2024年3月12日にTBSで放送された「マツコの知らない世界」で紹介の「京都パン」の情報です。
京都のパン屋さんを10年以上撮影し続ける写真館の店主と、年間1000種類以上のパンを食べる京大生が「京都パンの世界」を紹介。
紹介されたお店をまとめました。
「マツコの知らない世界」京都パン紹介者
まず紹介者して登場した2名の男性。
写真屋さんと紹介されたのは、全国的にも珍しい出張専門手焼き白黒フィルム写真館「田村寫眞館」のオーナー田村泰雅さんでした。
もう一人の紹介者・京大生の男性は、「パンに取り憑かれた京都の大学生」としてインスタグラムのアカウント名「ごんちゃん@京都パン屋巡りの旅」で情報発信。京都パンを年間1000種類以上食べると紹介された京大生「ごんちゃん」さん。
インスタでは「好きなパンはベーグルとハード系」で、Instagramでもベーグルを沢山紹介されています。
「マツコの知らない世界」京都とパンの関係
最初に紹介されたのは「京都とパンの関係」について。
京都は、
・パンの消費量 全国1位
・コーヒーの消費量 全国1位
・朝食のパン率 7割以上
・パン年間支出 全国1位(3万9,398円)
※全国平均 3万1,769円(総務省家計調査2020年~2022年平均)
【京都でパンが愛される理由】
1.喫茶店文化が根づいておりコーヒーのお供として定着
2.職人の街で夫婦共働きが多く、忙しい仕事の合間にパンが最適だった
3.景観を守る建築規制のため、個人経営のパン店が多く行きつけのお店が作りやすい
マツコさんが「舞妓さん芸姑さんが仕事前に喫茶店でトーストと一緒にコーヒー飲んだりしている」という語る場面で映されていた喫茶店の映像は、京都市山科区にある「やましなコーヒープラザ マリ亞ンヌ
(マリアンヌ)」でした。
「マツコの知らない世界」店主のプライドがぶつかり合い誕生!斬新すぎる新感覚パン
最初に紹介されたのは、京都市内にパン店は340軒以上あるのに潰れない。その理由は、
「他店のマネは絶対にしない。京都人のプライドと気品がぶつかり合った結果、その店にしかない新感覚パンが生まれているから」
でした。
斬新なパンがある店としてパネルで紹介されたのは6店舗
左上から順番に、
・ワルダー (Wälder)
「京のおだしパン」
・kurs (クルス)
「SAKEKASU」
・キキダウンステアーズベーカリー
「ししゃもパン」
・ブーランジェリー・ヤマザキ (Boulangerie YAMAZAKI)
「オレンジ チーズクリームバブカ」
・アンバー46 (UMBER46)
「ゴルゴンゾーラ」「ほうじ茶とミルクチョコレートスコーン」
・ブーランジェリー モリモリ (Boulangerie MoriMori)
「黒豆とゆずのパンドロデヴ」
店名と「」内はおすすめの斬新なパン。
このあとVTRでは各お店の人気商品も紹介されました。
「マツコの知らない世界京都パン」ししゃもパン
最初に紹介されたのは「キキダウンステアーズベーカリー」。
階段を下ったところにあるから「ダウンステアーズ」と店名についているお店。仁和寺の近くにあり、朝7時からオープン。
見た目もインパクトのある「ししゃもパン」は、クロワッサン生地でシシャモを巻いたパン。昼前には売り切れることもある人気商品。
「マツコの知らない世界京都パン」バブカとは?
つづいて「バブカ」が印象的な「ブーランジェリー・ヤマザキ」を紹介。
「バブカ」とは、一時期ニューヨークなどで流行ったバター風味が強いブリオッシュ生地にチョコレートを巻いたパン。
「ブーランジェリー・ヤマザキ」ではそこにチョコレートではなく、オレンジとクリームを入れてオリジナルのバブカを作っている。
「マツコの知らない世界京都パン」唯一無二のモチモチ生地
店主が「唯一無二のモチモチ生地を追求している」と紹介されたのは、「ブーランジェリー モリモリ」。
高加水のモチモチ生地に、季節の野菜を使ったのが「ロデブ」。一番人気は「焼カレーパン」。
「マツコの知らない世界京都パン」夫婦で経営
夫婦で経営するが、お互いレシピを秘密にしていると紹介されたのは「アンバー46」。
「職人同士も驚く、新感覚パンが生まれている」
とのこと。
「マツコの知らない世界京都パン」おだしパン
京の台所「錦市場」から徒歩5分と紹介されたのは「ワルダー (Wälder)」。
食べログの「百名店」にも何度も選出。県外のお客さんも絶えない人気店。
マツコさんは「おだしパン」が気になると言っていましたが、お店で特に人気なのはフルーツを使ったデニッシュということで、
「なかでも、17年前の開店当時から不動の人気」
と紹介された「バナナとキャラメルのデニッシュ」を試食。
「めっちゃくちゃうまい。マジうまいなコレ」
と絶賛。
斬新なパンとして紹介の「京のおだしパン」は、鰹と昆布の出汁で作った生地に桜えびを練り込み、出汁の旨味が詰まったパン。
試食したマツコさんは、
「ちょっとまだ、考えさせて・・・うわー美味しい・・・とは違うよね。パンを食べた後にお椀を飲んでる感じ?意外とー保守的な舌なので、なんか、まだ、結論が出ないわ・・・。いや、でも、面白いですよ。これくらのものを紹介されると、ちょっと・・・」
との感想。
「マツコの知らない世界京都パン」卵やバターを使っていないパン
二条城から徒歩5分の「クルス」は、京都の人気レストランにも卸している実力派と紹介。
卵やバターを使っていない、モチモチ生地のベーシックな食パンは、予約して買いに来る人が多い不動の人気ナンバーワン。
試食したマツコさんは、
「これうまいわ・・・」
と絶句。
「全然、バター卵使っていないような味じゃないんだけど、それを言われると、バター卵使ってないのがわかる。うまいわ!」
そのクルスで季節限定で販売されているのが、俳優の佐々木蔵之介さんのご実家「佐々木酒造」の酒粕を練り込んだ生地に黒豆、ゆずピール、チョコが入っている「SAKEKASU(サケカス)」。
試食したマツコさんは、
「ほんのり酒粕の香りするね。これはまだ、脳が追いついていけるわ。(中略)相当、高度なパンです」
とのこと。マツコさんいわく自分はヤマザキダブルソフトで止まっているので、色々食べてここにたどり着いた紹介者二人とはレベルに差がある。あいだに5段階くらい(経験が)必要だ、という見解でした。
「マツコの知らない世界京都パン」京都のパン好き激アツスポット交差点
京都のパン好きにとって「激アツ」な場所と紹介されたのが、「河原町丸太町交差点」でした。
この交差点近辺を「近年、パン屋さんが異常な密集を始めた激アツスポット」と紹介。
交差点に面している3軒のパン屋さんを紹介しまいた。
・hinami (ヒナミ)
・KAMOGAWA BAKERY 京都本店 (鴨川ベーカリー)
・RABBIT BAGELS
「マツコの知らない世界京都パン」京都ベーグル戦争
今、京都で激アツなトレンドと紹介されたもうひとつパンは「ベーグル」でした。
「京都はベーグルの街。女性店主が作るレアなベーグル4選」と題してベーグルのお店を紹介。
「ブラウニーブレッドアンドベーグル」は、まだ日本でベーグルがあまり知られていない2000年に京都にオープン。その後2005年くらいから、京都にベーグル店が増えたとのこと。
現在では、完全来店予約制や営業日が限られているベーグル店もあり、女性店主が作る、気品あふれるベーグルが人気と紹介。
なかでも京大生「ごんちゃん」が紹介したのが、以下の4つ。
・べーぐる屋自家製酵母ぱん roll「ブラウニーチーズケーキ」
・ベーグル&スコーン デザインケイ (Bagel&Scone designK)「加藤味噌フレッツェルベーグル」
・トゥ セブン オー ドーナツ (TWO SEVEN-O DONUTS)「チキントマトディルサンド」
・ベーグルとベイク月「かぼちゃグラタン」
マツコさんが「うまいね・・・背徳の味」とうなったのは、元・祇園の割烹の女将が経営する、月に6日しか営業していない「ベーグル&スコーン デザインケイ (Bagel&Scone designK)」の料理感覚ベーグル「南インドカリー」でした。
数種類のパウダースパイスを混ぜた生地にレーズンやナッツが入り、甘み香ばしさを引きてているベーグルです。
お店のインスタでは「そのまま食べても美味しいですが、是非バターをサンドして食べてみてほしい」とのこと。
京都パンまぼろしの店「LAND」
今回の「マツコの知らない世界」を観て、もっと京都のパンが知りたくなりました。京都のパン関する情報を調べていたら、すでに閉店したまぼろしの名店があることを知りました。
「僕たちは海の外を目指します。」という理由から、お店は2022年11月に閉店。
閉店間近には、朝の8時半オープンなのに前夜0時から行列ができた、というほどの盛況に。
そのお店が「LAND」という丸太町のパン屋さん。ネットで「京都 LAND」で検索すると、多数の情報が見つかります。
↓こちらは閉店のお知らせ。
京都のパン店LANDのその後
Instagramで告知された閉店後の予定は「移転、再開は致しません。」でした。
しかし同時に「僕たちは海の外を目指します。」と表記されているとおり、店主の方は家族で海外へ移住されました。
Instagramでは2022年末に「来春からは家族で生活をバンクーバーに移住します。」と告知があり、2023年5月26日の投稿で「仕事は行きたかったお店にすぐ決まって一安心」とあります。さらに6月2日に「先週からサワードゥベーカリーで働いている。」とあります。
「サワードゥベーカリー」というのは店名ではなく、「サワードゥ」という種類のパン(小麦粉やライ麦粉に水を混ぜ合わせて、自然発酵させた天然酵母のパン)を焼いているベーカリーという意味だと思います。
LANDの店主の方は、現在カナダのバンクーバーにある「サワードゥベーカリー」のお店で従業員としてお仕事されている、というのが2024年3月時点の情報です。
「マツコの知らない世界京都パン」京大生の
実は、LANDのことを知ったのは「マツコの知らない世界」に出ていたパン好き京大生ごんちゃんのThreadsを見たから。
投稿者: @gonchan_kyotopan46Threadsで見る
ごんちゃんのThreadsには「番組で紹介しきれなかったおすすめ店まとめもつくりたい」という記述があるので、今後に期待です。