毎日暑い日が続きます。
私は基本的にガスで炊飯していますが、こう毎日猛暑が続くと、ガス火での炊飯は疲れることもあります。
「炊飯器を使えばいいのでは?」
というご意見はごもっとも。
しかし、私は数年前に「これだけ美味しくガスコンロで炊飯できるなら、炊飯器はいらないわ」と、電気炊飯器を処分してしまいました。
さらに、ご飯は基本的に私と子供しか食べない(夫は麺類好き)ので一度に1合しか炊飯しません。
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沢山炊いても残って「冷凍ご飯」が増えるばかり。
できれば毎回炊きたてご飯食べたい私は・・・・
1.再度少量(1合以下)のごはんが炊ける炊飯器を買う
2.電子レンジで炊飯する
3.その他の家電で炊飯する
という選択肢の中から、「1合のごはんを炊飯器を使わず炊く究極の時短炊飯とはなにか?」を考えてみました。
10分ごはん炊飯器&お米
最初に考えたのが「10分でごはんが炊ける」という株式会社神明(しんめい)の炊飯器でした。
精米卸販売の老舗「神明」が開発した、浸水なしでも10分でご飯が炊きあがるという専用炊飯器が以前から気になっていました。
それがこちら。
炊飯器ポッディー(白)
「最短10分で炊きたてのごはんを召し上がっていただけます」という製品特徴はとても魅力的なんですが、それには専用の「ソフトスチーム米」が必要になります。
炊飯器ポッディーとソフトスチーム米、この2つがセットになって初めて「10分ごはん」が可能になります(0.5合を炊飯し蒸らし時間を省いた時間の場合)。
そこがどうしても納得いかなくて長年購入をためらっています。
思い切って買いました。
確かに10分でごはんが炊けますが、それはソフトスチーム米1袋=0.5合を使用した場合です。
普通の白米の場合は吸水させる時間を除いても、20分くらいかかります。吸水と蒸らし時間も足すと50分はかかりますので時短とは言えません。
ソフトスチーム米は普通のスーパーなどでは見かけず、通販で買うしかないので、結局普通の白米しか炊かなくなりましたが、時短にこだわらなければ少量炊くのには便利です。
ただし最高でも1.5合までしか炊けません。
おかゆモードや玄米モードもありますが、一度玄米モードで玄米を炊いてみたものの、微妙な感じの仕上がりでした。
電磁調理器とストウブの炊飯用鋳物鍋
卓上用の電磁調理器と、鋳物の炊飯用鍋を使って1合のごはんを炊く方法もあります。
鋳物のお鍋といえば、フランス製のル・クルーゼやストウブ、国産品のバーミキュラなどが人気です。
鋳物ホーロー鍋と加熱する熱源がセットになった「バーミキュラ ライスポット」はとても魅力的ですが、なんせ7万円近いお値段で購入にはためらっていました。
しかし!数年前にストウブから発売された炊飯用の鋳物ホーロー鍋は安い(といっても1万円以上しますが)。
staub ストウブ 「 ラ ココット de GOHAN チェリー M 16cm 」
そして、このストウブの炊飯用鍋に電磁調理器を組み合わせてしまえば、バーミキュラのライスポットとほぼ同じごはん(おそらく・・・)が炊けます。トータル2万円以下の予算で道具がそろう。
現在私は基本的に「ラココットデゴハン」をガスで使用しています。
ガスで炊く場合、お米1合なら、
1.中火で7~8分加熱(フタをしない)
2.沸騰したら超弱火にしてフタをし、8分加熱
3.火を消して10分蒸らす
です。
これを電磁調理器でやると、
1.フタをせず800wで4分30秒加熱
2.1200wで1分加熱(吹きこぼれに注意)
3.沸騰したらフタをして200wで5分加熱
4.電磁調理器を消して10分蒸らす
です。あくまでもストウブの「ラココットデゴハン」を使用した場合の時間設定です。
これはかなり美味しく炊けます。
お米の浸水時間は別途必要になります。
炊飯前にお米を洗って、30分浸水させてください。
夏にガスを使うのは暑くておっくうな時に、電磁調理器はおすすめです。
くわばたりえの電気圧力鍋
半年前にテレビ通販でクワバタオハラのくわばたりえさんが紹介していた電気圧力鍋を衝動買いしました。
はっきり言って、いまのところこの電気圧力鍋がいちばん「時短」で炊飯できます。
お米の浸水時間を除くと、お米1合の場合「3分加熱後15分蒸らし」で炊けます。
ただし、圧力鍋なので「3分加熱」というのは「沸騰して圧力がかかってから3分」です。
これも季節によりますが沸騰するまでに1合ならおよそ5分くらいかかり→そのあと圧力弁が上がるまでに1分くらい→3分加熱→蒸らし15分になりますのでトータルで25分です。
これはかなり美味しく炊けます。
余計な機能がないだけにシンプルで使いやすく、使ったあともフタ等外して丸洗いできるので気に入っています。
ほったらかし 電気圧力鍋(1.2L) 日テレポシュレ(日本テレビ 通販 ポシュレ)
時短炊飯を可能にする土井善晴先生の「洗い米」
ご飯を早く炊きたい。
時短で炊飯したい。
という時のためにあらかじめやっておくと便利なのが料理研究家の土井善晴先生が提唱されている「洗い米」です。
お米を洗って(といで)ザルに上げ30分から40分水切りしたお米が「洗い米」です。
これをビニール袋や保存容器に入れ、何合分か常に用意しておくと、浸水時間ゼロで炊飯できます。
洗ってしばらく置いて吸水したのが[洗い米] すぐに炊かない時は、水切りをシャっとして、ポリ袋に入れ、冷蔵庫に保管。きれいな水で水加減してすぐに火を入れる。きちんとけじめをつける伝統のごはん炊きは、雑菌がだんぜん少ないので、ご飯は傷みにくいというのが、おいしさの証明。 https://t.co/N3kDEgEMrV
— 土井善晴 (@doiyoshiharu) July 30, 2017
私も料理番組で土井先生が紹介されているのを観てから、冷蔵庫に洗い米を常備しています。
たいていは1合分のお米を洗って、ザルで水切りして、保存容器に入れる×3くらいストックしています。
この状態なら冷蔵庫で3から4日は保存できます。
炊飯する時は一合分(容器1個分)を鍋に入れ、分量の水(鍋や調理道具によってその時々水の量は変わります)を入れて、浸水(吸水)なしですぐ炊飯できます。
今一番よくやっているのはこの洗い米+電気圧力鍋での炊飯です。
いまのところこれが最短での炊飯時間になります。
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