半額専門店TOAマート(トーアマート)て何だ?

節約

 日本全国に次々とオープンしている「半額専門店」の「TOAマート」の情報です。

■日曜夕方のTBSのニュース番組「Nスタ」で紹介された「全品半額の店」の情報はこちら>>>

 ・・・確かに、不気味ではある。

 「東亜産業」といえば、コロナ禍真っ只中の時に、微妙な除菌ジェルをつかまされて、個人的にあまりいい印象ないんだけど・・・

半額専門店「TOAマート」



 テレビで店内全品半額の店「半額倉庫」というのを紹介していて、「全品半額」が気になった私です。

「全品半額、最近よく耳にするキーワードだな」
 と思いました。

 数ヶ月前にも、似たような全品半額のアウトレット店が紹介されていた情報番組を見ました。

 そこで、近所にも全品半額の店があるのかなと検索してみたら、沢山見つかったのが「TOAマート」です。

 調べてみると、東亜産業が運営している半額商品を売るチェーン店が「TOAマート」でした。

 公式サイトの店舗一覧を見ると、ざっと数えただけですでに日本全国に181店舗あり、うちの近所にも何店があります。
「こ・・・こんな店があったとは・・・」
 と驚きつつ、運営が東亜産業というのが、なんとも微妙だなと思いました。

運営している東亜産業は日本企業なのか?



 個人的に東亜産業のイメージは、私の中ではコロナ禍でマスクやトイレットペーパー、除菌剤などが品切れになった時、Amazonで唯一「日本製」と銘打って除菌ジェルを販売していた企業という印象が強いです。

 なんとなく、怪しい感じがしつつも除菌ジェルを取り寄せてみると、これがとんでもなくベタベタグズグズの除菌ジェルで、恐ろしく使用感が悪く、
「東亜産業て、本当に日本の企業なのかなあ?」
 と思いました。

 調べてみると、本社も日本にあり(東京都千代田区外神田)、工場も日本にあり、代表の方も日本人。

 しかしネット上で「東亜産業 創業者」で検索すると、現在の社長は2020年9月に就任した新社長であることがわかります。現在この「東亜産業 創業者」と言われる方は、東亜産業を傘下におさめる親会社の「代表取締役 CEO」。

 親会社の「代表取締役 CEO」方は「中国人」という説。

 「中国人残留孤児2世」(つまりルーツは日本だけど中国育ち)という説。

 「中国人残留孤児2世というのはなりすまし」説。諸説あって、真実はわかりません。

 親会社は、いわゆるベンチャーキャピタルのような事業を行い、起業したいという人を支援したり、投資、株式公開、M&Aなどが主な業務です。

  中国と日本に太いパイプを持っている人物であることは確かなようで、コロナ禍において、中国の工場などを駆使して、かなりの利益を得たことは間違いないようです。

 2019年8月期の売上高は約60億円と言われていた東亜産業が、公式サイトの企業情報で、

 売上高 355億円(令和4年8月期・単体税込)

 と公開しているということは、わずか3年でおよそ6倍の売り上げになっているということ。

 従業員数も、2019年8月時点で114名しかいなかったのに、令和4年8月末時点で2,770名(アルバイト含)と、3年でおよそ24倍に増加。企業としてはとてつもない急成長です。

 そんな東亜産業が21年11月に秋葉原に1号店をオープンしたのが、安さが売りの「半額専門店」である「TOAマート(トーアマート)」です。

 わずか1年前!!。

 それが、2022年11月現在ですでに、全国で181店舗。

 さらに、2023年には全国500店達成を目指しているというから驚きです。
 ※追記・・・当初「2023年には全国500店達成を目指す」という計画でしたが、2023年初頭から「トーアマートが大量閉店」と報道され、従業員にも突然の通知で閉店してしまう店舗などが物議を醸しました。大量閉店の理由はわかりませんが、下記に掲載した「近所の実店舗」も2023年2月に突然閉店しました。

 「東亜産業」がコロナ禍で得た利益を投入して、一気に「半額専門店」という新事業を、拡大するつもりでしょうか。

 全品半額のお店は「222」や「半額倉庫」など、他にもありますが、これらのお店はリサイクルやリユース品がメインのお店です(一部、未使用品・新古品もあり)。

 しかし「TOAマート」のコンセプトは「商品は全て新品であり、リサイクルされた中古品は取り扱っていない」というから、ますます、ひきつけられる思いです。

 ただ、一部のお店は耐震性に問題のあるビルに出店していたりして、やはり「なんとも微妙」な感じは拭えません。

「じゃあ、あなたは行かないんですね」
 と言われると、そこも微妙。

 明日あたり、近所の〇〇駅の近くにある「TOAマート」を覗いてみたい・・・と行く気マンマンなのは否めない。

 SNSで「#トーアマート」や「#TOAマート」で検索すると、おおむね「安い」「大満足」「買えてよかった」など、良い評価しかない。

「TOAマート」の通販サイトの賞味期限

 なんと「TOAマート」、オンラインストアもあります。

 500円の訳ありクッキーは120円。ただし賞味期限は残り2週間・・・とか、130円のキムチが30円。ただし賞味期限は10日後とか、「TOAマート」通販サイトの食品に関してはかなり注意して買ったほうがいいものが多いです。

 「3面パネルヒーター22年モデル」が4,389円とか、家電製品やインテリアはかなりお買い得なものあって、思わず注文したくなります。

通販サイトはこちら
↓ ↓ ↓
TOAmart オンラインショップ

TOAマート実店舗の賞味期限

 実際に近所にあるお店に、初めて行ってきました。

 お菓子やカップ麺など、たくさん買いましたが・・・

トーアマート TOA 賞味期限

 特筆すべきは右上の衛生用品。通常のドラッグストアのほぼ半額でした。

 気になるのが食品の賞味期限ですが、

TOAマート 賞味期限

 ほとんどの実店舗で売られている商品は、賞味期限が半年以上先の日付でした(購入したのは2022年11月22日です)。

 ただ、カップ麺は「味噌ラーメン」は5か月先の賞味期限でした。

 カップ焼きそばは2ヶ月先の賞味期限で、若干短め。

 売り場で賞味期限は確認できるので、短い賞味期限のものに抵抗がある場合は、買わなければいいだけの話です。

 ちなみに、2ヶ月先の賞味期限だったカップ焼きそばは買ったその日のお昼に消費したし、残りのお菓子類もほぼほぼ2週間くらいで食べてしまったので、結果的に賞味期限は何ら問題ありませんでした(実店舗の商品に限ったことです)。

 店内では、私がかつてひどい目にあった「除菌ジェル」も、かなり激安になって売られていました。

 確かに、怪しい商品もいくつかありました。スパイスが安かったので買おうかと思ったけど、メーカーもマイナーで、生産地も日本で売られている食品ではあまり見かけない国名だったので、なんとなく怖くて買うのをやめました。

 日本のメーカーが製造している食品や、日本国内で生産されているものに関しては、私は抵抗なくお安く買えたという印象です。

 「全てが安くて安心」とは言い切れませんが、選んで買う分には、お得感があるお店だと思いました。

 ただ個人的に、お菓子類が安く、大量買いしてしまうので、逆の意味で「買いすぎてしまって、怖い」とも思いました。

 お菓子の食べ過ぎは当然、不健康なので、安からといって頻繁に買いに行くわけにもいかない。安いからと言って大量買いして、それで太ったり、不健康になるのは逆の意味で医療費などにお金がかかってしまう。本末転倒ではないか。と、そこまで考えると、一周回って「安物買いの銭失い」にもなりかねない、ということです。

 おすすめか、おすすめじゃないかと問われたら、
「たまに行くのはいいが、日常的に利用するのは、私は遠慮する」
 というのが正直な感想です。

追記!「トーアマート」が大量閉店

 2023年2月15日のヤフーニュースで「「トーアマート」が大量閉店」と報じられています。


 SNSでは、閉店当日に突然上司から「今日で閉店です」と告げられ、職を失ったという情報が見受けられる。

 やはり、最初に感じた「なんだか怪しい感じ」は当たっていたのか?

 急激に店舗を増やした飲食店「東京チカラめし」や「いきなりステーキ」、高級食パン専門店などが、急激すぎる店舗の拡大から疲弊し、大量閉店するのは日本企業でも同じこと。

 やはり、目標設定を高く設定しすぎたこととが、良くなかったのでは・・・・

 「たまに行くのはいい」と言った私ですが、2022年11月に行ったきり、「トーアマート」には行っていない。

 特別そこに行く意味もなく、これといった魅力もないので、開店当初の目新しさ、物珍しさを過ぎてしまうと、リピーターは少ないのかもな、と思いました。

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