感想文|大鈴佳花「夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方」を読んで

 無数にある世界のブログの中から、わたくしのブログにお越しくださって、まことにありがとうございます。読んでよかった、知れてラッキー、という情報がお届けできるよう日々精進させていただきます。

 今回は大鈴佳花(おおすずよしか)さんの本「夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方」を読んで感じたことをまとめました。




大鈴佳花さんとは?

 まず著者の大鈴佳花さんですが、あまり情報がありません。

 わたしも「引き寄せ」というキーワードだけで、著者のこともよく知らずに読んでしまった本です。

 セミナーやブログが人気だそうですが、そのせいか一部の熱狂的なファンは「信者」「宗教的」と言われ、温度差があります。

 ブログのプロフィールにも「未来覚醒スペシャリスト」以外の情報がありません。
 来歴や職歴、年齢や家族構成、そういったものがまるでわからないので、現実感がなくて、ふわふわ雲の上の方で何か語っているのを、遠くから「ん?何だって?」と聞いている感覚で読みました。

 ブログにある顔写真を見るとそこそこ若い女性?なのはわかりますが、画像がいつのものかもわからないし、そもそもご本人の画像である保証もないし。

 本には「私が気づいたことをブログに書き続けていると、出版社9社からお問い合わせをいただき、そして初出版が決まっていきました」と書いてありますが、9社もオファーがあったわりには、2017年の出版から4年経って、2冊め、3冊めは出ていないようなので、この「「引き寄せ脳」の作り方」もヒットしたとは思えず・・・。

 なんだかずいぶん批判的な書き方になってしまいましたが、決して全否定するつもりはありません。

 事実この本にあった「感謝すること」の大切さに気づいた私は、ブログの書き方を変えました。

 大鈴さんが言うように、あらゆるものに感謝することが「引き寄せ」の第一歩だと思って、まずブログの最初に感謝の言葉を書くようにしました。

「夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方」の感想

 まず前半が著者の不幸な体験談です。

 この部分が長すぎるのと、そこから抜け出した体験を「未来を思い出したから」という独特な表現で語っている点から、最初、強い拒否反応があり、途中で読むのをやめてしまいました。

 わたしは「引き寄せの法則」や「自己啓発」は好きですが、スピリチュアルとか霊的な体験とかいうのは苦手です。
「その違いはなんですか?」
 と問われると、説明するだけで長い文章が必要になります。

 「引き寄せの法則」とスピリチュアルは、似ているようで、別物だと思います。

 この本の「ダイビングの事故」や「首を痛めたことによる寝たきり生活」の話と、そこから覚醒した体験談は、読んでいるとスピリチュアルなものに感じました。

 しかしその後、わたし自身が「引き寄せの法則」に興味がありロンダ・バーンの映画「ザ・シークレット」を見たり、テレビのバラエティ番組で紹介されていたドリームボードを作ってみたり、「前祝いの法則」という本を読んで、夢が叶う前にお祝いしてしまおうという「予祝」について考えたりしているうちに、大鈴さんが言いたかったことが、似たようなことであると気づきました。

 「ザ・シークレット」の「引き寄せの法則」の説明でも、「夢があるなら、すでにその夢が叶ったという気持ちになることが大事」「欲しい物があるなら、もう手に入ったという気持ちで暮らすことが、欲しい物を引き寄せるのだ」と言っています。

 「予祝」も考え方は同じで、未来を先取りして「すでにそうなった」と自分に暗示をかけることが、成功体験を引き寄せると言っています。

 大鈴さんが気に入って繰り返し使っている「未来を思い出す」ということも、結局は同じことを言っているのだと気づいて、じゃあこれは「スピリチュアル」ではないのかな、と思い、もう一度、投げ出した本を読み始めました。

 スピリチュアルはある種、自分の力をあまり必要とせず「信じる者は救われる」的に、神や、自然界や、宇宙の絶大なパワーに問題をゆだねて、解決を図るものだと私は理解しています。

 「引き寄せの法則」や「自己啓発」は、それとは逆に、自分に、自らの深層心理や潜在能力に問題をゆだね、自分の力で解決すると思っているので(あくまでも、私個人の考えです)そこのところで、
「奇跡が起こった」
「突然覚醒した」
「パラダイムシフトが起こった」
 と畳み掛けるように言われると、なんだか神の恩恵を受けたような話だと誤解してしまいます。

 しかし、この本を読み進んでいくとわかるのですが、「奇跡」や「覚醒」や「パラダイムシフト」は、決して突然、何もしていなかったのに起こったわけではありませんでした。

 本の後半には脳の仕組みを知って、脳科学に基づく「ワーク」と呼ばれるメソッドやメンタルトレーニングを繰り返すことで、「覚醒体験」を目指したり「脳を活性化」してパラダイムシフトを起こす方法が解説されています。

 私がその中にある「感謝のワーク」をやってみる価値がある、と思ったのは「ハーバード大学のラザー博士らは、感謝と習慣と脳の関係について研究しています。それによると感謝することを習慣化すると、「脳の厚みが増す」ことがわかっています。」と書いてあったから。

 この本はスピリチュアルでも何でもなく、ちゃんとした脳科学のエビデンスに基づいて、「夢を叶える」方法を説明した本だったのです。

「夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方」の残念な点

 とにかく独特な言い回しと、著者お気に入りの「未来を思い出す」というフレーズの多様で、せっかくのいい部分がぼやけてしまっています。

 Amazonのレビューなどにも、スピリチュアルでお花畑で時系列もわかりづらく宗教っぽい・・・・というマイナス意見が散見されます。

 これはご本人というより、編集者の問題かもね、と思いました。

 ここからはまったく勝手な、私の独りよがりな意見ですが、私が編集者なら「未来を思い出す」という独特の言い方は著者がどんなに「これが大事だから」と言い張っても、別の表現に変えてもらいます。

 あと、ところどころにある、「〇〇なのですね。」という断定的な言い回しも「〇〇です」に変えてもらいます。

 文章表現としては変なところはないのですが、決めの言葉みたいな感覚で、ここぞという内容のあとに「なのですね。」という文末を持ってくるやり方も、文章に「変なスピリチュアルな感じ」を漂わせてしまっていると思います。

 あと、ご本人が体験したという「過去のつらい体験」は短く3ページくらいで終わらせて、そこから復活した部分にもっと加筆訂正してもらいます。

 何が残念と言って、繰り返し出てくる「ダイビングで死にかけた」話が、あまり共感できないところ。

 悪天候なのに無理をして海に潜って、恐ろしい体験をしたというのはわかるのですが、それがいかに恐怖だったかと長々語られても、ダイビングをしない者にとっては今ひとつ理解できないものです。

 さらにはもうひとつの「寝たきりになった」ことの原因が「カイロプラクティックで首を痛めた」と言われて、何だか、信じられない気持ちになるのは、私だけではないはず。

 わかりやすく、交通事故で脳挫傷や複雑骨折の重症だったとか、ステージ4のガンで余命宣告されたとかなら、体験したことがなくても大変さは理解できるのですが、ダイビングで溺れかけたとか、カイロプラクティックで首を痛めて寝たきりとか、どうしても「それがどうした?」レベルのチープな感じが漂ってしまいます。

 後半の脳科学やワークの話が面白いし、やって損はないと思えるのに、前半のこのチープな部分が長いのが残念な点です。

島崎藤村の「夜明け前」よりはまし

 島崎藤村の小説「夜明け前」は、ものすごく退屈な小説だけど、中盤から俄然面白くなる傑作の小説だと言われて、何度も読み始めるのですが、結局挫折してその「俄然、面白くなる中盤」にたどり着いたことがない。



 それはこの本が、何冊にも及ぶものすごく長い長い物語だから。

 「夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方」も、前半の著者の苦労話が退屈で長くて、独特の表現方法もわかりづらく、なかなか読むのに苦労しますが、「夜明け前」に比べたらものすごく短い本です(笑)。

 なので、読み始めて「スピリチュアルなの?」「お花畑なの?」と思って違和感があっても、我慢するのはちょっとだけです。

 後半の「セミナー体験者」の体験談もあまり、役には立たないと思うので、軽く読み飛ばす程度でいいと思います。

 ただ、脳科学の話と、夢を叶えるための「ワーク」の話は、信じられると思ったし、できるだけやっていこうと思います。


夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方

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