私が「在宅ワーク」を始めたワケ その2

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 その1からのつづきです。

 ざっくり言うと、
「子どもが生後6ヶ月の時に、夫が失業し、収入ゼロになったので在宅ワークを始めました」
 という話。

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目次

夫の貯金はゼロ

 夫が失業した時、夫名義の貯金はゼロ。

 経営していた個人商店の運転資金として、とっくに使い果たしていました。

 そればかりか、借金が軽く1000万円+α。いまだに詳しい額は、教えてくれない。もしかしたら2000万円、ひょっとしたら3000万円くらいあったのかもしれない。なぜなら、
「10年計画で返済する。毎月10万円ずつ返済して、10年で完済したら、ちゃんとした生活費を渡せると思う」
 と言われてから、かれこれ15年近くが経過しているけど、まだ完済したって話が私の耳に届かない。そして、生活費は最低限受け取っているけど、「ちゃんとした」額ではないから。

 ・・・まあ、いいですよ、割れ鍋に綴じ蓋。夫ばかりを責めるのも、フェアじゃないと言っておきましょう。私だって、そんな、大した人物ではない。

 夫が失業した時(個人商店が潰れた時)、あれこれ文句を言ったけど、
「お前だって、脱サラして商売始めるって言った時、賛成して喜んでたじゃないか!!」
 て言われ、否定はできなかった。

 最初は個人商店も儲かり、その調子でずっと、この先も、何年も、何十年も、余裕ある生活が続くと思っていたのは確か。

 今にして思えば、夫がやっていた個人商店は「砂上の楼閣」だった。最初こそ儲かりはしたものの、不穏な空気に満ちてたんですよ。好事魔多しで、儲かったり、子どもを授かったりで、私も調子に乗っていたことは確かです。

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夫の転職と収入の激減

 幸いにも個人商店をたたんでから1ヶ月後には夫の職が見つかりました。一度は脱サラして個人経営者になった夫ですが、再びサラリーマンに戻りました。それが本人には相当、キツイ様子でした。

 そして、とにかく大急ぎでと言うか、「どこでもいいから」くらいの勢いで見つけた転職先だったので、夫は毎日不機嫌で、会社の悪口ばかり。
 最低の会社だの、最低の上司だの、最低の経営者だの・・・・

 ずいぶん会社に不満があったようですが、子どもは生まれたばかり。自分は数千万単位の借金あり。嫁(わたしのこと)は仕事見つからない・・・・という状況で、より好みしている場合でもなく、採用してくれるという会社にとりあえず入社したのです。

 夫の収入はそれまでの半分くらいになり、そこからさらに毎月10万円の借金の返済。さらにマンションのローンの返済もあったので、私の受け取る生活費なんてゼロでした。

 ひとつ幸いだったのは、過去に夫の個人商店の儲けがあった時、マンションのローンを繰り上げ返済していたこと。夫の計算だと、マンションのローンはあと10ヶ月で完済できるので、そこまで耐えてくれたら生活費を渡せるということ。

「それまでは、悪いけど、そっちでなんとかして。生活費は、とにかくこの先10ヶ月は渡せない」
 と言われた瞬間は大喧嘩になったけど、もめていても何もならない。

 ゼロ歳児を抱えた41歳の、学歴も職歴もたいしことない私が今さら就職できるわけもなく、もし就職できたとしても、子どもをどこかに預けて働くとなると、保育料とか、もろもろ考えたら、少ししか残らない。

「これは・・・本格的に在宅ワークで稼がないと、借金が雪だるま式に増えるばかりじゃないか・・・」
 と頭を抱えて懊悩した私は、鬼の形相で「在宅ワーク」に関する本を読み漁るのでした。

 その3 につづきます。

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