2020年5月9日のテレビ朝日系で放送の番組「タモリ倶楽部」で紹介の「万年筆改造」に関する情報です。
万年筆ユーザーのミュージシャン・家入レオさんが、今、若者に人気の「万年筆の改造」に挑戦。
万年筆愛好家のワタシも初めて知った「デコカクノ」てなに?
パイロットの「カクノkakuno」とは?
「万年筆が欲しいけど、いきなり高いものを買うのは怖い」
「万年筆を使ったことがないので、とりあえずどんなものか使ってみたい」
という方におすすめなのが文具メーカーのパイロットの「kakuno/カクノ」です。
千円以下というお値段。
安定して書きやすい形状。
お子様が楽しんで書くことができる笑顔のマーク。
・・・など、万年筆の入門用として気軽に買えるアイテムです。
実はワタクシも数年前にkakunoを買って、万年筆に目覚めました。
安いのでついつい何本も買ってしまうkakuno。今、私は3本持っています。
デコカクノて何?
そんなカクノユーザーのワタシですが、デコカクノというものがあるのは初耳でした。
確かにカクノには人気の「スケルトン」タイプがあって、これはいろいろとカスタマイズできそうです。
kakuno/万年筆・カクノ EF極細字
カクノをカスタマイズしたものを「デコカクノ」と呼ぶそうです。
今回「タモリ倶楽部」に出演された「eric」さんは「デコカクノ作家」さんだそうで、インスタグラムでも多数のデコカクノを紹介されています。
おそらくやり方としては「モールド」と呼ばれるデコレーション用のパーツに着色して、スケルトンのカクノの中にセットしたら、UVレジンで固めるのではないでしょうか。
FineInno 3D きのこ 茸 シリコンモールド素材 レジン封入用
「eric」さんのデコカクノは、ハンドメイド作品の通販サイト「BOOTH」からお取り寄せもできます。
受注生産の通販はこちら
【BOOTH】eric@kananデコカクノの作り方はこちら
デコカクノの作り方は?レジンなしでもできる?
デコカクノ作家
染色カクノは遠藤さん。
↓詳細はインスタグラムへ。
ペン先のメッキ塗装は漆(うるし)デコカクノ作家の「mart」さんという方です。
↓詳細はツイッターへ。
万年筆と、万年筆インクでラクガキをしたり、カクノとか色々なものに漆を塗ったり、ペン先とかクリップとかをメッキしたり、レザーでペンシースやペンバッグを作ったりしてます✨ pic.twitter.com/MmsTT7tRiu
— mart@5/8タモリ倶楽部 (@mart_LTD) May 4, 2020
皆が持っていた万年筆は、ドイツの有名文具メーカー・ラミー社のサファリでした。
LAMY ラミー safari サファリ
文房具改造マニュアル
私もカクノを入り口として、今ではあらゆる文具を買い漁っている自称文具マニアです。
ボールペンやフリクションの本体と替芯を入れ替えるくらいの作業ならしたことありますが、デコるのは昔、スワロフスキーのデコ電が流行った時に、ボールペンにスワロフスキーを貼って自作したことくらい。
実は文具の改造は奥が深くて、マニュアル本まで出ています。
Amazonで↑のマニュアル本が試し読みできるのですが、改造好きで文具好きの人なら、これはめっちゃ楽しい作業だと思います。
カクノのおすすめ
万年筆には細字や中字などの「線の太さ」のタイプがあります。
カクノは発売当初「F細字」と「M中字」の2タイプしかなかったのですが、数年前に「EF極細字」がラインナップに加わったようで、私も思わず「EF極細字」のスケルトンタイプを買ってはみたものの、あまり使っていない・・・(笑)。
ただ、「F細字」は細字と言いながらかなり太い線です。
実は、私自身はカクノを買って万年筆に目覚め、そのあと本格的な万年筆を買いました。
プラチナ萬年筆の「センチュリー」という、こちらも言わば「高級万年筆の入門用」という感じのアイテムです。
これが気に入りすぎて、カクノの出番はあまりない。
プラチナ万年筆 万年筆 #3776センチュリー ブルゴーニュ 超極細
見切れてしまっていますが、左がカクノの「F細字」で右がセンチュリーの「超極細」です。
カクノの「EF極細字」もセンチュリーの「超極細」よりは太めの書き味でした。
カクノは千円台の万年筆ですが、プラチナには500円台の「プレピー」というさらに安い万年筆もあります。
プラチナ(PLATINUM) プレピー万年筆 PSQ?300 #1 中字 ブラック
さらにプラチナには千円で買える「プレジール」というシリーズもあり、私は結局カクノよりプレジール派。
というか、メーカーとして「プラチナ万年筆」が好き。
千円ならカクノよりプレジールのほうが、見た目高級感もあります。
ただ、デコるならカクノのスケルトンが「映える」のだと思います。
すでに手元にカクノのスケルトンがある私としては、放送終了後にたまらずすぐさま改造してしまいそう。