2024年7月30日のTBSで放送の番組「マツコの知らない世界」で紹介の「デスクトップミュージックの世界」に関する情報です。
ボカロ曲「人マニア」や「イガク」などで知られているトラックメイカー・原口沙輔さんが、デスクトップミュージックの世界を解説しました。
1980年代、少年ジャンプの裏表紙の通販広告にあった2万円のアコースティックギター。これを買えば私も、曲が作れてミュージシャンになれると信じていた。でも、ギターを弾けるようになるのか?曲が本当に作れるのか?もし曲が書けたとしても、私に人前で歌う度胸があるのか・・・・と悩んでいるうちに瞬く間に時は流れ、今は2024年。
「ギターが無いと、曲は作れない」
と思っていたあの頃を思うと、時代がすっかり変わってしまったという事に今さら気づかされました。
今や、ギターでまずはコード覚えて、曲作って・・・という時代じゃないんだね(とっくに、そうじゃかなったという驚き!)
「マツコの知らない世界」デスクトップミュージックの作曲ソフト
昔と今では音楽のあり方が変わり、曲の作り方が違うという原口さんの解説がありました。
曲に関しては、昔のポップミュージックはエレキギターが主流だったが、今は「DTMソフト」を使って作曲する。
楽器が弾けなくても、「弾けるみたいにプログラミングできる」と、原口さんが演奏している場面で使用されていたソフトは、「作曲、アレンジ、DJなどなど、色々なことができる音楽ソフト」と言われている『Ableton Live』です。
現在の最新バージョンは「12」。Intro、Standard、Suiteの3種類があり、Intro<Standard<Suite の順で機能が増えていきます。
Ableton Live 12 Standard【※シリアルPDFメール納品】
ネット上でソフトを購入する場合は、アップグレード版もあるのでご注意を。
アップグレードの対象製品(Ableton Live Liteなど)を所有していないと、アップグレード版は使えません。
「マツコの知らない世界」デスクトップミュージックのボカロソフト
「DTMソフト」だけでも、歌のないインストゥルメンタルの曲が作れますが、やはり歌詞を書いて歌を入れたい場合に使用するのが「ボーカロイド(ボカロ)」のソフトです。
ボーカロイドやボカロはヤマハ株式会社の登録商標です。最初に音声合成ソフトとして「パソコン上で入力したメロディーや歌詞を歌ってくれる」と紹介されていたのは、ヤマハの音声合成ソフト『VOCALOID6』でした。
力強くもナチュラルな歌声のgalaco BLACKと、可憐で感情豊かな歌声のgalaco WHITEがあります。サンプリング元は俳優・歌手の柴咲コウさんです。
VOCALOID6 Starter Pack galaco BLACK
VOCALOID6 Starter Pack galaco WHITE
ボーカロイドと聞いて連想するのはやっぱり「初音ミク」。「初音ミク」もヤマハが開発したボカロソフトです。
ボカロの始まりは2004年に発売された、初の日本語版音声合成ソフト『MEIKO』でした。
VOCALOID MEIKO
そして2007年、初音ミクの誕生とともにボーカロイドが世に定着しました。
私はずっと、初音ミクというのは単なるアニメのキャラで、声は声優さんが出しているものだと勘違いしており、今回の放送を観て初めて、ボーカロイドという「合成の音声」と理解しました。
とはいえ「人の声」が使われていて、サンプリング元は声優の藤田咲さんの声です。
初音ミク V4X (incl. ENGLISH)
Amazonボーカロイドソフトのランキング
ボーカロイドはひとつじゃない。
サンプリング元の音声(声優・俳優)の違いや、「歌い方の違い」「効果の違い」などによって様々なボーカロイドが存在します。
そのためボカロのソフトも多数存在しています。
Amazonのボーカロイドソフトの売れ筋ランキングを見ると、1位はやはり初音ミクですが、歌手・声優「中島愛(めぐみ)」の声をベースに制作したMegpoidなどが根強い人気です。
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「マツコの知らない世界」歌声を加工できるソフト
番組で「驚きの進化」と紹介された「感情を表現できる」合成音声。
マツコ・デラックスさんが出題した「愛媛」を、原口さんがソフトを操作して「まるで人が歌っているような、感情まで取り入れた合成音声」に加工しました。
使用されていたのはDreamtonicsという会社の『 Synthesizer V』という歌声合成ソフトです。
Dreamtonicsは中国・上海市出身のフア・カンル氏が日本に拠点を移して19年に立ち上げた会社です。
AHS SAHS-40186 Synthesizer V Studio Pro スターターパック
今からでも遅くない?デスクトップミュージックの入門書
番組を観ていて、
「今からでも遅くない?私もミュージシャンになれるかも?」
と思いました(いや、もう、遅いだろ!と激しいツッコミ)。
曲作りには強い憧れがあって、高校生の頃(およそ40年前)に、
「曲は作れないから、せめて作詞だけでも」
と、というじヤマハがやっていた作詞コンテストに応募したことがあります。「新譜ジャーナル」という音楽雑誌が毎月募集していた、誌面の作詞コーナーにも何度か、投稿しました、が、まったく、泣かず飛ばずでかすりもしない(笑)。
ヤマハのコンテストはあまりに音沙汰がないので、わざわざコンテスト事務局まで「結果はどうなったのでしょうか?」と問い合わせの電話を入れたほど(怖い・・・)。あっさり「特に連絡がないというということは、落選です」という回答でした(そりゃそうだ)。
番組を観て、今や、曲ってソフトでつくれるんだ。なんなら、自分で歌う必要すらないんだと驚き、デスクトップミュージックの入門書をとりあえず探してみました(作曲するつもりなのか?)。
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還暦間近な私が今さらDTMの入門書を読んだところで、これといった展望も望めそうにないけど、若いあなたなら道がひらけるかもよ!
私はとりあえず「いちばんわかりやすいDTMの教科書」を読んでみます。
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