時短料理に関する情報です。
アフロ記者として人気の稲垣えみ子さんの著書「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」を読んでみて、書いてあることに共感はしたものの、残念な部分もありました。
私だって家族がいない一人暮らしならば、もっと自由に「焼くだけ煮るだけのおかず」や「出汁をとらず、味噌を溶きいれる味噌汁」が作れた。
実際、独身の一人暮らし時代(10年以上一人暮らしの経験あり)、自炊はしていたけど、とても簡単な料理ばかりだった。
しかし、家族がいると、そう簡単にはいかない。
特に、子どもの食事は好き嫌いがあったり、食育という観点からも無視できないものがあったりして、難しい。
そこで、あれこれ試行錯誤して結果たどりついたのが「お料理四分割法」という考え方です。
時短料理を生み出すお料理四分割法
時短料理のレシピは必要ありません。
レシピが知りたければ「時短料理 レシピ」で検索すれば、ネット上に沢山紹介されています。
私も毎日のように夕食の献立に悩みながら、時短料理や節約料理を検索して、あーでもないこーでもないと悩んできました。
でも、もう悩まない。
数学の方程式と同じことで、お料理も法則を見つけて、それに食材を当てはめてみれば、なんだって作れるんです。
レシピはいらない・・・ということに、気づく。
気づくというより、たどり着く。
私もようやく、10代のころから料理を作り続けて30年、たどり着きました。
お肉が何グラムとか、塩が小さじ何杯とか、しょうゆとみりんが何mlとか・・・そりゃ、特別な日の特別な料理を作るならそういった本格的なレシピも必要でしょう。
しかし、前回の記事「全女性に告ぐ「料理の手抜き論争」に怒る前に」にも書いたとおり、本来家庭料理には「ハレとケ」があって、ごちそうを食べる「ハレの日」なんて、年間数日だけのはず。
それ以外の「ケの日(普通の日)」にまで、手の混んだ料理なんていらないんです。
そこで、私が提唱したいのがこの「お料理四分割法」です!
料理なんて、この4つのカテゴリーから1つずつのアイテムを合わせると、完成します。
わかりやすい例としてカレーを作るなら【野菜】にんじん・たまねぎ・じゃがいも【タンパク質】牛肉または豚肉か鶏肉【薬味】スパイス(カレールー)【味付け】塩味とうま味と油分
といった具合です。
手順は本来なら、まず玉ねぎを炒めて、次に残りの野菜を炒め、お肉を炒め・・・・とありますが、今の時代これらの食材すべてを電気圧力鍋にぶっ込んで、スイッチオンでもカレーになります。
シャープのヘルシオホットクックみたいな本格的な電気圧力鍋が理想ですが、1万円前後の安い電気圧力鍋でもじゅうぶんです。
電気圧力鍋で時短
ちなみに、私はこちらの電気圧力鍋を1年前から使っています。
ほったらかし 電気圧力鍋 (1.2L) 日テレポシュレ 日テレバカ売れ(日本テレビ 通販)
届いたその日から朝昼晩休みなく使っていますが、故障などもありません。
別に、この電気圧力鍋がなくても、上記の「お料理四分割法」の各カテゴリー【野菜】【タンパク質】【薬味】【味付け】からそれぞれ選んで、鍋やフライパン、レンジで加熱すればそれなりの料理ができます。
味付けは味見しながらやればいいだけのこと。
レシピを見て大さじや小さじで調味料を測るのは、料理初心者の方だけでいいじゃないですか。
和食の「五味」「五色」「五法」
この「お料理四分割法」、自分で表にしてみたら面白くて、それぞれのカテゴリーをさらに四分割、五分割にすることができます。
特に【味付け】は、昔から『和食の「五味」「五色」「五法」』という法則があって、それを元にするとさらに広がっていきます。
ただ、時短料理を作るのなら、上記の「お料理四分割法」だけ頭に入れておけば大丈夫だと思います。
味の基本は「うま味」
ただし、一点だけポイントがあります。
お料理の「美味い、不味い」が決まるのは、味付けの中にある「うま味」だと思います。
単純に顆粒ダシやコンソメの素、シーズニングや焼肉のタレ、マヨネーズやドレッシングでも「うま味」を出すことはできますが、こだわる場合は「鰹節から出汁を取る」とか、干し野菜を作ってそこから「うま味」を引き出すという方法もあります。
ちなみに冒頭のアフロ記者稲垣えみ子さんの本には、ベランダで作った干し野菜を使って「うま味のあるお味噌汁ができる。特に干しえのきのうま味はすごい」というエピソードがありました。
私は「化学調味料」は基本的に使いたくない考えですが、無添加のブイヨンとか顆粒だし、スープの素なども沢山ありますので、それらを多用しています。
お気に入りの「うま味」が出る調味料はこちら。
サッと煮たほうれん草に↑上記の「かつおだし」をかけるだけでも時短料理になりますが、そこに塩味(しょうゆ)や甘味(砂糖)薬味(すりごま)タンパク質(かつお節)などをさらに加えることで「四分割法」の四カテゴリーがそろって、味に深みが出ます。
すべての料理の基本を、この4つのカテゴリーに当てはめて考えることで、レシピなんてなくても、時短料理はいくらでもtくれます。
時短料理におすすめの料理家電はこちら
『バゲット』ポシュレ・クワバタオハラと虻ちゃんのほったらかし電気圧力鍋