2024年7月29日に読んだ本「続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート」の感想です。
整理収納アドバイザーEmiさんが長年続けてきた「マイノート」という習慣。
「目の前の景色が変わり始める」「心の貯金通帳」「書くことで脳に刺激がいく」というマイノートの書き方、活用法をまとめた本の「第2弾」です。
私は第2弾と知らずに、ほぼ「ジャケ買い」の状態で買いました。アナログな手帳やメモが好きなので、表紙の「ノートが積み重なっている画像」を見ただけで、
「これは!読まねば!」
と思って買いました。今回は電子書籍ではなく、紙媒体です。
Emi「続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート」の感想
【続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート (OURHOME) 】
マイノートは心の貯金通帳。今、書かないともったいない! 仕事も家庭も! マイノートで目の前の景色が変わり始める! マイノートの書きかた&使いかたを全公開!
著者:Emi
「OURHOME」主宰。17年間70冊にわたって「マイノート」に記した心の動きやアイデアをもとに、暮らしの情報発信とオリジナルの商品企画を行う。兵庫県西宮を拠点に代表である夫とスタッフ18名と運営。
実は・・・・ほぼ衝動買い。よくわならないまま、ノート術の本だと思って買いました。
ノート術、メモ術、フセン術、手帳術などのアナログな手書き媒体の活用法を紹介した本を買い漁ってます。色々読んでも、自分の方向性が決まらない。だからまた買う。でもなんだかとっ散らかっていくばかりで・・・
決して、読んで損する内容ではないけど、後で似たような別の本の存在を知って、実際その本を読んで改めて考えたら、
「ちょっと、内容が薄いかな・・・」
と思いました。
これまでEmiさんが出されてきた本は片付けや整理収納に関するものがほとんど。
Amazonのレビューには「これは今までの本とは少し毛色が違う。かなりビジネス書寄り」という意見もありました。
そもそも私はこの著者がどんな方かもよく知らず、ただ表紙を見て「ノートを沢山書いている人」という認識でした。
著者によると22歳の時から17年間、書き続けてきた「マイノート」が70冊あるとのこと。
全てにナンバリングして、読み返せるようにしてあるとのことでした。
私も過去10年くらい手帳やメモ帳を沢山書いてきたけど、そのどれもがバインダー式のシステム手帳だったため、レフィルがバラバラに保管されていて、時系列になっていない。読み返したいと思っても、
「20〇〇年の夏頃の手帳のレフィルはどこのバインダーに入っているの?旅行に行った時の事を確認したいんだけど、もう捨てたの?まだあるの?」
と、毎回家中を大捜索しないと出てこない。
私の過去の手帳は押入れや、収納庫や、家のあちこちに分散しているし、ナンバリングもされていないので、せっかく書いた手帳がただの「過去のガラクタ」みたいになっていて残念。
だから、書店で「続けるほど、毎日が面白くなる。もっともっとマイノート」を見つけて、パラパラちょっとだけ立ち読みした時、
「これだよ!」
と思い衝動買いでした。
Emiさんが17年間、70冊書き続けてきたノートが「マイノート」。
簡単に言うとなんでも書くことのできる雑記帳です。Emiさんはそれをナンバリングして、いつでも読み返せるようにしている。
テレビや雑誌を見て気になった事から、体調のこと、夫や子どもに関すること、友人のこと、旅行の計画や感想、お金に関することや住まいに関することまで、思いついたら全てひとつの「マイノート」に記録します。
Emiさんによると、マイノートは書くこと以上に「見返すこと」に意味がある。
Emiさん自身も、自分が書き続けてきたマイノートを読み返すことで、あらゆる気づきやアイデアが生まれ、独立して会社経営者となり、暮らしの情報発信とオリジナルの商品企画を行う会社「OURHOME」の主宰となった方。
この本にはその「マイノート」のくわしい書き方や、活用方法が解説されています。
私はなるほどなと思い、「マイノートの第1弾」があると書かれていたのを読んで、その本「わたしらしさを知る マイノートのつくりかた」も読んでみようかなと思ったのですが・・・・
「マイノートの本」より「情報は一冊のノートにまとめなさい」
第1弾を買うか、どうするか。第2弾はそれなりに参考になったし、面白いアイデアだと思ったので、第1弾の「わたしらしさを知る マイノートのつくりかた 」も読みたいけど、内容が重複する可能性もあるから、どうしようかなと思って、とりあえずAmazonのレビューを全部読んでみました。
すると・・・かなり辛口の感想が多い。さらに、
「情報は一冊のノートにまとめなさい 奥野宣之 の本と同じ」
という書き込みがありました。
Emiさんの第2弾本の「もっともっとマイノート」の中に繰り返し「22歳のときから書いてきた」とか「17年前から書いてきた」というフレーズが出てくるんですが、それって「すでに出版されている奥野宣之著『情報は一冊のノートにまとめなさい』に影響を受けたわけではない。それより前からやっていた」という事が強調したかったのか・・・・
そこで俄然、気になるのが奥野宣之の「情報は一冊のノートにまとめなさい」ですよ。
書名はなんとなく知っていたけど、読んだことはない。アナログ媒体好きには、気になる本だ。なぜ、今まで読まなかったんだろう・・・と、早速Amazonの電子書籍で「情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]」を読みました。
情報は1冊のノートにまとめなさい[完全版]
確かに、同じ!
ただ、根本的なものが全く違う。
個人的には「情報は一冊のノートにまとめなさい」派だなあ。
まず、奥野さんの過去の「一冊ノート」と、Emiさんの本の表紙にある過去のノートの違いが歴然。
奥野さんのノートはめちゃくちゃ分厚いんです。
元はどちらもA5サイズの薄いノート。Emiさんが使っているのはコクヨの1冊40ページのキャンパスノートで、「薄いほうがモチベーションが上がる」というこだわりがあるそう。薄いほうが書き終えるのに時間がかからず、やる気が続きやすいとのこと。
奥野さんはどのメーカーのノートを使っているは不明です。もともと厚みのあるノートかというと、そうでもない。
圧倒的な厚みは、切り抜きの貼り付けが多いからだと思います。
Emiさんのマイノートも、雑誌やチラシの切り抜きなどが貼られていますが、お洋服などの画像がメイン。
一方奥野さんの切り抜きは新聞記事や雑誌の記事など、文書がメインです。
奥野宣之著『情報は一冊のノートにまとめなさい』のさらにくわしい感想は、またのちほど、まとめます。