週刊誌「女性セブン」の2020年3月12日号に掲載されている「手作り立体マスク」を作ってみました。
女性セブンの本誌には大人と子ども用の実際のサイズの型紙もついているので、
「マスクを手作りしたいけど、型紙がない」
「自分で採寸して型紙を作るのは難しい」
という方におすすめです。
手作りマスクなのでウイルスや菌を完全に予防できるものではないということをご理解の上ご使用ください。
私は、「女性セブン」のサイトで公開されている型紙を、タブレットパソコンから写して型紙にしました。
我が家にはプリンターがないので、手書きで型紙を写したけど、おたくにプリンターがあれば「女性セブン」のサイトの型紙を印刷することもできます。
目次
「女性セブン」マスクの型紙と動画
「女性セブン」本誌にマスクの型紙があります。
私は電子雑誌読み放題の「楽天マガジン」を契約しているのですが、楽天マガジンでも「女性セブン」は読めます。
「女性セブン」を発行している小学館のサイト『NEWSポストセブン』にも型紙と作り方の説明があります。
↓紹介動画はこちら。
↓型紙と作り方はこちら
私はiPadにサイトの型紙を映して(12cmと表示されているところが定規ではかって12cmになるようにサイズを調整しました)、
そこにコピー用紙を重ねて写し取るという暴挙で型紙を作りました。(笑)
↓わかりづらいですが、iPadにコピー用紙を重ねています。
iPadの明るさを最大にして、鉛筆でラフに型紙を写して、あとからなぞって濃く描けば、意外と簡単に型紙はとれました。
ちなみに、型紙は「女性セブン」のサイトに掲載されている型の半分サイズです。
「女性セブン」では、鳥が羽を広げたようなフルサイズの型紙が掲載されています(サイトも同じ)。
左右対称の形なので、フルサイズでもなくても、半分の型紙で十分だと思います。
布地を裁断する時に、半分に折って「わ」の部分を型紙の中心(まっすぐなところ)に合わせれば、半分サイズの型紙で裁断できます。
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「女性セブン」マスクの裁断
生地は3枚必要です。
生地はあらかじめ「水通し」しておきましょう(くわしくは女性セブンのサイトへ)。
一つの型紙から、マスク本体2枚とポケット用1枚の生地を裁断します。
まずポケット用の生地を半分に折って、「わ」の部分を型紙の12cmに合わせ、裁断します。
裁断して広げると、「女性セブン」のサイトに掲載されている型紙と同じサイズになります。
マスク本体の生地2枚も同様に裁断します。
合計3枚の生地です。
「女性セブン」マスクのぬいしろ
本来、お裁縫の「ぬいしろ」はチャコペーパーやルレットを使ってつけるものだと思いますが、今回は型紙に布地を重ねて「ぬいしろ」の印をつけました。
型紙が半分サイズなので、裏側にもぬいしろの線を太いマジックなどで描いておくと、写しやすいです。
型紙に生地を重ねて、手芸用の消えるペンで「ぬいしろ」をなぞります。手芸用のクリップやまち針などで型紙を固定したほうがやりやすいです。
「女性セブン」マスク本体を縫う
ミシンを使うと早くできるのはわかっているのですが、テレビを見ながらだらだら作りたかったので手縫いにしました。
本体の生地2枚を中表に合わせ、丸い部分(両端)を縫います。
赤い線の部分を手縫いして、カーブの部分に切れ込みを入れました。
余談ですが「手縫い」する場合は、手縫い用の糸を使って、1本取りで縫うときれいに縫えます。
以前はミシン糸を2本取りにして手縫い用に使っていたのですが、どうしても縫い目がガタガタになるので、ちゃんと「手ぬい糸」を買って、縫いました。ミシン糸2本より格段にきれいな縫い目になります。
Clover 家庭糸 細口 100m巻 各1個入り 白・黒 26-573
縫い目を中心にし、中心は両端になるように形を変え、ぬいしろを割って、上下は折り目をつけます。
くわしくは女性セブンのサイトの手順【6】を参考に。
さて、ここからが問題なんですが、「女性セブン」で作り方が紹介されているサイトでは、このあとマスクシートなどをはさむことができる「ポケット」の作り方が説明されています。
しかし、私はそれだとちょっとわかりづらいと思うんですね。
いちばん大事な「マスク本体の生地を表に返す」という表記が「女性セブン」のサイトにありません。
ここで必ず、本体の生地を表に返して、形を整えておきましょう。
「女性セブン」マスクポケットを縫う
ここからマスクの裏側(口側)につけるポケットを作ります。
ポケット用の生地を中表にして、丸い部分を縫ったら、「わ」になっている直線部分をハサミで切って、折り返して縫います(女性セブンのサイトの手順【11】を参考に)。
ポケットをマスク本体と一緒に縫い合わせます。
ポケットとマスク本体の中心部を合わせ、ポケットの布はしは本体の中に折り込み、本体2枚とポケット1枚の合計3枚の布を重ねて縫っていきます。
赤い線の部分を縫いました。両端の上下は「マスクゴム」を通すために、1cmくらい縫わずにあけておきます。
これで完成です。あとはゴムを通すだけ。
マスクゴムの簡単な通し方
これまでマスクゴムは普通に「ゴム通し」の器具を使って通していました。
しかし、もっと簡単な「ストローを使ったマスクゴムの通し方」があると知ったので、今回ストローでゴムを通してみたいと思います。
用意するのは直径5mmくらいのストローです。
まず、マスクのサイズに合わせてストローをカットします。そのまま、マスクゴムを通したいところに、ストローのみを差し込みます。
多少裏側の生地が飛び出してきたりすますが、気にせず一気にストローを貫通させて大丈夫です。
そしたら、ストローの中に差し込むようにマスクゴムを通します。ゴム通しがなくても、するするゴムが通ります。
ストローの中にゴムが通ったら、「①」のゴムを手で押さえておいて、「②」の方向にストローのみを抜き取ります。
ストローを抜いて残ったマスクゴムのサイズを調整し、カット。結んで、結び目を布の内側にかくします。
「女性セブン」の立体マスクの完成です。
マスクにテクノロートをつける
このままでも十分マスクとして使用できますが、私はメガネが曇りやすいので、鼻の部分にワイヤー(テクノロート)を入れて、さらにフィット感を高めます。
赤い線の部分(マスクの上から1cmのところを、左右に6cm)縫います。
ポケットの横からテクノロート(下の赤い輪で囲ったワイヤー)を差し込んで、6cm縫った縫い目の上の部分に差し込みます。
テクノロートは手芸用の形状保持材です。
私はテクノロートは固定していないので、お洗濯の時は抜いてから洗いますが、面倒だという方はさらに縫い付けて、お洗濯しても抜け落ちないようにしておきましょう。
ハマナカ テクノロートL 形状保持材 5m H430-058
女性セブンの手作り立体マスクを使った感想
でかい!
今まで私が作ってきたマスクの中でも、最大のサイズです。
iPadにコピー用紙を重ねて型紙を移すというかなり荒っぽい方法だったので、サイズが間違っているのかと何度も定規で確認したけど、ぬいしろをのぞいて左右が10cmなので、サイズは合っていると思います。
サイズが大きいだけに、重みがあり、顔が暑い^^;
ある意味「守られている感」はありますが、このマスクで出かけたら、途中暑くて、マスクをとりました。
うちには、以前買っておいたマスクフィルターがあり、これをポケットに入れて使用しました。
【お一人様3個まで】ホワイトビューティー マスクフィルター 花粉対策 FURAHA ふらは 黄砂対策 ウィルス対策 PM2.5対策マスク 0.1ミクロン捕集 高機能マスクフィルター
・・・が、苦しくてマスクを外し、マスクフィルターも外して、深呼吸するほどでした。
私オリジナルの■ピッタリサイズのマスクは、フィルターを入れても苦しくないんですけどねえ。
このマスクの場合、マスク本体に生地2枚、さらにポケットに1枚で3重構造。ダブルガーゼで作ったので更に2倍で6重になっています。そこにマスクフィルターも入れると7重。
分厚いのはいいけど、重くて息苦しいので、もっと軽くて薄い生地で作ったほうがいいのかも知れません(シルクとか?)。
こだわる方はポケット付きでいいけど、次回作る時、私はポケットなしのマスク本体だけにしようと思いました。
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