朝刊でCMのジェットストリーム
CMで紹介されていたのは、声優、俳優、ナレーターとして活躍された城達也(じょう たつや)さんのナレーションで知られる、午前0時のラジオ番組「ジェットストリーム」のナレーションと、珠玉の名曲100曲が聴ける【ジェットストリームオーディオ】です。
「ジェットストリーム」の名曲と、城達也さんのなつかしいナレーションを100曲+12篇まるごと「360度サウンドシステム」の圧倒的臨場感のオーディオにあらかじめ内蔵してお届けする「ジェットストリームオーディオ」です。
JET STREAM(ジェットストリーム)とは?
「ジェットストリーム(JET STREAM)」は、1967年にスタートした、『旅愁を感じさせる番組作り』をコンセプトに放送されているFMラジオの深夜番組です。
そして、番組の初代パーソナリティとして活躍されたのが城達也さんです。
城達也さんは1993年12月に体調不良となり、すぐに入院して手術を受ける必要があった時ですら、
「ジェットストリームの放送が、入院により途切れてしまう」
と、放送の中断を心配し、ジェットストリームのまとめ録りをするために入院を2ヶ月先延ばしにされたほど番組を愛し、大切にされていました。
残念ながら、その後城達也さんは、ご病気により、
「自分が納得出来る声が出せなくなった」
と1994年12月31日(30日深夜)の放送を最後にジェットストリームを降板。
「ジェットストリーム」はその後、何度か新たなパーソナリティを迎え、放送を継続。2022年の現在も、福山雅治さんのパーソナリティでTOKYO FMをキーステーションに、全国のFMラジオ局にて放送中です。ラジオや、ラジコのタイムフリー機能などを使って、いつでも福山雅治さんのジェットストリームは聴けますが、何か・・・「これじゃない」感があるのは私だけでしょうか・・・・
往年の「ジェットストリーム」ファンにはやはり、あの、城達也さんの「ジェットストリ~ム・・・」という、しっとり落ち着いて、昭和のムードと空気感がただようナレーションが恋しいですね。
今回の「ジェットストリームオーディオ」は、一流アーティストによる名演100曲とともに、懐かしい城達也さんのナレーション「12篇」をオーディオ本体に内蔵してお届けします。
もちろん、内蔵曲だけでなく、通常のオーディオとしてお手持ちのCDの再生や、ラジオ放送の受信もできるオーディオです。
目を閉じて想像してみましょう。お休み前のひとときに、上質のサウンドで城達也さんのナレーションと名曲が、あなたの寝室に流れる様子を。
よみがえるのは、あの頃の楽しい旅の記憶と、せつない旅愁と・・・
海外旅行へ何度も行かれた経験のある方なら、ジェットストリームの中の機内アナウンスのナレーションを聴いて、現地での思い出が胸にわきあがることでしょう。
気になるお値段。そして内蔵の100曲のライナップや、360度サウンドシステムのスピーカーの特製など、くわしくは通販サイトにてご確認ください。
▼くわしくはこちら
ジェットストリームオーディオ ユーキャン限定100曲内蔵 城達也
ジェットストリームのCDはどんな感じ?
実は、わたくし、ジェットストリームのCDをいつも聴いています。
特に、夜、寝る前に聴くと、本当に「いい夢が見れそうだ」という気分になれ、心が落ち着くCDばかりです。
言葉でCDの内容を説明するのは簡単ではありませんが、最初に聴こえるのはジェット機の離陸の音。そこからなめらかに始まる「ミスター・ロンリー」のインストゥルメンタル。気分はすでに機上の人です。
「遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、
はるか雲海の上を、音もなく流れ去る霧は、
たゆみない宇宙の営みを告げています。
満点の星をいただく、はてしない光の海を、
ゆたかに流れ行く風に、心を開けば、
きらめく星座の物語も聴こえてくる、
夜の静寂(しじま)の、なんと饒舌なことでしょうか。
光と影の堺に消えていった、
はるかな地平線もまぶたに浮かんでまいります。」
城達也氏のナレーションが「ミスター・ロンリー」に重なって聴こえてきます。
続いて流れるのは、フラメンコギターの名曲「鏡の中のアンナ」のインストゥルメンタルアレンジバージョン。そこへ重なる、サンフランシスコ行きを告げる機長のアナウンス。
「ご搭乗の皆様こんばんは。
本日も日本航空2便、サンフランシスコ空港行きをご利用いただきまして、ありがとうございます。
操縦席よりご案内申し上げます。
当機、成田を出発しまして、高度3万3千フィート、
1万メートルの高度にさきほど到達したところでございます。(以下、略)」
聴いているだけでも、いやでも旅愁を感じます。
ジェットストリームのCDバージョンでは、城達也さんのナレーションと共に、国際線ターミナルのざわめきや、ジェット機のエンジン音、CAさん(当時の言葉で言えばスチュワーデスさん)が、
「日本航空、72便。ホノルル行きのお客様は、只今から、15番ゲートよりご搭乗ください」
と日本語と英語でアナウンスする音声、飛行機が飛び立つ時の離陸の音・・・・など、旅の空を感じずにはいられないサウンドが収録されています。
曲と曲の間にも、機長が管制塔とやり取りするような英語の音声が流れたり、ゴーという飛行機のジェットエンジンの音が聴こえたりという演出で、あたかも自分が、今、国際線の機内にいて、音楽を聴きながらどこか海外の目的地に向かっているような気分にさせてくれるCDです。
FMラジオの深夜放送ですので、選曲はどれも静かで、しっとりした音楽が主流です。全てインストゥルメンタルで歌はなく、目が覚めてしまったり、テンションが上がってしまうような、アップテンポの激しい音楽は収録されておりません。
「いきなり100曲内蔵のジェットストリームオーディオを買うのはちょっと、勇気がいるかな・・・。でも、懐かしい城達也さんのナレーションや、ジェットストリームの雰囲気は味わいたい」
という方には、まずはジェットストリームのCDを1枚、聴いてみることをおすすめします。
ジェット・ストリーム 1 サン・マルコの恋人 城達也 CRCI-20651
ジェット・ストリーム 2 妖精の森 城達也 CRCI-20652
「オーディオは自宅にあるから、CDだけほしい」
という方には、ユーキャンから発売されている「ジェットストリーム」のCD全集もあります。
第一弾のみの7枚セットの全集はこちら。
ジェットストリーム OVER THE NIGHT SKY CD全7巻・第一集
第一弾と第二弾をセットにした、14枚組の全集もあります。
ナレーションは全て、城達也さんのものです。
ジェットストリーム OVER THE NIGHT SKY CD全14巻(第一集+第ニ集)
なお、ごく一部のジェットストリームのCDは、月額制の有料音楽聴き放題サービス「Amazon Music Unlimited(アマゾンミュージック アンリミテッド)」でも聴くことができます。
私がいつも聴いていると言ったジェットストリームのCDも、アマゾンミュージックのサブスク音楽配信に登録されているものです。
ただ、サブスクの「ジェットストリーム」のライナップはバラバラで、登録枚数は少ないです。
電車に乗った感覚で脳の疲労を改善する音楽
「私はどちらかというと、飛行機より電車派なんだけどなあ・・・」
という方には、おすすめのCDがあります。
「電車に乗った感覚で脳の疲労を改善する音楽」を医学博士監修のもとアルバムにまとめた「トレリラ」シリーズです。
ジェットストリームと似たようなコンセプトで、「トレリラ」は電車のアナウンス、
「5番線ドアが閉まります」
や
「次は〇〇です。△△線はお乗り換えです」
など、が収録されています。
電車のガタンゴトンという音とともに、インストゥルメンタルの音楽が流れ、踏切の警笛が聴こえたり、ホームの発車ベルが聴こえたり、ドアの開く「プシュー」という音が聴こえたり。
こちらはジェットストリームとは関係ないのですが、コンセプトが似てるなあと思って、ご紹介しました。
CDもしくはサブスクサービスアマゾンミュージック アンリミテッドなどで聴くことができます。