「あさイチ」で紹介された「ワイシャツのエリの黄ばみを落とす洗剤」の情報です。
シャツの黄ばみを落とす方法として「ドライクリーニングのあと水洗い」という方法が紹介されました。
しかし「せっかくクリーニングに出したものを、再度水洗いは・・・」という意見に対し「ご家庭でも黄ばみを落とす方法がある」と紹介されたのが「液体の酸素系漂白剤にセスキ炭酸ソーダを加える」という方法でした。
「液体酸素系漂白剤」とはどのような商品名のものでしょうか?
また「セスキ炭酸ソーダ」とは?
液体酸素系漂白剤の商品名
液体の酸素系漂白剤とは色柄ものにも使える漂白剤のワイドハイターやブライトなどです。
【大容量】ワイドハイターEXパワー 衣料用漂白剤 液体 本体 1000ml
注意したいのは「ワイドハイター」は酸素系漂白剤ですが、ハイターは塩素系漂白剤ですのでくれぐれもお間違えのないように。
「混ぜるな危険」「塩素系」と大きく書いてあるので、それらの「塩素系漂白剤」は使えません。
間違って塩素系(ハイター)で漂白した場合、逆に衿や袖口などの芯地に使用されているメラミン系の樹脂が塩素と反応し、黄色くなってしまうこともあります。
あさイチで紹介されていた「液体の酸素系漂白剤」とは「ワイドハイター」「ブライト」です。裏面の表示を確認すると必ず「酸素系漂白剤」という表記があるので、それを使用しましょう。
また「色柄物にも安心」という表記も、確認のポイントになります。必ず「色柄ものにも安心」のタイプで、「混ぜるな危険」表記のないものを使用しましょう。
セスキ炭酸ソーダとは?
セスキ炭酸ソーダとは「セスキ炭酸ナトリウムと呼ばれる無機化合物」です。商品名ではありませんが、ほとんどのセスキ炭酸ソーダがそのままのネーミングで販売されているのでドラッグストアなどでも「セスキ炭酸ソーダ」と書いてあれば間違いありません。
一部の商品名は「アルカリウォッシュ」となっているものもありますがこちらも「セスキ炭酸ソーダ」です。
無添加洗剤やセスキ炭酸ソーダ、とろとろ石けんの先駆者、漫画家の「赤星たみこ」さんのイラスト入りの「アルカリウォッシュ(セスキ炭酸ソーダ)」を、私も長年愛用しています。
地の塩社 アルカリウォッシュ 500g x 2個
洗濯王子紹介の「シャツの黄ばみを落とす」方法
洗濯王子に教わるおうちで快適クリーニング!―節約できる!衣類も長もち!ミラクル洗濯術 (別冊すてきな奥さん)
「洗濯王子」こと中村祐一さんが紹介した方法は、
1.液体の酸素系漂白剤2:セスキ炭酸ソーダ1の割合で混ぜ合わせる(液体の酸素系漂白剤小さじ2にセスキ炭酸ソーダ小さじ1を入れて混ぜる)
2.古歯ブラシで「1」を直接黄ばみに直接なじませ、優しくこする
3.40℃前後のお湯で、汚れをもみ出すようにすすぐ
でした。
それでも黄ばみが落ちない場合は、洗剤を塗った状態でヤカンの蒸気やスチームアイロンの蒸気にあてると黄ばみが落ちやすいとのことでした。
ほかのものでも大丈夫!
最後に「粉の酸素系漂白剤であれば、これだけで黄ばみをスッキリと落とせる」と紹介して大吉さんに、
「じゃあ、最初からこれを紹介すればよかったのでは?」
とツッコまれていました。
そうなんです、粉末の酸素系漂白剤を使えば黄ばみは簡単に落とせます。
では「粉末の酸素系漂白剤」とはなんでしょうか?
実はこれ、これまでも何度も「あさイチ」や「家事えもん」が紹介してきた洗剤です。
粉の酸素系漂白剤は別名「過炭酸ナトリウム」とも言われて、「家事えもん」は「オキシクリーン」として「オキシ漬け」をテレビで紹介していました。
粉末の酸素系漂白剤で代表的な商品はこちら。
シャボン玉 酸素系漂白剤 750g 漂白 消臭 除菌 染み抜き ナチュラルクリーニング
「過炭酸ナトリウム」も「酸素系漂白剤」も成分は同じものです。
「過炭酸ナトリウム」や「酸素系漂白剤」に少量の炭酸ナトリウム(助剤)を混ぜたものが「オキシクリーン」になります。
OXICLEAN(オキシクリーン) オキシクリーン 1500g 酸素系漂白剤 つけ置き シミ抜き 界面活性剤不使用 無香料
自然食品のお店などに行けば「過炭酸ナトリウム」「酸素系漂白剤」は買えます。
ハンズやロフトにもあります。
最近はテレビなどでも繰り返し紹介されるので、ドラッグストアにもあります。
「オキシクリーン」もドラッグストアで買えますが、コストコに行けば大容量のオキシクリーンがお買い得になっています。
「過炭酸ナトリウム」「酸素系漂白剤」「オキシクリーン」どれも「粉末の酸素系漂白剤」です。
使い方の基本はどの粉末酸素系漂白剤も40℃~60℃のお湯に溶かして、黄ばんだ服を30分くらい漬けそのあとすすぐ、です。
もうひとつの黄ばみにハイドロハイター
ワイシャツのエリや袖の黄ばみ以外に「鉄分や赤土の汚れ」「塩素系漂白剤での黄変」などによる黄ばみもあります。
これはよくあるのが「真っ白になるだろう」と思って白いシャツをハイターなどに漬けたら、逆に黄ばんでしまったという現象です。
この場合「ハイドロハイター」という還元系漂白剤を使用します。
これは色柄ものや「きなり」には使えませんのでご注意下さい。
ハイドロハイター