2025年6月、週刊文春が実質半額になる驚きのサービスが発表された。
「本当にいいの?これだと週刊文春が実質半額だよね?あとで中止とか廃止にならないでよね」
と今でも思っている。
何のことかと言うとAmazonの電子書籍読み放題のサブスク「Kindle Unlimited」の対象雑誌に、文藝春秋社の週刊誌『週刊文春』が登録されたのだ。
Kindle UnlimitedはAmazonの電子書籍・電子雑誌の読み放題サブスク。
月額の利用料を払えば、本や雑誌の電子版が何冊でも読み放題。
ただし、Amazon内にある全ての電子書籍が読めるわけではない。
「Kindle Unlimitedメンバーシップに含まれています。」
と表示される本・雑誌だけが読み放題になる。
それ以外の電子書籍は、追加料金が必要になる。
週刊文春の電子版も、これまでは対象外。
追加料金が必要だった。
Kindle Unlimitedで週刊文春が読める しかも全記事が
私は、週刊文春をおよそ40年前から愛読している。
もちろん紙媒体のものを長年買っていた。
やがて、「電子雑誌の読み放題」のサブスク「dマガジン」で読むようになった。
定額読み放題だし、過去のバックナンバーも読めるから。
ところが、dマガジンの週刊文春は、「連載記事」しか読めない。
特集記事のほとんどはdマガジン版ではページが非表示となっていた。
そのため気になる特集などがある時だけ、別料金を払って週刊文春の電子雑誌をAmazonで買っていた。
しかし、2025年6月からKindle Unlimitedの対象となった週刊文春は、特集記事も読める。
ほぼ、全記事が読めるのだ。
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Kindle Unlimited 読み放題
サブスクのdマガジンとKindle Unlimited両方利用していた私
私はこれまで読み放題サブスクKindle Unlimitedとdマガジン、両方の月額料金を払って利用していた。
Kindle Unlimitedはビジネス書や実用書を読むため。
dマガジンはほぼ、週刊文春を読むためだけに利用していた。
dマガジンは月額580円。週刊文春約1冊分の値段で、ひと月に4冊から5冊の最新号が読める。もちろんそれ以外も雑誌も。
ただずっと不満だったのは「特集記事は読めない」こと。
しかし、Kindle Unlimitedで週刊文春が読めるようになったことから、dマガジンはすぐに解約した。
週刊文春が実質半額とは、どういうこと?
2025年現在、週刊文春は紙の雑誌が1冊510円、電子雑誌だと1冊480円。
週に1冊買うとすると、電子雑誌の場合1ヶ月で4冊1,920円になる。
ところがKindle Unlimitedで読むと、月額980円で読めてしまうのだ。
これが「実質半額」ということ。
ちなみに文藝春秋社に直接電子雑誌の定期購読を申し込む方法もある。
文藝春秋社公式サイトに表示されている利用料は、
・月額プラン2,200円(税込)/月
・年額プラン22,000円一括払い、1年更新
(1ヶ月あたり1,833円(税込))
・3年プラン59,400円一括払い、3年更新
(1ヶ月あたり1,650円(税込))
文藝春秋社の電子版は、ただ電子雑誌が読めるだけではなくプラスアルファの「電子版オリジナル記事」が読めるサービスなどもある。
なので単純に電子雑誌の代金と比較するものではないのかもしれない。
それでも、一番安くても3年プランの「1ヶ月あたり1,650円」だ。
AmazonのKindle Unlimitedで週刊文春を読むこと以上に「お得」な購読方法は今のところないのではないか、と思う。
週刊文春が半額で読めて、バックナンバーも読める
ちなみにKindle Unlimitedでは週刊文春のバックナンバーも読める。
2025年8月3日の時点で、一番古いバックナンバーが「 2025年4月17日号」(発売日は4月10日)。つまりおよそ過去4ヶ月分のバックナンバーが読める。
ちなみに文藝春秋社の定期購読プランなら「過去記事も3年分読み放題」。
この3年分が紙面ビューアーなのか(電子雑誌)、そうではないのかサイトに表示されていないのでわからないが、過去の記事もたっぷり読みたい方はそちらがお得。
Kindle Unlimitedは週刊文春だけじゃない
Kindle Unlimitedはもちろん週刊文春が読めるだけじゃない。
雑誌や小説、ビジネス書、実用書も読み放題。
長年週刊文春とライバル関係にある週刊誌「週刊新潮」も読み放題。
週刊文春に限って言えば関連雑誌の「週刊文春 WOMAN」や、週刊文春の連載記事をまとめた「文春e-book」などもKindle Unlimited対象になっている。
Kindle Unlimitedは同時に何冊まで読めるのか?
Kindle Unlimitedが同時に読めるのは20冊まで。
これは図書館での貸出と同じようなものだと理解すればいい。
スマホやPCに同時に保存しておける冊数が20冊ということ。
一度に図書館から借りられる冊数が、20冊までと同じ感覚だ。
20冊以上のKindle Unlimited対象作品をダウンロードしようとすると、どれか1冊の利用を終了するようにというメッセージが出る。
利用を終了する電子書籍を選ぶと、その本なり雑誌なりは、ダウンロードしたスマホやPCからも自動的に削除されて読めなくなる。
「20冊もあるのなら、大丈夫だろう」
と思いがちだが、すぐに20冊の枠がいっぱいになる。
理由はKindle Unlimitedの対象作品を見ていると、
「この本面白そうだから、とりあえずキープしておこう」
と思ってどんどんダウンロードしてしまうから。
どんどんダウンロードして、どんどん読むならいいが、大抵の場合「いつか読む」気でいたまま、結局読まないでたまっていくパターンが多い。
週刊文春をドリンク付きで実質無料で読む方法
40年前から愛読しているとか、偉そうなことを言ったが、一時期、経済的な理由で「無料」で読める場所に通っていたこともあるのだ。
その場所は公立の図書館。
ただし、わが町の図書館も、隣町の図書館も「週刊文春の最新刊」は雑誌の棚になかった。
盗難防止なのか、それとも別の理由なのか、棚に「最新刊はカウンターにお声掛けください」と貼り紙してあり、気軽に手に取ることはできなかった。
もちろん、カウンターに言えば奥から出してくれるのかもしれないが、それも面倒なので、棚にあるバックナンバーを読んでいた。
もうひとつ、無料で読めるのは「快活CLUB」などのネットカフェ、漫画喫茶だ。
私はほぼ「快活CLUB」しか利用したことがないので、その他のネットカフェに週刊文春があるかどうかは不明。
快活CLUBには、どこの店舗に行っても週刊文春があった。
最安値だと「飲み放題カフェ」タイプの利用料金が30分250円(店舗によって違う)。
1時間でも500円。
飲み放題のドリンクにはコーヒー、紅茶やコーラ、ジュースなどの他に、ソフトクリーム、粉末をお湯に溶かして飲むスープ(味噌汁やわかめスープや中華スープ)もあり、お店によってはモーニングセット(トーストとフライドポテト)を100円で食べられるところもある。
▶快活CLUBのモーニング実施店はこちら
30分250円をドリンク代と思えば、週刊文春は実質無料で読める。
ただし人気の雑誌なので、棚に最新刊がなくて(誰かが読んでいて)読めない時もある。
同じような雑誌が読めるカフェとして、TSUTAYAが展開するシェアラウンジもある。
シェアラウンジと快活CLUBの最大の違いは、
「シェアラウンジは会員登録をせずに利用できる」
という点。
快活CLUBは初回のみ、身分証明書の提出をして、入会金を払って「会員登録」する必要がある。
シェアラウンジは登録不要(学生プランは店頭で学生証を提示)。
料金は1時間およそ1,000円と、快活CLUBの2倍はするが、ドリンク飲み放題にプラスして「スナック無料」という驚くシステムがある。
このスナックがとにかく沢山あって、選び放題。ほぼスナック・バイキングと言える。
ドリンクのお供というより、アルコールのつまみ系(ナッツなど)が多い。
店舗によってはパンやソフトクリームもある。
快活CLUBのような「個室」や「PC」はないので、パソコンは持ち込む必要があるが、ソフトドリンク飲み放題とアルコール飲み放題もあって、雑誌や本が読み放題なのは快活CLUBと同じ。
ただし本やマンガの数は漫画喫茶より少ない印象。
私は1回しか利用したことがないが、ぼんやりして長時間いるとあっという間に3千円近い料金になるので、いくら雑誌や本が無料で読めても、ちょっとお財布にキビシイ印象。