2024年12月12日のラジオ・ニッポン放送の番組「垣花正あなたとハッピー!」で、新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかりさんが紹介の「要約の本」に関する情報です。
「要約(ようやく)」とは、ざっくり言うと「あらすじ」。
その本の内容を、まだ読んでいない人に分かる ように短くまとめた文章のことです。
120万人が利用するサイト「flier(フライヤー)」は、1冊10分で読めるビジネス書の要約で、新たな読書体験ができるサービスです。
その「flier編集部」が、往年のベストセラーから最新の話題書まで、100冊のビジネス書を1冊にまとめました。
ニッポン放送あなたとハッピー「中瀬ゆかりブックソムリエ」要約の本
中瀬ゆかりさんがニッポン放送「あなたとハッピー」の中で、おすすめの本を紹介する「ブックソムリエ」のコーナー。
今回紹介されたのは「本の要約サービスflier編集部」がまとめた『必読ベストセラーを超要約! ビジネス書大全―一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた』でした。
『孫子』『自省録』といった古典から『7つの習慣』『人を動かす』などのベストセラーまで、要約で使えるノウハウを紹介。
話題となった『人は話し方が9割』や『超雑談力』『君たちはどう生きるか』『頭に来てもアホとは戦うな!』・・・などのビジネス書を、要約で紹介。
これ1冊読むだけで、名著100冊のエッセンスが学べます。
さらに「興味深いな」と思った要約は、本を1冊丸ごと読むけど、あまり心に響かなかった要約はスルーすることで、
「今、自分が読むべきビジネス書」
も見えてくるのではないでしょうか。
中瀬ゆかりさんもラジオでお話されていました。
「小説は要約にはむいていないと思うけど、ビジネス書はむいている。すごくいい本だと思った」
/#垣花正ハッピー 12/12(木)朝8:00
— ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」 (@happy_1242) December 12, 2024
新潮社 #中瀬ゆかり さんが生出演
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今朝のBOOKソムリエは本の要約サービスflier編集部著「必読ベストセラーを超要約!ビジネス書大全〜一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた〜」
Podcastでも聞く事ができます!https://t.co/CyFoUynoek pic.twitter.com/cZO83Sd2w9
「まとめてみた」関連本
少し前に「人はxxxが9割」というタイトルの本。
まとめて「9割本」などもとも言われています。
この「9割本」が流行って、何でもタイトルに「xxxが9割」とつけられていた。
どうやら本のタイトルや編集スタンスには流行り廃りがあるよう。
上記の『一生モノの仕事力が身につく名著100冊を1冊にまとめてみた』のサイトをAmazonで検索したら、似たようなタイトルの本を見つけた。
それがこちら。
世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた
同じ「flier編集部」の本かな?と思ったら「永井孝尚 (著) 」となっている。
出版社もKADOKAWAなので、上記の新潮社とは違う。
どうやら「要約」や「まとめてみた」関連本が今の流行りなのか?
永井孝尚氏の「まとめてみた」シリーズは他にもあります。
世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた
世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた
世界のエリートが学んでいる 教養書必読100冊を1冊にまとめてみた
永井孝尚どんだけまとめるのよ。
本当に全部、熟読してる?
そういえば最近、Amazonの電子書籍読み放題サービスKindle Unlimitedで、ビジネス書の金字塔にして名著・ベストセラー、カーネギーの「人を動かす」の【超訳】本を読んだ。
超訳 カーネギー 人を動かす
「人を動かす」は昔読んだんだけど、読み返したくて電子書籍をダウンロード。
読んでいるうちに「あれ?なんか・・・・昔読んだのより文字数がやけに少ないな」と思った。
「超訳」というのが、かつて流行ったシドニィ・シェルダン系の「自然な日本語」の翻訳だと思った。
しかしこの場合の「超訳」はそういう意味じゃなかった。
どうやら「要約」に近いもので、ひとつひとつのセンテンスがすごく短い。
要約ほど少ない文字数ではないけど、元の本に比べたら、かなり省略されている。
そんな内容でした。
読んでいて違和感があり、結局「超訳」ではない「人を動かす」を再度、買い直した(読み放題にはなかったので、別料金で)。
どうも忙しい現代人、要約、超訳、まとめてみた系でとにかく、タイパを良くしたいらしい。
そういえば少し前に、電子書籍で買ってまだ読んでないあの本。
これもある種の「要約」とも言えるのでは・・・・
(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法
中瀬さんは「要約は小説にはむかない」と言ってたけど、思い出したら名作とか名著と言われる文学作品をまとめた「あらすじ」本も沢山ある。
早読み!日本の文学作品 その1 井伏鱒二『山椒魚』、堀辰雄『風立ちぬ』、夏目漱石『坊ちゃん』など
しかも私、何冊も買っている。
図説 教養として知っておきたい 日本の名作50選 (青春新書インテリジェンス)
買った記憶はあるが、読んだ記憶がない。
読んだかもしれないが、内容が頭に残っていない。
ということで、私個人の関しては、
「要約本は読んでも、身につかない」
と言える。
ただ、世にある新旧のあらゆる本を全て読むことは不可能だから、「何を読んだらいいか」のガイドブックとしては活用できる。
「人を動かす」の超訳も、結局本編を買ったから、ガイドとしては役立った。
年収が10倍になる速読
私は「要約」を沢山読むくらいなら、速読で全文を読みたいと思う。
数年前から「速読」の本をあれこれ読んでいる。
本を沢山読みたいから、まず、速読の本を沢山読むという、なんだか「船頭多くして船山に登る」的な?あれ、なんか意味合ってるのか?
とにかく、まずは速読を習得したいけど、できない。
できないなりに、これはできそうだ、いい本だ、と思ったのが、苫米地さんの速読本。
年収が10倍になる速読トレーニング
この本を読んで頑張って速読を練習している。
練習はしているが、なかなかできていない。
だからまだ「年収が10倍」にはほど遠い。
私が速読を体得して年収10倍のなる日が来る前に、人生の終焉が来そう・・・・
昨日、年末ジャンボを買った。
結局、運まかせ・・・・