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TVerおすすめ「飲んだ気分」にしてくれる「酒の番組」まとめ

 栗山千明さん主演の「晩酌の流儀」がシーズン4に突入。
 ドラマの魅力はなんと言っても「ビールが美味しそう!」。
 ま、厳密に言えば、ドラマで主人公が飲んでいる「金麦」はビールではななく発泡酒ですが・・・・

 「孤独のグルメ」や「ソロ活女子のススメ」のように、一人で飲食を楽しむドラマは他にもあるが、「晩酌の流儀」の良いところは、
「このつまみ、自分でも作れそうだ」
 というハードルの低さ。

 「孤独のグルメ」のように、紹介されている実在の飲食店まで行くとなると、難易度が高くなる。
 だけど「晩酌の流儀」はレシピも公開されている家庭料理なので、思い立ったらすぐ同じメニューが作れるのだ。

 コロナ禍で「家飲み」をどう楽しくするかという視点で企画されたグルメドラマただけあって、今でも若干「ステイ・アット・ホーム」な私などにとって、たいへんありがたいドラマだ。

お酒を飲んだ気分になれるテレビ番組

 前置きが長くなったが、テレビで「酒の番組」が増えているらしい。カンニング竹山さんが「BSで酒の番組が凄く多くて、ずっと見てて、“ああ、お酒の番組あるな”と思ってて。」とインタビューで答えているのを見て、確かに私自身も「酒の番組」ばかり観てんな・・・・と思った。

 「酒の番組」は大きく分けて、「トークがメイン」と「酒がメイン」の2種類がある。
 酒メインの中には「レシピメイン」や「つまみメイン」もある。
 また「孤独」パターンと「会食」パターンもある。

「観ているだけで、居酒屋にいる気分」
 だから、私は酒の番組、ずっと観てられる。つまりはずっと居酒屋にいる気分・・・・

目次

TVerでも観られる酒メインの酒の番組

 「酒メイン」というのは私の中で、日本酒や焼酎などの「銘柄」をちゃんと紹介しているかどうか、ということ。

 お酒は飲んでいるけど「ビール」とか「日本酒」を飲んでいるだけでは酒の番組として魅力が半減する。

 日本酒を飲むのではなく、「八海山を飲む」「浦霞を飲む」そういった解説が欲しいところだ。
 もちろん日本酒以外の焼酎やワインでも、銘柄をちゃんと紹介してほしい。

 そういった「酒好き目線」で言うと、金字塔は吉田類さんの「酒場放浪記」。
 2003年放送開始の酒メインの「酒の番組」の元祖。

 イラストレーターでライター・俳人でもある吉田類さんが首都圏を中心に居酒屋等の酒場を紹介する番組。
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吉田類の酒場放浪記
 「hulu」や「U-NEXT」などの有料配信系で過去の放送も視聴可能。

 「酒場放浪記」のスピンオフが「おんな酒場放浪記」。
 2012年放送開始。
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おんな酒場放浪記

 実は吉田類さんより歴史が古い。
 「居酒屋探訪番組への礎」といわれる、これぞ元祖の中の元祖が1999年放送開始の太田和彦さんの「全国居酒屋紀行」。

 当時は「旅チャンネル」というCS放送の中の番組だったので、ほぼ地上波しか観ない私は知らなかったが、太田和彦さんの本は何冊も買っていた。

 「ツイー」というお酒を飲む時の決め台詞。
 池波正太郎ばりのグルメ考察。
 てっきり太田和彦さんもライターとかエッセイストの方だと思っていたら、本職はグラフィックデザイナーだったと知ってちょっと驚き。

 初代の番組「全国居酒屋紀行」は終了したものの、現在も太田和彦さんが酒場を訪れる番組は放送中。
 再放送などで地上波でも観られるが、最新のものはBS11で放送中。
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太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選

 知らなかった!大好きなマキタスポーツさんが酒場を訪れる番組もあるじゃないの!!
 BS日テレで2025年1月から放送の「ロビンソン酒場漂流記」。

 今回この記事を書くにあたってTVerで見つけ、始めて観たけど、面白い!

 ジョッキの生ビールをグッと飲んで、
「ああぁ~」
 と感嘆しながら、どこか芝居がかっているマキタスポーツ・・・・素敵。

 さらに初めて飲んだビールとマッコリのカクテル?マッコビーの表現が「人なつっこいねぇー」など、マキタスポーツさん独特の食レポは、さすが「グルメ外道」の著者にして、「10分どん兵衛」の生みの親。

 コンセプトは「駅から遠いのに人気のある酒場・居酒屋の秘密を探る」という番組。
 これは毎週欠かさず観たい。
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ロビンソン酒場漂流記

TVerでも観られるトークメインの酒の番組

 地上波ではやはり「酒のツマミになる話」でしょう。
 お酒を飲んでトークする番組だが、何を飲んだかの詳細は「ビール」「ワイン」としか紹介されず、お酒を楽しむというより、「酔いを楽しむ」トーク番組。

 なお司会は松本人志さんがお休みの間、千鳥が代役。
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酒のツマミになる話
 
 カンニング竹山さんの「夜ではなく昼に呑む」がテーマの番組もトーク中心。
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カンニング竹山の昼酒は人生の味。 

 博多華丸・大吉が二人きりで家吞みする番組もトーク中心。
 視聴者のお悩みに答えたりする場面もあるが、基本はラジオ番組のような二人の雑談。
 冷蔵庫からつまみを出したり、お酒を作ったり、パジャマ姿のお二人が雑談しながらひたすら飲む。
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家呑み華大

 博多大吉さんは地上波でも「お酒の番組」出演中。
 松岡昌宏&博多大吉がゲストと飲み歩くバラエティー「二軒目どうする?~ツマミのハナシ~」だ。

 トークメイン。おすすめの飲食店や、お店のメニュー、お料理も紹介されるけど、残念なのは料理メインであまりお酒の紹介がないところかな。
 地上波はどうしてもスポンサーの関係とかあるので、お酒の銘柄をひとつひとつ紹介するのが難しいという裏事情はわかります。
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二軒目どうする?~ツマミのハナシ~

 平野レミさんの「嫁」としておなじみの和田明日香さんが、お酒に合う手料理を作ってゲストと「宅飲み」するというコンセプトの番組「和田明日香とゆる宅飲み」もトーク中心。
 飲んでいるお酒は、画面の中にお酒の瓶が置いてあって「これ飲んでます」的演出。
 焼酎の瓶とウィルキンソンが置いてあって「焼酎の炭酸割り」を飲んでいるのか・・・と考察しながら観る感じ。

 宅飲みといっても、どう観ても「スタジオ」なキッチンで、「宅飲み風の雰囲気」でトークしている。
 トークも面白いけど「晩酌の流儀」同様に、自宅で作って再現できる和田明日香さんの「つまみレシピ」が見どころ。

 和田明日香さんがすごいのはトークしながら、お酒も飲みながら、同時進行で料理もしているとこ。
 しかも料理だけじゃなく、トークが上手い。

 今回久しぶりにTVerでみたら、ゲストが「マキタスポーツ」だった(笑)ほんと、大好きだよマキタスポーツさん。
 
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和田明日香とゆる宅飲み

 女優・飯島直子が、地元民に愛されるお店を飲み歩くというコンセプトの番組もある。

 あれ?初期の頃はひとり飲みじゃなかったっけ?と思ったが、現在でも放送によって、ひとり飲みの回とゲスト回がある模様。個人的にはゲスト回だとトーク中心になってしまうので、飯島直子さんのひとり飲みが好き。

 前半ひとり飲み、後半ゲストとトークというたっぷり感。
 テレビ放送(BSフジ)では1時間番組。酒の番組はほとんどが30分番組だけど、和田明日香さんも飯島直子さんも1時間。
▼TVerはこちら
飯島直子の今夜一杯いっちゃう

 トークメインでもなく、お酒メインでもなく「ビジネスホテルメイン」もある。
 ケンドーコバヤシさんが全国のビジネスホテルを訪ね歩く番組だ。
 基本ビジネスホテルの紹介なんだけど、毎回「ホテルの近所でひとり飲み」の場面がある。
 ビール、つまみ、そして最近のテレビでは珍しいタバコ(喫煙)。
 地元の大浴場やサウナの紹介もあって、酒の番組というより旅行気分が楽しめる番組。
 BGMが80年代アイドルのヒット曲というのも楽しい。

▼TVerはこちら
ケンコバのほろ酔いビジホ泊 全国版

「酒の番組」の個人的な感想

 やっぱり何と言っても、吉田類さんや太田和彦さんの番組のように、お酒の銘柄をちゃんと紹介してほしいよね。

 料理が出てきて、何かしら「日本酒的」なものを飲みながら料理の美味しさばかりレポートするのは残念。

 吉田類さんも、太田和彦さんもちゃんと「この味に、この〇〇(お酒の銘柄)がよく合うねえ・・・」等の、いわゆる「マリアージュ」を解説してくれる。

 そうなると観ているこっちも、
「今度あのお酒、買ってみよう」
 と思う。

 あとはお酒の解説。
 マキタさんが和田明日香さんの番組にお土産として持参したお酒を、
「日本酒を蒸留させて、ジンにした」
 と解説していた。
 そういう「へー」っというものがあると嬉しい。

 唐突だが自分のこの「酒愛」はどこかた来たんだろうと考えた。

 若い頃にやたら山口瞳や開高健のエッセイを読んでいた→椎名誠の東ケト会に憧れた・・・あたりから「酒愛」が形成されたのだろう。

 某パーティ会場でサントリーの4代目社長(現会長)の佐治さんに名刺をいただいたこともあるんです。←ただの自慢

 酒は文化。

 わたしはこの文化を愛しているのであって、酒が好きなのではない。
 酔えればなんでもいいからと4Lの焼酎をがぶ飲みするのは、わたし的には、違う。

 と言いつつも、近年(50代になって)血圧も高く(ほぼ200)、ほとんど飲酒していない。
 親も高血圧の末に脳出血で亡くなっていたりするので、怖くて飲めない。

 ある意味、70代になってもお元気な様子の吉田類さんや太田和彦さんに驚きである。
 だから、「飲んだ気分」にしてくれる「酒の番組」を、観るのが止まらないのだ。

 

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