日本テレビで1987年に放送されていた刑事ドラマ「あぶない刑事」の情報です。
前回に引き続き「あぶない刑事」シーズン1のあらすじです。
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あぶない刑事シーズン1第2話「救出」あらすじ（ネタバレ）
刑事の鷹山（舘ひろし）と大下（柴田恭兵）と町田（仲村トオル）は、たまたま銀行にいる時、銀行強盗に遭遇する。そのうちの一人、依田は現行犯で逮捕するが、残る2名は町田を人質に艀（はしけ）に乗って逃走。そのあと港署へ犯人から電話があり、町田の生存を知らせると共に5000万円の身代金を要求される。
犯人により町田は手足を縛られたまま、あと1時間で解体工事が予定されているビルに置き去りにされる。近藤捜査課課長が5000万円を用意。犯人から電話があり、依田が電話口に呼ばれる。「鷹山と大下に金を持たせて、例の場所まで走って来い」と指示された依田に従って、身代金入のジュラルミンケースを持った鷹山と大下は港署を出て走る。しかし、鷹山は途中で単独行動に出る。
赤レンガ倉庫に着いた依田と大下の前に犯人が現れる。町田の姿はなく「途中でかっさらってきた」という女生徒を新たな人質にしている犯人。そこへ鷹山が現れる。身代金を持って車で逃走しようとする犯人の車のボンネットにしがみつき、阻止する鷹山。何とか犯人を捕まえ、町田が置き去りにされたビルの場所を聞き出し駆けつける鷹山と大下。町田も間一髪のところで、自力でビルから脱出していた。
身代金は、近藤課長が捜査課と少年課の署員全員の退職金を前借りして工面したと知って、「恐ろしい人」と怒る署員たち。
感想
やはりストーリーよりも、当時の横浜や伊勢佐木町を観てしまいますね。
今は無き伊勢佐木のダンキンドーナツに横浜松坂屋は懐かしい。しかし、銀行出たらすぐ港の倉庫街てのは何だ（笑）。いくら横浜が港町だといっても、そんな海ギリギリに建ってる銀行はないだろう。
携帯電話なんてまだなかった時代。背景には公衆電話や赤電話が映り込んでいるが、トランシーバーで会話するシーンが出てきます。一瞬、携帯電話かと思って「時代先取り！？」と驚いたら違ってました（笑）。
そして、笑点の座布団運び山田くんが出てます。捕まる依田役。あまりお芝居が上手とはいえませんね。もちろん私は「ずーとるび」だった頃から知ってますが、きっとこの頃は迷走してたんでしょうね。役者やってみたり、その他もろもろ。笑点におちつてよかったですよね、山田くん。
しかし、今見たら「突っ込みどころ」も結構ありました。最後の町田がビルから脱出するシーン、かなり大げさで笑いました。何も窓から飛び降りなくても（笑）。
あと、最後に「かっさらってきた」という女学生の人質はいてもいなくてもストリー的にはよかったような・・・・。
そして、昔の赤レンガ倉庫、懐かしいというほどではないけど、夜友達と赤レンガ倉庫でウロウロしてて、警備会社のパトロールカーのヘッドライトで照らされ、拡声器で「はい、そこの君たち！ここは立ち入り禁止区域ですよ！」て警告された過去を思い出した（すぐ立ち去ったので、お咎め無しでしたが）。
あの頃、「ここがアブデカのロケ地かあ」なんてお上りさん丸出しで赤レンガ倉庫とか見に行ったものですよねえ・・・・・ああ懐かしい。
それにしてもこのドラマ、ちょっと「メン・イン・ブラック」を彷彿とさせますね。
テーマ曲とかコンセプト（常識はずれの刑事という点など）は「ビバリーヒルズ・コップ」に共通すると思います。特にテーマ曲。最近になって舘さんが「俺が作曲したんだよ」と言っていたのを聞きました。
「メン・イン・ブラック」はその道のベテランと新米というコンビだけど、なんか似てます。まあ、コンビものて「ブルースブラザーズ」とか、もっと古くは「やじさんきたさん」の時代から、洋の東西を問わずに存在したし、今ちょうどジョニー・デップ来日でプロモーション中の「ローン・レンジャー」だって凸凹コンビの話で1933年にラジオドラマからスタートしたんだってね。
何気にその後人気番組になった刑事ドラマ「相棒」も、コンセプトはコンビの刑事ものだもんね。
とりあえず主演を二人組のコンビにすると、ヒットするってことかしら。
あと、浅野温子さんが「なるようになるさ。」の番宣で「はなまるカフェ」に出た時、「アブデカは最初と最後の署内のシーンしか出てない。だから収録は短時間で済んだ」と言っていたとおり、真ん中の捜査のシーンには出て来ませんでした。第1話にはちょっと捜査にも出てたのにね。今後、温子さんはずっとこのパターンらしい。
「あぶない刑事」の初期（1987年）のドラマ版、現在はAmazonビデオで配信されています。
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