今回は「主婦在宅ワーク」第2回です。最初に言っておきますが、今回は長文です。
在宅で「とりあえず1ヶ月で3万円くらい稼げたら、おこづかい(または、家計が)助かる」という方は多いと思います。
とりあえず3万円くらいならネットで稼げそうだ。
頑張ればブログやアフィリエイトで月3万円くらいは稼げるようになる。
・・・と言われて、ブログの収益化を始めてみたけれど、全く儲からない、という方に、リアルな情報を提供します。
情報商材はいらない
ネット上には無数の、アフィリエイトの稼ぎ方を紹介する有料の情報があります。
一般的に「情報商材」と呼ばれるものです。
私はアフィリエイトで月収が15万円前後ありますが、一度も情報商材を買ったことはありません。
書店で売っているアフィリエイトに関する本は何冊も買いましたが、はっきり言ってそれらに書かれていたことも、どれも無意味なものでした。
有料の情報は必要ないと思います。
ネットで情報を収集するだけで、十分です。
アフィリエイトに関する情報商材や、有料のセミナー、学習会、書籍などにお金を使うのはおすすめできません。
どうしても情報を有料で見てみたいという方は、千円前後の書籍で十分だと思います。
最近読んだアフィリエイト関連の本で参考になると思ったのは250円で買える電子書籍(Kindle)のこちら。
1日30分から始める、主婦のための優しいアフィリエイト: HALF AN HOUR AFFILIATE
何万円もする情報商材にそもそも、どんなことが書かれているのか知る由もないのですが、250円の↑こちらの情報でも十分アフィリエイトは始められます。
「自分の書きたいことを記事にするのではなく、世間で需要のあるものを選ぶ」という解説があるので、かなり良質な本です。
私が過去に読んだアフィリエイトの関連本の多くには「あなたの好きなことを記事しよう」とか「あなたの得意分野で記事を書こう」と書かれていました。
これを鵜呑みにして、得意分野の記事を量産したところで、世の中の需要がなければ誰もアクセスしてこないのが現実です。
そんなこと記事にしても、商品は売れないよと教えてくれるのは、良書というわけです。
さらに話題の「ブログで5億円稼いだ方法」という本は、キワードの選び方や記事の書き直しなど、
「そこまで教えちゃって大丈夫?」
と思うくらい、ブログを使って稼ぐ方法が解説されています。
ブログで5億円稼いだ方法
「アフィリエイトに関する本は何冊も買いましたが、はっきり言ってそれらに書かれていたことも、どれも無意味」と書いた私ですが、この本は無意味ではありません。事実、この本を読んで、私はこの記事をリライト(書き直し)しました。「は!」として、このまま古い情報ではダメだと気づかせてもらいました。アフィリエイトをやっているけど、結果がなかなか出ないという方にも、おすすめの本です。
ブログを書いてお金を得る方法
さてここからは、実際に私が経験した「在宅ワーク」の話です。
「ブログを書いて報酬をもらう=ブログの収益化」には大きく分けて2つの手段があります。
まず1つは「グーグルアドセンス」という広告をブログ内に貼って、そこから収入を得る方法。
もう一つは「アフィリエイト」という広告をブログ内で紹介して、そこから収入を得る方法です。
「グーグルアドセンス」は広告をクリックすることで報酬が発生します。
「アフィリエイト」は広告した商品やサービスが売れたり、契約されたりすることで報酬が発生します。
どちらも具体的な方法をここに書くことは省略します。特に「グーグルアドセンス」に関しては、収益を公開することは禁止事項となっているため、具体的な報酬などをお話するこはできません。グーグルアドセンスに関して、あえて言うなら、
「毎月安めのブランドバッグが1個は買えるくらい」
の報酬はある、と言っておきましょう。
「ブログ アドセンス」「ブログ アフィリエイト」などのキーワードで検索すれば、具体的な方法や、やり方はネット上で見つかります。
アフィリエイトで何を書くか?
アドセンスやアフィリエイトのやり方がわかったとしても、結局、ブログで稼ぐには「何を書くか」が一番大きなポイントになってきます。
「ブログ 3万円」や「アフィリエイト 3万円」で検索すると、「とにかく地道に記事をたくさん書け」とか、アフィリエイトで人気のジャンルである脱毛や美容やダイエットなどのカテゴリーの紹介をして、これら関連の記事を書こうとか、あなたの好きなことを書けばいいとか・・・そういうふんわりとした情報はたくさん見つかるのですが、ズバリ「これを書けば、3万円くらい稼げる」という具体的な情報は見当たりません。
なぜか?
答えは簡単です。
だれだって、手の内は明かしたくない。自分のノウハウをさらけ出して、利益(客)の取り合いになるのはゴメンだから、本当のことは書けないんです。
だから結局、情報は「頑張れば稼げる」「とにかく続けろ」という根性論や、あとは複雑なSEO対策だの、なんとかアップデートだの、最適化だのキーワード選定だのというシロウトにはハードルの高い専門的な話ばかりになっているのです。
ブログの登録方法や、アドセンスやアフィリエイトの申し込み方なんか、改めて教えてくれなくていいから、「こういう記事を書くと、アクセスが増える」という情報がほしいですよね。
ブログ初心者におすすめの記事
具体的な話を書きたいと思います。
ズバリ、ブログ初心者におすすめの記事は「テレビ番組に関連した内容の記事」です。
このブログの過去記事を見て(読んで)いただければ、どういった内容の、どういった記事かはわかると思います。
私が過去に書いてきたのは、ほぼ、全てと言っても過言ではないほど「テレビ番組に関する記事」ばかりです。
ブログはテレビ関連の記事を書き続ければ月額3万円くらい稼げる
ブログやアフィリエイト初心者の方は、一日中、テレビにかじりついて、ネタになりそうな情報をブログ記事として書きまくりましょう。
アクセスが期待でるのは以下のような内容の番組の情報です。
・グルメ情報
・料理レシピ
・おすすめグッズ
・ドラマ関連の情報
料理レシピなどは、記事にまとめればアクセスが期待できます。
ただし、同じようなことをすでに実行しているブロガーやアフィリエイターはたくさんいるので、この「テレビ関連情報ブログ」のジャンルはライバルだらけの過当競争の場でもあります。
とはいえ、今、初めてブログを開設して、これからブログで稼ぎたいとか、アフィリエイトを始めたいと思っている方には、この「テレビ関連の情報」はおすすめです。
ぜひ、このブログの過去記事も参考に。
ここからさらに、具体的な過去記事を例に出して、私が在宅ワークで毎月3万円稼げるようになるまでを紹介します。
ドラマの原作本でどんどんアクセスが集まる
私が最初にアフィリエイトでまとまった収入を得たのは、ドラマに関する記事を書いたことがきっかけでした。
最近のドラマは漫画が原作のものや、「半沢直樹」に代表されるように人気の小説が元になっているものが多いので、放送前に原作を読んでおけば、大筋ではストーリーがつかめます。
ブログでそのストーリーや、先の展開を紹介する。
さらに、謎解きや複雑な仕組みの解説をする。
こういった記事でアクセスが集まります。
例えばこのブログの初期の頃の記事「市原悦子「家政婦は見た」の原作・松本清張「熱い空気」」も、2012年12月22日にテレビ朝日で放送された米倉涼子さん主演の単発ドラマ「熱い空気」に関連した内容です。
最近のものでは深夜ドラマの「晩酌の流儀」を紹介した記事もドラマ関連です。
あらゆるドラマの原作本や原作コミックを読みあさり、ドラマ放送前にあらすじや、ネタバレをブログに書いて、関連商品や関連書籍のアフィリエイトをAmazonや楽天市場から紹介する方法です。
さらに海外ドラマで収益アップ
やがて、「日本のドラマだけでは飽き足らない」と思った私は、海外ドラマの情報もブログ記事にしました。その中でも、非常にアクセスが集まったのがアメリカの人気ドラマ「ウォーキング・デッド」関連の記事でした。
そこで、別サイトにあらすじ一覧まで作って、「ウォーキング・デッド」のあらすじを書きまくった時期もあります。
もちろんドラマも嫌いではなかったけど、どちらかというと「ウォーキング・デッド」が好きでブログに関連情報を書いているというより、ブログに関連情報を書くとアクセスが集まるので「ウォーキング・デッド」を見続ける、という本末転倒な感じでした。
「ウォーキング・デッド」の記事を書いて、何を紹介するかというと、有料動画配信サービスの入会です。
記事を書き始めた2011年当時は今ほど有料動画配信サービスが一般的ではなかったので、「ウォーキング・デッド全話見るならこちらがおすすめ」と、有料動画配信サービスの紹介をして、加入していただけると、1件につき1,000円の報酬がもらえました。(現在は終了した案件です)
2011年ころから2015年くらいまで、有料動画配信サービスの紹介アフィリエイトだけで毎月5万円前後の収入がありました。
しかしやがて有料動画配信サービスの収入は減収しました。
もうこれ以上、市場が拡大しないということなのか、あるいは「ウォーキング・デッド」がオワコンなのか(後者っぽいけど)、今ではドラマ関連の記事はほとんど書かなくなった私です。
アフィリエイトの「チーズはどこへ消えた?」
これはアフィリエイト全般、いや、もはや経済活動全般、いや、人生においても言えることですが、どんなに人気のコンテンツでも「賞味期限」のような限界値があります。
ベストセラーになったビジネス書「チーズはどこへ消えた?」でも語られているように「せっかく見つけたチーズが、ある日、消えてしまう」んですね。
「これはドル箱!」と思ったような案件。「これは売れる!」と思った商品。「これはバズる!」と思った社会現象。そのどれもが何ヶ月も、何年も、売れ続けるということはありません。
具体的に言えば、「ウォーキング・デッド」の紹介も、最初の頃はバズって、10万件、20万件という月間PV(1ヶ月に何回ブログが表示されたか)があり、最高値で28万件の月間PVでした。
一時期はとにかく「ウォーキング・デッドのことを書けばアクセスが増える」という状態でしたが、やがて書いてもアクセスは増えず、有料動画配信サービスの売上も落ちていきました。
このことから言えるのは、
「つねに、新しいものを探し、見つけ出すセンス」
がなくては、アフィリエイトも続かないということです。
テレビ情報の紹介は「先んずれば人を制す」
今まで「とにかくテレビやドラマ関連の情報を書きまくって、アクセスを集めれば、それなりに収益がある」というスタンスでやってきた私ですが、正直同じようなことをやっているブロガーやアフィリエイターはたくさんいます。沢山いるというより、
「以前は少なかったけど、ずいぶん増えたな」
という印象です。
私がアフィリエイトを始めた2009年ころはまだ、そんなに同じようなことをやっている人は少数でした。この10年で、一般企業も副業を認めたり、働き方改革などもすすんだことで、テレビの情報を元にして記事を書くアフィリエイターはドッと増えたという感じです。
一例として、人気のテレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介された食品や製品は、ブログで紹介するとアクセスが集まります。2015年くらいから、私はその手法を使っていて、以前は書いた記事が簡単に検索上位にもなっていたし、アクセス数も沢山ありました。しかし2021年の現在は、同じことをやっているアフィリエイターの方がたくさんいるので、その「同じような紹介記事」の中で、いかに差別化をはかるか、というのは工夫が必要になります。
私がこころがけている手法の一つは、
「先んずれば人を制す」
です。
とにかく早く記事(ブログ)にする、ということ。
テレビの放送を見てから、ブログで紹介するのではもう遅いのです。
できれば、
「来週の〇〇は××の特集です」
という予告の段階で、リサーチをして、記事にしましょう。
さらに、もっと先回りして、テレビ情報誌(ザ・テレビジョンやTVガイドなど)のテレビ欄をチェックして、予告より前に記事にする。
SNSやネット記事もチェックして、できるだけ早く情報を入手する。
TwitterやInstagramには「○月○日、当店がテレビ「〇〇」で紹介されます」という投稿が沢山あります。
検索機能やハッシュタグを使って、それらの情報を先に集める方法もあります。
ツイッターやインスタグラムの情報でアフィリエイト
SNSを使った方法も一つ紹介します。
SNSを検索して、テレビの放送内容を前もって調べる方法です。
かつて放送されていた嵐のバラエティ番組「嵐にしやがれ」を例にとると、放送前にインスタグラムで「#嵐にしやがれ」と検索します。
ほとんどの情報は「嵐にしやがれで紹介されていたお店に行った」「嵐にしやがれで放送していた〇〇を食べた」という内容ですが、いくつも情報をチェックしていると、まれに「○月○日の嵐にしやがれで、友人の経営するお店が紹介される予定です」などの書き込みが見つかります。
これを逆手に取って、ブログに「○月○日の「嵐にしやがれ」で紹介のお店「△△」は〇〇が名物の居酒屋で・・・」という記事を書き、食べログのアフィリエイトを紹介します。
もちろん、「嵐にしやがれ」だけでなく、あらゆるグルメ系のテレビ番組の名称でインスタグラムを検索すると、いろいろな情報が見つかります。
同じく、ツイッターでも同様の手法が使えます。
この方法だけで「とりあえず3万」というわけではありませんが、まずはこの方法から始めてみるとアフィリエイトのコツがわかると思います。
◎第3回「主婦在宅ワーク|第3回脱・テレビ情報の時」はこちら>>