きっかけは2008年でした。
妊娠がわかり、
「何か、家でできる仕事を初めないと」
と思ったワタシは、とりあえずネットで収集した情報をもとに、アフィリエイトを始めました。
しかし、その時の収入はわずか、
「1ヶ月がんばったのに、月収は25円」
でした。

私が在宅ワークを始めた理由
私は、40歳で妊娠、41歳で出産という「高齢出産」ママです。
出産する前は、専業主婦でした。妊活のために、38歳で仕事を辞め、2年間、いわゆる妊活メインの生活をしていました。
妊娠がわかった時も、そんなに真剣に「家でできる仕事」を考えていたわけではないく、正直なところ、
「自分のお小遣い程度(2~3万円くらい)稼げればいいな」
という気持ちでアフィリエイトをすごく適当に、気まぐれなやり方でやっていたという感じ。
出産後は、
「育児の情報や、ベビー用品などの情報を発信すれば、もう少し稼げるかも?」
と思ったものの、そんな余裕はなく、赤ちゃんのお世話だけで一日が終わってしまう日々が続いていました。
まあいいか、これまで働いてきただけの貯金はあるし、夫がやっている個人商店も順調だし、このまま子育てしながら専業主婦を続け、「まぐれ当たり」くらいの感じで、ネットを使った在宅ワークでお金が少し稼げたらラッキー・・・なんて思っていた私。

いま思えば、本当にバカだった。なにも、わかっていなかった。
すぐそこまで、「不幸」の足音が近づいていることを、私は全く気づいていなかった。
可愛い子供と、働き者の旦那様。41歳で出産という、世間的には遅めのスタートだけど、ベビーカーを押しながら買い物して、
「ああ、ママになったんだなあ」
と実感し、喜びにひたっていた。
夫からの青天の霹靂
子どもが生まれて、半年くらい経った頃でしょうか、ある日夫から唐突に、
「実は、今やっている個人商店を辞めないといけない状況だ」
と言われました。
え?商売は順調みたいなこと毎日言っていたのに、急にどういうこと?何があったの?と驚いた私。
夫が言うには、実は去年近所にできたライバル店に、お客さんをほとんど取られてしまった。そのせいで売上が激しく落ち込んでいる。店舗の家賃だけで80万円かかるが、もう何ヶ月も前からお店の利益はそれ以下で、借金を重ねている。いつ、この事実を伝えようかと迷っていたけど、妊娠中に言うのは良くないだろうと思って言えなかった。出産後、今日こそ言おう、今日こそ言おうと思いながら、言い出せず、今日になってしまった・・・・・と。
そこからは怒涛の展開で、個人商店は辞める。一千数百万円の借金は残る。夫は無職になる。夫からの生活費はゼロに。
「生活費は渡せないって、そんな・・・いくらなんでも、なんとかならないの?子どもも生まれたばかりで、私だってすぐに仕事が見つかるとも思わないし。見つかったとしても、長時間働くことは無理だよ、ゼロ歳児がいるのに・・・」
ウソみたいな話ですが、全部実話です。
「目の前が真っ暗になる」とは、まさにこのこと、と私は思いました。
当面の生活費は、貯金を切り崩すしかなく、それすら「夫の貯金はゼロ」だったので、私の貯金を使いました。
長くなるので、その2 につづきます。