50代、60代女性一人でも利用できるスパ・スーパー銭湯・日帰り温泉を紹介しています。
なお私は女性なので、脱衣室や浴室、サウナの紹介は全て「女性用」のスペースに限った情報です。一部、男性用のスペースにはないサービスもあるので、ご注意ください。
今回は相鉄線「上星川駅」の前にある天然温泉 「満天の湯(まんてんのゆ)」を紹介します。
全国の健康ランド、スーパー銭湯、日帰り温泉がエントリーして、接客サービスの優秀店舗を競う「おふろ甲子園」で2年連続で準優勝。
温泉情報サイト「ニフティ温泉」の2023年年間ランキングでも全国で9位、神奈川県総合で4位の実力。
ギネス世界記録「最大のゆず湯」にも認定されているスーパー銭湯です。
上星川・満天の湯への行き方
とにかくコスパ抜群だから何度も行っている「上星川の満天の湯」。電車移動派にはありがたい、駅前なのですぐ行けるスーパー銭湯。同じビルに食品スーパー(そうてつローゼン)も入っているから、帰りにお買い物もできる。
最寄りの駅は相鉄線の「上星川駅(かみほしかわえき)」です。
相鉄線には「上星川駅」と「星川駅」があるので、間違えないで。「満天の湯」があるのは「上(かみ)」の付いているほうです。
余談ですが昔、タクシーで「東戸塚駅までお願いします」と言ったのに、着いたら「戸塚駅東口」だったことがあります。途中でなんか変だな、この景色・・・と思ったのに、確認しなかった私も悪いのですが・・・・苦い思い出(苦笑)。
「上星川・満天の湯」の住所は神奈川県横浜市保土ケ谷区上星川3-1-1
毎月第3火曜日は定休日です。
上星川駅の南口を出たらスーパーの「そうてつローゼン」と、その隣のゴールドジムの大きな看板が見えます。
「満天の湯」はこのビルにあるのですが、入口は反対側です。
そうてつローゼンを左に見ながら、歩道をぐるっと回ってビルの反対側に移動しましょう。のぼり旗が沢山立っているのですぐに入口はわかります。
なお途中でビルの駐車場の入口があります。徒歩の人は「ここを通り抜けたら近道かな?」と思いがちですが、たいへん危険なので駐車場の通り抜けはやめましょう。警備員さんも見ています。
「ゆ」の看板の下が歩行者の入口。階段で上へ(エレベーターもあります)。
エントランスの前に「江戸の宿場街」の様子を再現したコーナーがあります。
Googleストリートビューの2014年の古い画像を見ると、何も無い。
満天の湯の開業は2005年(平成17年)の6月です。開業から数年は、エントランスには何もなかったようですが、2017年頃に「気分は東海道宿場町」のコンセプトで現在の江戸風インテリアに改装されたようです。
その直後くらいに行った時は小学生の子ども同伴だったので、まずひとしきりエントランスで遊びました(笑)。江戸時代の「かご」、いわゆる乗り物の「駕籠(かご)」です。そのレプリカがあって、座って写真撮ったり、そういうことができるスペースです。
靴を脱ぐ場所にも、巨大な漢方薬の煎じ機があって、実際に利用されています(さわると熱いので注意)。
煎じた漢方は定期的に、内湯の「和漢炭酸湯」に投入されています。粉とか液体の入浴剤ではなく、生薬をじっくり煮出していることがわかります。
上星川・満天の湯の入館方法とお会計方法は?
靴を脱いだらシューズロッカーへ。鍵は帰るまで自分で管理するので、無くなさないように注意しましょう。
入ってすぐの右側に券売機があります。
会員価格と、一般の価格があり、会員価格のほうがお得です。
当然ですが、何度も利用する予定があるなら、会員になることをおすすめします。
会員になる場合は、まず左側にある受付で会員になりたい旨を告げて申し込みをしましょう。特に個人情報などを記入する作業はなく、カードにカタカナで記名するだけなのですぐに入会手続きは終わります(別途 入会料500円かかります)。
会員カードがある場合、まずカードのバーコードを、券売機の「会員カードはここ」という場所にかざします。バーコードが読み取られると表示が一般価格から会員価格に変わります。
ただこの券売機、かなり扱いが難しく、バーコードを読み取らせても反応しなかったり、タッチパネルで入浴券を選択しても発券されなかったり、いろいろ手間取ります。
会員カードのバーコードを読み取らせたら、なからず金額が会員価格になっていることを確認。
お金を入れて、券を選んでも発券されない場合は「発券する」ボタンを押しましょう。
お釣りも「おつり」ボタンを押さないと出てこない場合があります。
従業員の方の手が空いている時は、券売機の横にいて説明してくださるので、不明点はまず従業員の方に質問してください。
なお支払いは電子マネー、クレジットカード、バーコード決済が使えます。それらの支払い方法を選択する方法や、券売機に読み取らせる方法はさらに複雑になると思います(私も何度行っても手間取る)。困った時は従業員さんへ。
私は以前、スマホ決済したらなぜか入浴券が3人分出てきたことがあります(1人分しか押してないのに・・・)。
もちろんフロントの方に事情を言ったら、2人分は返金してくださいました。私の券売機の使い方が良くなかったんだろうと思い、同じ失敗を繰り返さないように、という気持ちで、
「なんで3人分出てきたんでしょうか?」
と尋ねましたが、返ってきた答えは、
「すみません。使いづらい券売機で」
のみでした。おそらく、似たようなクレームが多くて、従業員の方もひとつひとつ現象を確認できていないのかもしれません。
レストランコーナーも券売機での食券制ですが、おつりの確認音?みたいなブーブーブーという音がずっと鳴り響いています。これはちょっと、耳障り。
券売機が改善されることを期待します。
上星川・満天の湯の脱衣室と館内着
満天の湯に館内着はありません。
脱衣室は受付の横の階段を上がった3階にあります。
基本的に入浴は1回制で、受付を出てレストランやマッサージ、理髪店エリアに行く場合、もう一度おふろに入りたい方は「手の甲に認証スタンプを押してもらう」必要があります。
脱衣室のロッカーは好きな場所が選べます。
脱衣室の外にマッサージ機。男性脱衣室には日焼けマシンあり。
女性用の脱衣室は壁ぎわに鏡とドライヤーがあり、立ってドライヤーが使えますが、その裏にパウダールームもあります。
パウダールームには椅子と「リファ」の高級ドライヤーがあり、無料で使えます。
上星川・満天の湯の温泉
男女ともに露天風呂の「岩風呂」「パルスマッサージバス」「寝湯」は天然温泉です。
お湯はアルカリ性単純温泉。冷鉱泉(17度)の源泉を、加熱して使用(およそ40度くらい)。
浴用効能は腰痛・神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみくじき・慢性消化器病。
アルカリ性のお湯は皮膚の表面を軟化させ、美肌効果が期待できる。別名「美人の湯」。
うたた寝湯は畳敷き。「おひとり様15分まで」の注意書きあり。
パルスマッサージバスはいわゆる電気風呂と、ジェットバスと、天然温泉が組み合わされているというトリプルの贅沢感。電気風呂は苦手だけど、低周波治療機っぽいビリビリが「効いている」感じになる。こちらもペースメーカー使用の方などは利用できないという注意書きがあり。
内湯の「和漢炭酸泉」の一部にも電気風呂あり。和漢炭酸泉は入口で抽出されている漢方薬を煮出したエキスを定期的に投入し、炭酸を人工的に発生させている。入っていて炭酸の感じはあまりしないが、じんわりあたたまる。温度は36度と若干低め。その分じっくり長時間入っていられる。
昨今「炭酸泉」は大ブームらしく、どこの温浴施設にもあるが、どこも常連客でいっぱい。満天の湯は、近隣の温浴施設に比べて炭酸泉の湯船が広いので、人が多くてもあまり不快感がない。
その他、ミクロの泡を発生させたシルクの湯や、毎日違う入浴剤で演出されている「日替わり風呂」もあり、内湯にジェットバスも2か所ある。不惑湯というぬるめのジェットバスと、「エステバス」という名称の通常温度(40度前後)のジェットバス。不惑湯もぬるいのでずっと入っていられる。
さらにシャワーブースには「炭酸シャワー」がある。こちらは1回5分200円の別料金。毎回「次回は使ってみよう」と思うものの、現金会計(自販機方式でコインを入れる)なので、炭酸シャワーを使ってみたい方はあらかじめコインを用意しておこう。
洗い場は仕切りのあるところと、ないところあり。プッシュ式のシャワーはスーパー銭湯やスパでは定番だけど、なんとなく個人的に、ここのシャワーは長めに出る感じがする。露天風呂の看板に記載されているのだけど、ここのシャワーや浴槽の水も「湧き水」が利用されているそうで、さすがに全く塩素を入れていないということはないだろうけど、他の温浴施設に比べたらシャワーの塩素臭なども感じない。
温浴施設によっては、帰宅すると全身からプンプン、強烈な塩素のニオイが立ち上ってくる場所もある。子ども頃の学校の、プールの授業を思い出すような塩素臭。レジオネラ菌とか感染症を防ぐためには、衛生管理や塩素管理は欠かせない。だから、塩素プンプンな温浴施設があるのも理解できる。だけどあまりに塩素臭いのは、げんなりというか、人体への影響も気になる。
その点、満天の湯は塩素臭が弱い。「水道やシャワーでも湧き水を使用」と書いてあるから(岩風呂の前の看板に書いてある)、気持ち的に塩素臭がないと思っているだけなのかもしれないけど、とにかくシャワーもお湯も気持ちいい。
サウナもドライサウナと塩サウナ(男湯はスチーム塩サウナ)あり。
そしてテレビがいたるところにある。
ドライサウナの中のテレビは「奇数日・音あり/偶数日・音なし」で、私が訪れるお昼時はたいていフジテレビの「ぽかぽか」が放送されている。塩サウナ内にも小型のテレビあり(無音・文字放送)。
露天風呂のシルキーバスにも大型のテレビが設置されていて、こちらは無音・文字放送。
脱衣室にも大きなテレビがある。
上星川・満天の湯のアメニティ
浴室にシャンプー・コンディショナー・ボディソープはある。フェイスソープなどはない。
浴室内に飲み物などを持ち込むことを禁止している温浴施設が多数ある中で、満天の湯は「ペットボトル」などの飲料の持ち込みが可能。浴室に飲み物専用の置き場所があるのはめずらしい。
上星川・満天の湯にないもの
「満天の湯」にないものと言ったら「岩盤浴」と「館内着」。
あと広い休憩室もない。
レストランの一部は畳敷きの掘りごたつ席になっており、ドリンクは190円からある。
私はすいている時に190円のジンジャーエール1杯で、掘りごたつ席で1時間リモートワークができた。
ただレストランはあくまでもお食事する場所なので、寝転んだり、何も注文せずに滞在はできない。
横たわって休める場所といったら3階の脱衣室の外にある、有料のマッサージ機くらい。お風呂上がりにゴロンと横になりたい方は、お金を払ってマッサージ機で休むか、「ほぐし処」で有料のマッサージを受けるしかない。
あと、これは個人的な意見。
浴室に説明書きや効能書きなどの看板が多すぎ。露天風呂と内湯の間のガラス窓は、上半分が「東海道五十三次」の宿場町を語る説明文でうまっている。
せっかく広くて大きい窓から空が見えるのに、なぜ東海道五十三次のカッティングシートで窓を塞いでいるの?と、毎回思う。何か、のぞき対策とか、そういうことなのか?あるいは内湯に窓越しとはいえ陽が差すと「日焼け」を気にする人がいるための紫外線対策なのか?とか。
わたしとしては、あれを全部取り払って、和漢炭酸泉の湯から外の景色や、青空が見えるほうがいいのにな・・・と思う。注意書きや説明は必要だけど、デカデカと「東海道五十三次」のなんたるかの語りが浴室に必要だろうか・・・?
せっかくリラックスするために来ているのに、ごちゃごちゃあれこれ看板が多いと、それだけで視覚的に疲れてしまって、その点だけは残念。
いつも和漢炭酸泉の湯船で「あのカッティングシートがなければなあ・・・」と思ってます。
上星川・満天のお食事
レストランお食事処の「山水草木」は、“つるとんたん”のグループが提供しています。
食券を買って、厨房に提出。出来上がったら自分で取りに行くフードコート形式。食後もお皿やグラスは、自分で返却口にさげます。
食べログで口コミが確認できますが「期待していなかったが、思ったよりおいしかった」という感想が多い。つるとんたん系と言っても、うどんメニューは明太子のおうどんくらいで、定食やラーメン、甘味もあります。
一人向けのカウンター席にはコンセントがあり、リモートワークにも利用できます。
混雑時は無理だけど、平日の日中なら掘りごたつ席も空いているので、私はその席でリモートワークした(約1時間)こともあります。ただ、掘りごたつ席にはコンセントはありません。
平日14時から17時は「ハッピーアワー」。ビールやサワーが割引。お得なおつまみもあります。
平日10時から14時は「ランチタイム」もあり、日替わりランチなどがお得な価格で提供されます。
土日祝日限定の「朝ごはん付き入浴券」もあります。ただ、年末年始やお盆時期はハッピーアワー・ランチタイムが中止(朝ごはんはあり)、ゴールデンウィークは全て中止でした。
上星川・満天の湯のコワーキングスペース
最近の私は、スーパー銭湯や健康ランドのコワーキングスペースを利用してリモートワークすることにハマっています。
かれこれ15年、在宅ワーカーだった私。はっきり言って、もう自宅で仕事するのは飽き飽きしてる。近所のカフェや図書館、有料のコワーキングスペースも利用してみた(TSUTAYAのシェアラウンジとか)。でもなんか、ピンとこないし、仕事もはかどらない。
そんな時、出会ったのが「スーパー銭湯のコワーキングスペース」。最初に知ったのは横浜駅近くの「スパイアス」のコワーキングスペース。
実はこの「満天の湯」も、Googleで「満天の湯 コワーキング」で検索すると最初に「上星川駅前「天然温泉満天の湯」はテレワークの”超穴場”だった」という記事が出てくる。
くわしくは上記のサイトをご覧いただいたほうがわかりやすい。私も「穴場」だと思った。
ただ、私がレストラン(食事処)で仕事した時は、後ろの席の男性がずっと、スマホでだれかと電話していて、大声で会話。それがちょっとうるさかった。
ノイズキャンセリングのイヤホンや耳栓があれば、集中して仕事できると思う。
上星川・満天のクーポン情報
「ニフティ温泉」には、一般平日の入浴料が30円引きで920円になるクーポンがあります。
ただ、会員価格は820円(クーポン利用なし)。私は受付の方の説明を聞いて、だったら会員になりますと言って、入会し、820円で利用しました。
1回しか利用しないなら、「ニフティ温泉」の30円引きのクーポンがお得。何度も利用するなら入会して会員料金のほうがお得です。
レジャーチケット予約サイト「アソビュー」にも、「上星川・満天の湯」のお得なクーポンあります。
天然温泉 満天の湯のお得なクーポン
JAF会員の方は、大人一般入浴料+レンタルタオルセット 160 円引の優待があります。
↓くわしくはこちら
【JAF会員優待施設】天然温泉 満天の湯
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タイトルは『サウナ&スーパー銭湯&日帰り温泉2024春夏 ウォーカームック』。
電子書籍版はクーポンが利用できないのでご注意を。
紙媒体で購入し、クーポンを切り取って利用します。
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その他沢山のスーパー銭湯・日帰り温泉の割引クーポンが掲載されています。中には入浴料が無料になるクーポンのスーパー銭湯もあり。
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