TBSドラマ「Tシャツが乾くまで」の第1話の感想です。
あらすじも、できるだけネタバレを避けて、簡単に書きます。
▶『Tシャツが乾くまで』第1話美咲が夫「みつる」の名を叫んだ場所のロケ地はこちら
「Tシャツが乾くまで」第1話のあらすじ
出版社で働く咲子(蒼井優)は、喫茶店を営む夫・充(みつる・松山ケンイチ)と穏やかで幸せな結婚生活を送っていた。
一方、製菓メーカーに勤める樹生(中島歩)も、妻・あずさ(夏帆)と5歳の息子と平和な日々を過ごしていた。
ある日、コインランドリーで咲子と樹生が出会う。洗濯物が乾くまでの間、世間話をする二人だったが、帰宅後に事件が起こる。
咲子の夫・充が乗っていた高速バスが事故にあったと警察から連絡がある。
同時に、樹生の元にも妻・あずさの乗った高速バスが事故にあったと連絡がある。
事故現場の長野に駆けつけた二人は、ホテルの洗濯室で再会し、お互いの妻・夫が同じバスに乗っていたと知る。樹生の妻あずさは事故で亡くなっていたが、咲子の夫充は行方不明になっていた。
似たような境遇で、自宅も近所の二人は支え合うが、樹生からは突然「あなたの御主人、僕の妻と不倫してましたよね」という発言が飛び出す。
「Tシャツが乾くまで」第1話のダイジェスト動画
TBS公式の1話のダイジェスト動画が公開されています。
「Tシャツが乾くまで」第1話の感想
最初、コインランドリーで咲子と樹生が出会う場面は「不倫のドラマかな?」て思いました。
樹生役の中島歩は、Netflixの「地獄に堕ちるわよ」で、若き日の細木数子を騙して大金を奪うとんでもない結婚詐欺師でしたからね・・・なんか、咲子も騙されて、金品を奪われちゃいそうだ、なんて感じがしました。
やがてストーリーは驚きの展開へ。全く予備知識がなく観ていたので、「バスが事故に・・・」という警察からの電話は驚きでした。
そして、かけつけた長野のホテルの洗濯室での再会。この時点で樹生の妻あずさは亡くなっているわけですから、ますます展開が読めない。
しかし終盤になって、樹生から「あなたの御主人、僕の妻と不倫してましたよね」という発言が飛び出したところから、怖いというか、ぞわぞわして、恐怖感が・・・。え?これなに?ミステリーなの?て。
中島歩のセリフ回しがまた、恐怖を掻き立てる感じなんだよな。
この人っていつも「何か隠しているだろう」ていう役が多い。Netflixの「ガス人間」もそうだったし。
ただ、お互いの夫・妻が事故にあって、「サレ妻・サレ夫」側が出会う展開は、ペ・ヨンジュンの映画「四月の雪」と同じです。
20年も前に公開された映画ですからね。確かテレビ放送された時に観た気がするけど、ラストシーンしか覚えていない。Amazonビデオにあったので、確認のため早速、少し観ました。
いやあ、暗いですね~つらいですね~(淀川長治の口調で)。
冒頭、若い頃のヨン様を観て「若い!かっこいい!」と思ったけど、ストーリーがとにかく重いし、ヨン様はずっと泣いたり、落ち込んだり、雨でずぶ濡れになったりで暗い顔。
妻が事故にあったと連絡を受けて病院に行ってみれば、見知らぬ男と一緒だった。しかも警察署で渡された遺留品に避妊具があったり、デジカメには男と裸で戯れる動画が保存されてたり、携帯電話にはいやらしいメールが残されていたりで、夫のヨン様は困惑・・・・。ついには重症で昏睡状態の妻に「死ねばよかったのに」と暴言を吐くとこまで観た。なんだよこの、暗い話。
同じ展開だと「パクリ」て言われちゃうから、「Tシャツが乾くまで」はもちろん、2話から展開が変わってくる・・・はずですよね。
・・・とここまで書いて、時間も遅くなってきたのでお風呂に入ってきたんだけど、入浴しながら考えてたら、
「そもそも、なんで、バスが事故に?」
て思った。
ドラマでは「運転手が急な心臓発作をおこし」ということだった。本当に?サスペンスとか推理ドラマだと、実はそうじゃなかった、乗客に犯人がいた・・・とかって展開になるんだよね(松本清張、読みすぎ病)。
となると、乗客全員亡くなったのに、一人だけ行方不明の松ケンが怪しいとか、いや、そうなってくると古書店の店主リリー・フランキーはどう見ても怪しいだろうとか、話がどんどん横道にそれていくのでした。
もちろん、そんなサスペンスではないと思います。
「Tシャツが乾くまで」脚本家と関連作品
「Tシャツが乾くまで」の脚本家は生方美久(うぶかた みく)。
大学卒業後、医療機関で看護師・助産師として働きながら、ミニシアター(シネマテークたかさき)でのアルバイトなどを経て、独学でシナリオ執筆を開始。2021年、「第33回 フジテレビヤングシナリオ大賞」で『踊り場にて』が大賞を受賞し、脚本家デビュー。2023年、第31回橋田賞新人賞を受賞。
連続ドラマ初執筆にして社会現象を巻き起こした大ヒット作が目黒蓮主演の「silent(サイレント)」です。
んーーあーー、なんか、そうかあ・・・・
「サイレント」って、別れた恋人に数年後再会する話で、ふたりにはそれぞれ別のパートナーがいたけども・・・・てやつで、一部で「令和版冬のソナタ」とも称されたドラマです。
生方さんは、ヨン様ファンですか?
・・・・てことでは、ないですよね。
生方さん、これまではずっと、連続ドラマはフジテレビでしか書かれていなかったようで、今回が初のTBSドラマです。
そりゃフジテレビのシナリオコンクールで受賞された方だし、「サイレント」があれだけ話題になったから、フジテレビ的には囲い込みたかったんでしょうね。
ただ脚本家としてはフィールドを広げたい。フジテレビも近年、なにかと負の話題ばかりなので、ちょっと他局ともコネクションを作っておきたい。そう思うのが普通です。
さすがに「4月の雪」と同じ「残された同士が恋愛関係に」という展開はないと思います。行方不明の充(松山ケンイチ)は、生きていると思います。生きて帰ってきて、真相を語ったことで「そういう事情だったんだ」という結末になってほしい。
松山ケンイチと蒼井優の共演作について
うっかり忘れてたけど、前回のTBSドラマ「時すでにおスシ」で、松山ケンイチと永作博美が18年ぶりの共演と話題になっていたので、18年前の共演作「人のセックスを笑うな」をAmazonビデオで見たのが4月でした。
タイトルはアレなんだが、ストーリーはほっこりした話だった。とにかく、この時の蒼井優が、めちゃくちゃ可愛い(当時22歳)。
蒼井優と松山ケンイチはその後も、
・映画『春を背負って』(2014年公開)
・映画『宮本から君へ』(2019年公開)
などで共演している。
「人のセックスを笑うな」では、えんちゃん(蒼井優)は、みるめ(松山ケンイチ)のことが好きなんだけど、みるめは年上の女ユリ(永作博美)に夢中という話なんだよね。
スネて、ふてくされてるけど、でもみるめを励まそうとするえんちゃんがかわいいだよな。ついでに「ガス人間」にも出てますから、蒼井優。「やっぱり、いくつになっても可愛いなあ」て思って観てた。
でも、今回のドラマの、夫が行方不明と警察から告げられた時の蒼井優の演技とか、樹生から「あなたの御主人、僕の妻と不倫してましたよね」て言われた瞬間の、怒っているような、泣いているような、そのどちらでもないような、なんとも言えない微妙な表情とか、上手いなあ・・・て、感心しました。
余談だけど蒼井優の「バラエティ番組での夫婦初共演」て言われた、「それスノフレンドパーク」も観ましたよ。
私、どんだけ蒼井優が好きなんだよ(笑)。
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