懐かしい「腕時計のベルトに巻きつけて使うアルミ製のカレンダー」をご存知ですか?
「ウォッチバンドカレンダー」と呼ばれ、かつては保険屋さんのセールスマンなどがアメニティとして配っていたものですが、令和の現在はなかなか手に入りません。
しかし、細々とアイテムは製造されています。
2023年版腕時計用アルミカレンダーの通販
ウォッチバンドカレンダーは、日本国内でただ一社だけ製造販売している会社があると言われ、楽天にもショップがあるのですが、いつ見ても在庫なしの売り切れ状態でした。
ところが!そこに目をつけたのか、あるいは他社が製造権を買い取ったのか、詳細は不明ですが、2020年も暮れに近づく10月に、他社から「ウォッチバンドカレンダー」が売り出されていました。
2022年暮れにも、2023年版の予約受付中。
2023年版 ウォッチバンドカレンダー 令和五年1月〜12月 送料無料 腕時計バンドカレンダー 3枚までは普通郵便発送 4枚〜ゆうパケット発送
気になる方はお早めに。
すぐに売り切れるかもしれません。
大成(たいせい)のウォッチバンドカレンダー
元々は「日本国内でただ一社、ウォッチバンドカレンダーを製造販売している」といわれていたのは、千葉県松戸市にある「株式会社 大成(たいせい)」という会社でした。
楽天市場に大成のサイトがあり、毎年年末になると「ウォッチバンドカレンダー」の翌年版が発売されるのですが、これがなんと大・大・大人気商品だそうで、あっという間に売り切れてしまうのだそう。
「株式会社大成」はかなりアナログなメーカーらしく、楽天にオンラインショップがある以外、公式サイトやSNSもなくて、楽天で商品が売り出されないかぎり、情報がわかりません。
また売り出されたウォッチバンドカレンダーもすぐに売り切れになってしまい、基本的には「いつも通販サイトは空欄」という状況でした。
その楽天の通販サイトも「2021年07月26日をもちまして、サービスを終了させていただきました」とのことで、閉鎖されてしまったので、現在は「株式会社 大成」のカレンダー通販はありません。
腕時計用カレンダーの作り方
そんな中、なんとか通販以外で買える場所の情報はないかとツイッターを検索していたら、
「自作した」
という驚きの情報が!!
今日は朝から懐かしの「ウォッチバンドカレンダー」を作っていた。若い人は知らないと思うけど、昔よく生命保険の営業さんとかが職場で配ってたアイテム。
以前医療機関の職員だった時は3ヶ月分を縦に並べて装着していて(カルテを探す時に便利)「あんたの腕時計は鎧か!」と皆から突っ込まれていた。 pic.twitter.com/lVmS1U4gZs— 死時計 (@Kronos_Thanatos) September 22, 2019
作れるの?
ウォッチバンドカレンダーて、自分で作れるのか?!
どうやってアルミの板に印刷するんだ?
手書きなのか?
すると・・・驚きの手法が・・・・
「ウォッチバンドカレンダー 作り方」でググると、すぐに答えは見つかりました。
アルミ板にプリントするのが難しそうだと思ったけど、やり方は単純でした。
1.フリーのカレンダー作成ソフトでカレンダーを作る
2.透明ステッカーの印刷用紙に「1」で作ったカレンダーをプリントする
3.ホームセンターでアルミ板を買ってきてカットし「2」を貼る
・・・・と、これだけでした。
ただし!アルミの切り口は危ないので、カットしたあとヤスリで整える(バリ取りする)とのこと。
くわしくは「腕時計に乾杯」というブログの「stepさん」という方が公開されています。
ブログは>>>■懐かしのウォッチバンドカレンダーを自作する!
↓これは別の方の自作ウォッチバンドカレンダー。やはりインクジェットプリンターで印刷して自作。
久しぶりに使ったインクジェットプリンター、印刷面が汚くて…涙#チプカシ #チープカシオ #ウォッチバンドカレンダー pic.twitter.com/hzeApyL8oz
— kachimonta (@kachimonta) July 2, 2017
↑なんで印刷面が反転しているのかな?と不思議に思ったけど、使用する「ステッカー作成シート」のメーカー公式サイトを確認すると、プリンターで反転印刷して、印刷したほうの面に両面接着シートを貼ってシールにすることによって「防水ステッカー」になるというものでした。
メーカーの公式動画もあります。
手作りウォッチバンドカレンダー
さらに調査していると、ハンドメイド通販サイトの「minne(ミンネ)」で、オーダーメイドの「ウォッチバンドカレンダー」を販売している個人の方を発見。
ただしこれ、テプラの進化バージョン「テプラPRO」を使って作成されたシールで、アルミ板はないようです。
腕時計に直接貼るタイプみたいですが、見た目はアルミ板のウォッチバンドカレンダーと変わりません。
販売サイトは>>>■minne「オーダー ウォッチバンドカレンダー」
テプラで作るウォッチバンドカレンダー
ということは、テプラがあれば自作もできるわけですが、この場合「パソコンでの編集機能でラベル編集が行える」タイプの上位機種のみで作成できます。
「「テプラ」PCラベルソフト」をキングジムの公式サイトからダウンロードし、パソコンでカレンダー画像の編集作業をして、テプラで印刷します。
使用するテープは「キングジム テープカートリッジ テプラPRO メタリック 銀」
キングジム テープカートリッジ テプラPRO 18mm SM18X メタリック 銀
「テプラPROもカートリッジも、材料は全部あるよ」という方はトライ!
テプラで作ってみたいという方は「PC接続専用機で初の電池駆動。場所を選ばずラベルが作れる」「テプラ」PRO SR5500Pがおすすめ。
キングジム ラベルプリンター「テプラ」PRO SR5500P SR5500P
「電池駆動はイヤだ」という方には、パソコン接続専用機の「テプラ PRO SR3500P」(Windows専用)。
KING JIM テプラ PRO SR3500P
いろいろわかってきましたが、やはり正規のウォッチバンドカレンダーがいちばん欲しいですね。
なぜかメーカーはなかなか増産できないみたい。
どこか大手が、パテント?権利?を買い取って大量生産すれば、人気商品になりそうなのに・・・