先週から「一日一捨」を目標に不用品を処分している。
ブログに画像を残すようになって気づいたことがある。
それは・・・
「これを捨てました」という記録を残す事によって、今まで「捨てづらい」と思っていたものが捨てやすくなった。
画像と記事の記録が残ることで、捨てることの罪悪感が薄れたというか、モノが成仏しているという気分に勝手になっている。
前回の「不用品のほとんどは「失敗の買い物」」にも書いたように、買ったけど思ったような商品ではなかたとか、思いの外使い勝手が悪かったとか、そういうものがいつしか物置や押入れの奥深くに眠っている。
その場所で何年も「死蔵品」となっているくらいなら、発掘して、記録を残して、成仏させてあげるのがせめてもの持ち主の務め・・・そんな心境にすらなってきた。
「断捨離」は使えないので・・・
そんな感じでブログに片付けのことを書き始めたら勢いがついて、当初の目標値だった「一日一捨」をはるかに超えて、何個も何個も不用品を処分する怒涛の日々が始まった。
SNSを見ると、「捨て活」とか「断捨離」というキーワードで処分品のことを書いている人が多いようだけど、「断捨離」は提唱者のやましたひでこ氏が数年前ブログで「言葉が独り歩きしている。本来の意味と違ってきているので・・・」て、やけにお怒りだった記憶があり、ちょっと怖くなった。
2019年現在「断捨離」はさらにヒートアップして、ミニマリスト系YouTuberの方が「商標権の侵害」をやましたさん側から指摘されて、動画サイトにアップした大量の動画を削除するという騒動まであったらしい。
【拡散希望】営利目的で「断捨離」の三文字を表示・使用する行為は、「商標権の侵害」及び「不正競争防止法違反」となります。ブログやYouTubeで発信活動している方は、注意して下さい。立派な犯罪行為です。私も、過去にアップロードした動画で該当する動画は全て削除致しました。#断捨離 #商標権
— Minimalist Takeru (@Takechan4807) June 3, 2019
な・の・で、おそらく問題ないであろう「捨て活」をキワードに「捨て活日記」という表現を使っていきたいと思う。
文具好きがネック
「マツコの知らない世界」で、菅未里さんが文具を紹介されたのは数年前のこと。
あの番組を見てからというもの、私の封印していた文具好き魂にも火がついてしまって、ウン十年ぶりに文房具を買い漁ってしまった。
小中学生のころは、お小遣いを握りしめて文具店に行き、なかなか買う物が決まらなくて、店主に「もう閉店だよ。早く帰らないとおうちの人が心配するよ」て言われるまで文具を物色していた私であるからして、アラフィフとなった今は大人買いもいいところ。
ここ数年、次から次へと文具を買いまくってしまった。
昔は田舎町に住んでいて、文具といったら商店街の小さな文具店しかなかったけど、今はそこそこの?都会にいるので東急ハンズやロフト、なかんずく伊東屋に入り浸る日々。
合わせてAmazonや楽天でも文具を買いまくるものだから、たちまちメモ帳やフセンやペンが家にあふれかえっているのです。
なかでも手帳はどうしたわけか、突然ハマりにハマって、いわゆるバブルの頃に大流行したようなバインダー式の「システム手帳」を、何個も何個も買ってしもうた。
これが、なかなか、やはり帯に短し襷に長しで、いいのに出会わなくて、溜まっているのよ。
だけど本革のバインダー手帳なんか3万円近くするものもあるから、処分てわけにはいかないのよね。
文具は本当、捨てづらい。
しかしこのペンケースはいらなかった
しかし、なかなか手放せない文具の中でも、このペンケースは捨てることにした。レイメイ藤井のトップライナーというペンケースです。
衝動買いで買ったペンケースだけど、あまりに容量が少なすぎ。
中の部分が二段に分かれていて、よく使うペンは上の段、その他のペンは下の段、フタの裏側もメッシュになっていて定規やフセンが沢山しまえる。「箱型のペンケースより3割も軽くて収納力が2倍」だそうだ。絶対便利だ!と思ったものの、それまで使っていたペンケース「DELDE(デルデ)」が優秀すぎて、お気に入りすぎて、結局衝動買いのペンケースはお蔵入りだった。
デルデのように立てて使えるペンケースだとペンが探しやすい上に、狭いスペースにも置ける。
横置きタイプはペンが重なっていると探しにくい。さらに立てて使えるペンケースの3倍は場所をとる。トップライナーの場合はさらにフタを開けるとその倍のスペース、つまり立てて使えるペンケースの6倍はスペースをとってしまい、狭小住宅で常にきゅうきゅうの我が家では、たかがペンケースといえども場所をとるものは不便なのである。
なんか、「一日一捨」とか「捨て活」とかやる前は、お蔵入りのまま、来年も再来年も放置されているんだろうなあ・・・というたたずまいだったけど、今回思い切って処分した。
ほとんど傷も汚れもなくて、中古品として売るならAランクの美品だと思う。
だけど、もったいなからとか、誰かに使ってもらえたらとか、言い出したらまたそのままお蔵入りで永遠に日の目も見なければ、存在すら忘れ去られていくのだろう。
そう、不用品で一番怖いのは、
「存在を忘れる」
てことだと今回思った。
毎回気づきがある。
今後は衝動買いで不用品を増やさないように、注意しないとね。