「夢を応援するシェアアパート。4万円台から」のCMでおなじみの、賃貸情報サイトのご紹介です。
家具家電付き、水道光熱費込み、インターネット込みで家賃「4万円台」というリーズナブルな家賃の物件とは?
東京で賃貸物件を契約する時は、通常なら敷金、礼金、前払家賃など合わせて約50万円以上は必要と言われます。
また、東京都の賃貸物件の家賃相場は、アパマンショップのサイトによると、23区内のワンルームも最安値でも6.41円です。
家賃が4万円台からというのは、本当でしょうか?
東京で家賃4万円からのシェアアパートの情報サイト
CMで「夢を応援するシェアアパート。4万円台から」と紹介されているのは、シェア型アパートの情報を紹介するサイト「トーキョーベータ(TOKYO β)」です。
東京都内を中心に約1,200棟、16,000部屋の数を保有しており、地図やエリア、最寄り駅などを指定して物件が探せます。
※年齢制限あり
「β(ベータ)」とは、ソフトウェアのテスト版を指す「β版」が由来。夢を追いかける若年層や外国人にとっての「仮住まい」という意味合いが込めて「TOKYO β」と名付けられました。
「初期費用」も3万円台と、かなりリーズナブルなので、
「東京に引っ越したい」
という方には特に、おすすめの情報サイトです。
トーキョーベータの運営会社はどこ?
トーキョーベータを運営しているのは、大手不動産会社の三好不動産です。
これまで、運営方針が異なっていたことから別々に運営されていた3つの会社
・三好不動産
・GGハウスマネジメント
・クロスハウス
が「TOKYO<β>ブランド」の立ち上げとともに統一した運営となりました。
三好不動産によって、3社の契約条件・入居ルール・家具家電の仕様・管理方法などを統一運営しています。
シェアアパートとは?
かつてテレビドラマの舞台となったり、バラエティ番組で紹介されたりした「シェアハウス」といえば、リビングがあって、住人がそこで交流するタイプのものでした。
「家賃や光熱費などの生活費がおさえられるのはいいけど、住人と交流するようなシェアハウスには住みたくない」
「シェアハウスには住みたいけど、プライバシーは守りたい」
と、これまで避けてきた方にも「TOKYO<β>」ブランドのシェアアパートはおすすめです。
一般的にシェアハウスには2タイプあります。
広いリビングがあって、住人同志が集まって会話したり、イベントするタイプのシェアハウスは「コミュニティ型」シェアハウス。
集まるようなリビングはなく、個人の生活を重視し、必要最低限の共有スペース(トイレやお風呂やキッチンなど)のみそなえた、住人同志の交流はない「パーソナライズド型」シェアハウス。
「TOKYO<β>」の情報サイトでは、おもにこの住人同志の交流がない「パーソナライズド型」を「シェアアパート」と呼んで紹介しています。
↓サイトはこちら
TOKYO<β>トーキョーベータ
大阪で家具家電付きで5万円
「TOKYO<β>」に参加しているクロスハウスは、大阪にもあります。
大阪の家具家電付き賃貸は、一般的にで10万円以上が多い中、 大阪クロスハウスは5万円から家具家電付き賃貸をご用意しています。
↓くわしくはこちら
【大阪】家具家電付き賃貸は5万円〜のクロスハウス
TOKYO βと「かぼちゃの馬」の関係とは?
「TOKYO β」で検索すると「かぼちゃの馬車」や「旧かぼちゃの馬車」というキーワードが出てきます。
かぼちゃの馬車とは、運営会社が経営破綻してしまったシェアハウスのブランド名です。
運営会社が土地を買いシェアハウスを建設。シェアハウスのオーナーになることで副収入が得られることを謳い文句に購入者を募集。購入者が運営会社に物件を貸し、運営会社が入居者に転貸する「サブリース契約」であることを安心材料として、「かぼちゃの馬車」は多くの購入者を集め、多数のシェアハウスが建設、販売されました。
「かぼちゃの馬車」といえば、タレントのベッキーさんが出ていたコマーシャルとして、記憶に残っている方もいるでしょう。不倫騒動から芸能活動を自粛したベッキーさんが、「復帰後初」に出演したCMということで、注目を集めました。
今、改めて見ると、ロケ地といい、馬車や衣装といい、かなり制作費がかかっていそうなコマーシャルです。
シェアハウスを探している人向けというよりも、「シェアハウスのオーナーになりたい人」「不動産投資をしたい人」に向けてアピールしたいという意図でつくられたのかな?という気がします。
実は「TOKYO β」は「旧かぼちゃの馬車」を事業再生するために立ち上げられた新ブランドです。
「かぼちゃの馬車」の経営破綻や事件について詳しく知りたい方は、「逆襲のサラリーマン」というマンガを読めば理解できます。Amazonの電子書籍で0円で読めます。
さらに上記の漫画の原作となった本「かぼちゃの馬車事件」もあります。著者は実際の被害にあわれた方なので、リアルです。Kindle Unlimited会員なら、追加料金無料で読めます。
旧かぼちゃの馬車のシェアハウスはその後経営が破綻し、アメリカの投資ファンド会社「ローンスター」のグループ会社である「ハドソン・ジャパン」が 1083 棟の物件を取得しました。
三好不動産はこの事業再生の運営パートナーとして、「ハドソン・ジャパン」と提携しています。
なぜ「東京で家賃4万円」にできるのか
いわゆる「かぼちゃの馬車事件」をわかりやすく伝える漫画「逆襲のサラリーマン」を読んでわかったことですが、シェアハウスが「かぼちゃの馬車」だった時代は、家賃設定も6万円と高めだったようです。
そのため「かぼちゃの馬車」時代のシェアハウスの入居率は、40%程度と低かった。「かぼちゃの馬車」運営元の不動産会社「スマートデイズ」はサブリース事業(部屋が空室でもオーナーに家賃を払うシステム)で「かぼちゃの馬車」を展開していたために、赤字が拡大し経営破綻しました。
シェアハウス「かぼちゃの馬車」は売却され、物件の所有権は第三者(ハドソン・ジャパン)に移転しました。
ファンド会社「ローンスター」の、かぼちゃの馬車の取得総額は700億円強。単純に1000棟で割っても、1棟あたり7000万円になります。
マンガ「逆襲のサラリーマン」を読むと、当初のかぼちゃの馬車物件の1棟の価格は「1億2千万くらい」とのことだったので、単純計算で4割引くらいの価格で取得したと思われます。
だからこそ現在は4万円台での提供が可能になったのでしょう。
「1億2千万くらいだったシェアハウスが、1棟あたり7000万円で売却されたということは、その差額5000万円はどうなるのだろうか?」
と思います。
そもそも「かぼちゃの馬車事件」が拡大したのは、運営元の不動産会社スマートデイズのずさんな経営でした。
スマートデイズは建設会社と結託して、物件価格にかなりの利益を上乗せして購入者に売却し、建設会社から法外なキックバックを受け取っていたことや、スマートデイズと提携して購入者に融資していた「スルガ銀行」の不正融資も問題でした。
スルガ銀行の融資の審査基準がずさんであったり、担当者が顧客の銀行預金残高を改ざんしていたという衝撃の事実が明るみに出て、問題の解決のために弁護団が立ち上がり、2019年9月に東京地裁に対して、スルガ銀行に解決を求める調停を申し立てました。
2020年3月にスルガ銀行と「かぼちゃの馬車」被害弁護団は「不動産(かぼちゃの馬車)の購入に使った融資(ローン)と不動産を相殺する」という内容で合意しました。
「かぼちゃの馬車」を割高で購入したことによる借入金の不足分は、スルガ銀行が賠償金代わりに負担することになりました。
つまり「6万円と高めだった」シェアハウスのその差額分は、不正融資をしていた銀行が負担することとなり、ある意味で適正価格となった現在の家賃が「4万円」なのです。
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東京で家賃6万円以下の物件の専門店
東京都内にある「家賃6万円以下」の物件を集めた賃貸情報サイトもあります。
「シェアハウスはどうしてもいやだ」
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という方に最適の情報サイトです。
さらにリーズナブルな「5万円以下」や「3万円以下」の物件情報もあります。
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東京6万円以下専門店【部屋まる。】
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