ネットニュースなどでも話題になっている、農水省が公開した「フライパンでごはんを炊く方法」を早速やってみた。
お米1合をまず30分浸水させる必要があるが、その時間を除けばわずか12分でご飯が炊ける。
さらに“おむすびの日”に合わせて農水省が投稿した「衝撃のおいしさ」のおむすび用ごはんの炊き方や、TBS「ひるおび」で紹介された「おこげ」ができる炊き方も。
農水省のフライパン炊飯の基本レシピ
1.お米1合を洗ってフライパンに入れ220mlの水に30分浸す
2.強火で1分加熱後、弱火で5分(浸した水がなくなるまで)。最後に強火で1分
3.フタを開けず5分以上蒸らす
今回の地震をきっかけに私自身、災害の備えを改めて意識するようになりました。
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) January 24, 2024
そんな中、過去の投稿「フライパン1合炊飯」を多くの方が見てくださっています。
私もやってみました。短時間で炊くためにも浸水時間、大事です!
このほか工夫できるポイントがこちらに ↓https://t.co/qG7hHnd2ul https://t.co/LKkM2X0Jts pic.twitter.com/YowHchUZeI
フライパン炊飯をやってみた
今日はフライパンでご飯を炊いてみようと思っていたので、お米は早めに洗って、ザルで水切りして、「洗い米(あらいごめ)」にしておいた。
こうしておくと浸水時間不要ですぐに炊飯できるので、実質12分で炊けるはず。
↓洗い米の詳細はこちら
https://tvidealife.com/jitan-suihan-gohan
水220mlと「洗い米」をフライパンに入れる。

「洗い米」なので浸水時間を待たず、すぐにフタをして強火で加熱します。

強火1分→弱火5分でしたが、若干水分が残っているようだったので弱火が結局7分くらいになった。
最後に強火1分→蒸らし5分。
フタを開けてみると「え?」て言うくらいに、普通に炊けている。

過去に、似たような「時短炊飯」で何度も失敗しているので、にわかには信じがたい・・・

しゃもじで天地返しして、味見してみたら、普通に炊けてる!!
ちょっと固めかなとも思ったけど、全然普通の「ごはん」だ。
水分が残っていると思って弱火で長め7分炊いたのが余計だったかも。
あれを5分で終えておけば、もっと柔らかくなった気がする。
いや、これ、普通に炊けてますよ。
今まで私が費やした高額の炊飯用土鍋だの、鋳物の炊飯鍋だの、なくても炊けるじゃん!
次回は2合炊飯に挑戦してみたい。
ちなみに使用したフライパンは、最近のわたしのお気に入り。去年Amazonで買った京セラの白いフライパン。ちょっとお高めだけど、金属ヘラも使えて、こびりつきもなく、めっちゃ便利です。
農水省フライパン炊飯を片手鍋でやってみた
翌日「だったら、片手鍋でも同じように炊けるのか?」という疑問が・・・
わたしは過去にも何度も、片手鍋、両手鍋、普通の土鍋、電子レンジ用調理器などなど様々な道具で1合炊飯を試してきた。
どれもなんだか、芯がある、生っぽい炊きあがりで、上手くいった試しがない。
それが「農水省のフライパン炊飯」は、普通に美味しく炊けた。
だったら、ということで、まったく同じ火加減で「ステンレスの片手鍋」で炊飯してみた。

見た目はフライパン同様に美味しそうに炊けた。
ところが・・・

食べてみたら、固い、芯がある、甘みもなく美味しくない。
過去にも何度も経験した「失敗した炊飯」のごはんだ。
つまり・・・フライパンなのか。
不思議。とっても不思議。農水省のレシピを見た時「なぜ、フライパンで炊くのだろう?」と思ったけど、大きな意味があるようだ。
まったく同じ方法でも、普通のお鍋だと上手くいかない。
↓過去記事「ご飯1合を炊く究極の時短炊飯とは?」はこちら
https://tvidealife.com/jitan-suihan-gohan/
農水省の“衝撃のおいしさ”おにぎりレシピ
農林水産省が1月17日にX(Twitter)に投稿した「おむすびのレシピ」も話題。
炊き上がったお米にごま油を少したらすと、風味がさらに増して“衝撃のおいしさ”になるそう。
それがこちら。
昆布水と梅干しで炊いたごはんを、おむすびにしてみてください🍙
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) January 17, 2025
ごま油を少したらすと風味がさらに増して、衝撃のおいしさになります。
今日は #おむすびの日
試してほしい #フライパン1合炊飯 pic.twitter.com/b2RXDvMgyv
これだけだとちょっとわかりづらい。
「昆布水」を前もって作る必要がある。
「昆布を一晩水に入れておくだけ」です。
くわしく知りたい方は「昆布水」で検索。
フライパンに米と昆布水と昆布、梅干しを入れる。
あとは上記の「フライパン1合炊飯」のやり方で炊くだけ。
水の量などは同じ。
炊きあがったお米から昆布を取り除き、少量のごま油を足して、梅干しとともに混ぜ合わせる(梅干しの種も取り除く)。
それをおむすびにすると「衝撃のおいしさ」とのこと。
早速作ってみたい。
TBS「ひるおび」おこげができるフライパン炊飯
さらに追加情報。
2025年4月8日のTBS「ひるおび」を観ていた。
上記の農水省の「フライパン炊飯」を紹介していたが、これまでとちょっと違う。
どうやら「農水省のフライパン炊飯」は、年々アップデートされているらしい。
「ひるおび」で紹介されていた作り方は「おこげ」ができるものだった。
手順は以下のとおり。
1.フライパンに水220ml、研いだ米1合を入れ30分浸す
2.沸騰するまで強火にかける
※温度を均一にするため沸騰するまでは木べらを使い混ぜる
3.沸騰し始めたら弱火にし、フタをして約10分待つ
4.最後に強火で1分加熱し、5分以上蒸らせば完成
過去のレシピにはなかった「沸騰するまでは木べらを使い混ぜる」が追加。
このほうほうだと「おこげ」ができて「もう香ばしい香り」になるという。
おこげが苦手、嫌いという方は最初の方法で、おこげ大好きな方はこちらの方法で。
そしてずっと謎だった「なぜフライパンだと上手に炊けるのに、普通の片手鍋だとダメなのか」の答えもあった。
番組の中で農水省の「お米」担当の方が、
「フライパンだと鍋底が広くなりお米が対流しやすくなるので、一粒一粒がふわっとしたお米が炊ける」
と解説。
なるほど、お米の「対流」が大事なんだ。
片手鍋だとどうしても、お米が縦に重なって重みがあるから、対流はおきづらいのかも。
↓詳細はTBSのサイトへ
フライパンで!?農水省“コメ担当”に聞くごはんの美味しい食べ方【ひるおび】