(※2025年10月の記事を再編集して掲載しています)
約2年前の2023年、弁護士名義の書類が届いたことから、話は始まります。
速やかに実家を相続してほしいという内容でした。
空き家状態だった実家。
近隣住民から市役所へ苦情が殺到。
「相続財産清算人」の弁護士が選定され、その弁護士が「本来この不動産を相続するべき人物」として、私を特定。
そうして「訳あり事故物件」の土地と家を「あなたが相続してください」という連絡が来たのでした。
実家が訳ありの事故物件になった理由
実は、実家はおよそ45年にわたって相続手続きされないまま、親族間でもめていました。
詳細を書こうとしたのですが、ものすごく長い話になります。
45年にもわたって、もめにもめた「誰が相続するのか」という文字通りの骨肉の争い。
そして事実をここに書くのはあまりに悲劇的。
あまりに残酷。
あまりに恐怖の話でもあり、あえて「事故物件」であることだけを記しておきます。
つまりは45年前、私の母が亡くなったこと。
それが自宅だったこと。
その時の状況など、詳細は書けませんが、事故物件にならざるを得ない亡くなり方だったのです。
結局その45年の間に家屋は老朽化。
ほぼ不法占拠に近いかたちで住み続けていたのは親族の叔父でした。
叔父の収集癖により、庭はゴミ屋敷化。
時々テレビなどで特集されているような、ゴミだらけの家です。
庭には謎の家電や家具の廃棄物が大量に積み上げられ、庭木や雑草も伸び放題。
家の中はもう何年も、叔父以外の人は入ったことがないので、どうなっているのかわからない状態。
庭木が伸び放題に伸びて、公道まで通行できないほどに土地からせり出した。
見た目も「お化け屋敷」のように不気味ですが、なにより「道がふさがれ、通行できない」とご近所から市役所に苦情があった。
さらにジャングルと化した庭から、害虫や悪臭も発生し、お隣からも苦情が。
とにかく元々「事故物件」であることに上乗せして、ゴミ屋敷状態という不幸が二重三重に重なった不動産でした。
なぜ実家に叔父が住み着いたのか
「ものすごく長い話になる」と言いつつ、叔父のことは書かないわけにもいかないので、追記しました。
そもそもは私の母が買った、母名義の土地と家。
不動産会社にそのことを説明すると毎回「お父様は?」という話になる。
母が家を建てた時、父はすでに他界していました。
時系列的に簡単に言うと、父の死→母が自宅を購入→母の死、です。
普通、実家の土地の名義などは父名義だったり、父と母の半分ずつの名義だったりすると思います。
私の実家は父の亡き後、母が一人で購入したので、母ひとりの名義になっていた。
しかし母が亡くなったあと、叔父が「俺の家と土地だ」と主張して住み着いた。
叔父は、母が亡くなったあといち早く、
「俺が保証人だから、残ったローンを払うことになった。その代わり家と土地はもらう」
と主張。
え?ローンが残る?生命保険や団信(団体信用生命保険)は?不動産取引に詳しい方なら、そう思いますよね。
特に団信は、住宅ローン契約者に万が一のことがあった際、保険金でローン残高がゼロになる専用の生命保険なので、住宅ローンを組むときには加入が必須条件です。
もちろん母は、団信にも生命保険にも加入していた。
ところが、母の亡くなり方が病気や事故ではなかったために、保険金や団信がいっさい出なかった。
「加入して1年未満の死亡」だったということが一番大きな理由です。
もちろん「加入して1年未満の死亡」でも、不慮の事故や病気による急死だったら、保険でローンはゼロになったはずですが・・・
さらに「事故物件」となったことで、売却もできない。
「事故物件」でなければ、ほぼ新築状態だったので、売却してその代金でローンを精算する方法もありました。
しかし査定をお願いした当時の不動産会社からは、
「事故物件なので、もし売れたとしても、かなり低い価格に設定しないと売れないから、プラス・マイナスして多額のローンが残る」
と言われた。
いわゆる「あの家はこれこれ、こういううことがあった」というウワサが、田舎なので広まりやすく、その風評から査定額も低くせざるを得ない、と。
結果的に、住宅ローンの保証人となっていた叔父が家に住んで、ローンを返済するという事になった。
当時は、親族間でもある種「ありがとう」という気持ちもあり、しょうがないけどこれで良かった、という感じでした。
ところが・・・・
叔父がその家と土地を引き取ったことに「私は納得いかない」という異を唱える人物もいて、45年にわたって骨肉の争いがあったわけです。
母は当時、土地を取得するために頭金を1000万円近く払っていた。
叔父はその金額を引いた「残りのローン」のみを払うことで、土地と家を手に入れた。
「私は納得いかない」と主張したのは誰あろう、叔父の妻でもある叔母です。
叔父の妻。それは私の母の妹。
つまり、母が家を建てたいと思い、住宅ローンを組む時に、自分の妹の夫である叔父に、住宅ローンの保証人を頼んだ。
母が亡くなった当初は、叔父と叔母はいわゆる「夫婦」、妻と夫でした。
なので、叔父が「俺が保証人だから、残ったローンを払う」と宣言したときは、叔母も妻として「そういうことになったから、この家には私たちが住むわ」と、叔父と、子どもとともに、その家に引っ越して来ました。
しかし数年後、家のローンのことや、その他もろもろの金銭的なことで叔父と叔母は揉め事が絶えなくなり離婚することに。
そこで、元々母が建てた家を巡って、叔父と叔母がもめ始めるのです。
ちなみに、そのころ私はまだ未成年。
母が亡くなった直後は、私と弟もこの叔父が「子どもも俺が引き取って、育てる」という話になり、同じ家に暮らしていた。
しかし、揉め事が始まって、私と弟は母方の祖父母と暮らすことになり、実家を出ていました。
叔母の元夫に対する主張は「不動産が欲しければ、姉が払った頭金1000万円をまず払え」というもの。
叔父は「この家のローンを返済することになった俺の精神的苦痛を考えたら、その金は慰謝料みたいなものだから払わない」というもの。
最終的に、叔父の暴力(今で言うDV)などもあったことから、叔母と子どもは夜逃げ同然で家から逃げ出すような事態に。
そして、叔父、つまりは私の母の、妹の、元夫は一人でそこにすみ続けたのです。
叔父が亡くなったことで相続問題が再び発生
叔父はおよそ5年前に持病が悪化して亡くなりました。
叔父が亡くなったという連絡を、叔父の子どもであるいとこから受けました。
「これは、相続問題が再燃するぞ」
叔父の訃報を受けて私が最初に思ったことでした。
叔父と、叔母。
40年間ずっともめて、一時は裁判沙汰にもなりかけた。
しかし叔母が言うには、
「弁護士の人に相談してみたけど、裁判費用のことを考えたら、とてもそんなお金を用意できない」
という理由で、裁判は断念。
叔母の本音は、裁判で争って、叔父が家と土地を相続することを阻止したかった。
ところが、叔父が亡くなってびっくり。実家の家と土地は、誰にも相続されていませんでした。
名義は45年前に亡くなった、私の母のまま。
ローンや、固定資産税は叔父が払っていたものの、不動産の名義は母のまま相続手続きされていなかったのです。
結果的に「空き家」となっていた実家は、誰がメンテナンスするのか?
次の持ち主は、何をしているのか?
どんどん荒れ始めているけど、なんとかならないのか?
・・・などの問題が、噴出することに。
「相続財産清算人」の弁護士からの手紙が届く
叔父が亡くなる前から、どうやら実家は空き家になっていたとあとで分かりました。
実は内部も激しく崩壊していて、住める状態ではなかったのです。
「相続権は俺にある」と主張し続けていた叔父が亡くなったことで、ようやく正規の相続手続きが開始され、私と弟が相続することになりました。
私も弟も、40年以上前に田舎を出ています。
遠方のため実家を見に行くことができず、地元の不動産会社の人に鍵を送って調べてもらったら、
「庭のゴミもひどいけど、中も崩れています。どうやら雨漏りがひどいようで、そのせいで2階の床が腐って崩落して、人が住める状態ではないです」
と報告された。
ただでさえゴミ屋敷の事故物件なのに、2階の床は崩落しているとなると、不動産価値は0に近い。
土地はともかく、家屋は解体するしかないようでした。
叔父がずっと住み続けていると思っていたら、叔父も数年前にそこを出ていた。
不動産会社の話では、屋根にも穴が空いており、すきま風がひどいから、温かい季節はまだしも、真冬や真夏はとても住めないだろうとのこと。
どうやら話を総合すると、過去の台風で屋根の一部が破壊された。
叔父が修理をしなかったために、そこから長年、雨漏りが続いた。
結果的に屋根には穴が空き、雨漏りで2階の床も腐り、1階の天井まで崩落。
叔父は別の場所に家を借りて住んでいたらしい。
叔父も出て空き家になった間に、庭木がどんどん伸びて、公道や隣家にも張り出していました。
庭の木やゴミをなんとかしてほしいという近隣住民からの苦情が市役所に行って、家庭裁判所から選任された「相続財産清算人」となった弁護士が私を探し当て、
「すみやかに実家の相続手続きをするように」
という連絡をしてきたのでした。
複雑な事情から、今さら「相続放棄」もできない
相続放棄は、できなかったのか?
「相続財産清算人」の弁護士の話では、本来の相続放棄は相続の開始があったことを知ったときから3か月以内。
母が亡くなったのは45年前だから、その間の45年間に親族の間であったごたごたを説明して、相続放棄を今から主張するには手続も費用も複雑になる。さらに年月も必要となると言われ、諦めました。
私の中で、
「時間をかけて相続放棄するよりも、すぐに私が相続して、すぐに売却しよう。その方が早い」
と決めたのです。
結局、行政書士を見つけて私名義で相続登記。
相続人には私の弟もいますが、行政書士の話で「すぐに処分するなら、名義人は一人のほうが簡単」とのことだったので、私一人の名義にしました。
「とにかく相続して、たとえ数万円でもいいから、すみやかに売却しよう」
という計画でした。
誰にも相談できなかった理由
早速地元の不動産会社に査定してもらうために鍵を送ったら、上記のようにひどい状態であることが判明したのです。
それでもその時点で、不動産会社いわく、
「「古家付き土地」として200万円で売り出せるだろう」
という話でした。
最低条件として、家の中と庭のゴミの処分と、庭木の手入れは必要と言われました。
不動産業者に紹介された片付け業者に作業を依頼して、かかった費用が75万円。
それでも「200万円で売れたら、回収できる」と思っていました。
私は不動産会社の人に指定された振込先に、75万円を送金しました。
もちろん庭や家の中を、空っぽに片付けたという証拠の写真は送ってもらいました。
「詐欺じゃない・・・よな?」
と、不安もありました。何と言っても、現地へ確認に行っていないので。
近所に親戚は住んでいます(夜逃げ同然で逃げた叔母の家族)。
それがとても面倒くさい話で、
「私が相続することになった」
と叔母に連絡すると、またゴタゴタもめる可能性があった。
叔母は叔母なりに、「私にも取り分がある」という主張をしていたのです。
だから誰にも相談できず、私一人で手続きする必要がありました。
弟にはもちろん説明して、理解は得ています。
弟は逆に「どうでもいい。面倒なことに巻き込まれたくない」という考えで、ある意味何も言わないのはいいのですが、お金すら出してくれず、それはそれで、私としては辛かった。
田舎の事故物件の実家がまったく売れない
たまったゴミは片付けた。伸びた庭木は伐採した。
土地面積は約70坪。
実家の立地は、新幹線「のぞみ」も止まる最寄り駅まで徒歩25分。
駅から最寄りの空港まではバスで30分。
最寄りのインターチェンジまで車で5分。
好立地とまでは言えないが、新幹線の駅まで徒歩圏内の場所。
・
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決して悪い条件ではないと思ますが、まったく売れませんでした。
過疎地ではありませんが、人口が減少傾向の地方都市です。
結果的に、2年にわたってまったく買い手がつかづ、その間に固定資産税の支払いが2回。
「また庭木が伸びていると近所から苦情が来ているから、伐採してほしい」
という行政からの指導が1回。
いったい維持費に今後、いくらかかるのか。
しかもこちとら、45年前に実家を出てから、全く無縁。見たことも、入ったこともない家。
私自身はGoogleマップのストリートビューでしか、実家の現状を確認できていません。
そんな、「過去にもこれからも」住む可能性も限りなく0に近い不動産に、固定資産税や維持費を何百万円も払えるほど私も裕福ではない。
すぐに買い手がつくとは思っていなかったけど、2年たっても売れる気配がないとなると、別の手段を探すしかない。
そこからネットで探して「事故物件買取」や「事故物件専門」の業者に手当たり次第、連絡を取り始めた私です。
普通の不動産屋に断られ尽くして、本当に打つ手がなくなった私が最後に辿り着いたのが、訳あり物件の専門サービスでした。
他社で断られた物件でも買取りが可能「ワケガイ」
詳しい手続きの流れや、私が実際にいくら払って処分したのかは後半で詳しく解説します。
私が事故物件を処分するために使ったお金の総額
事故物件買取業者はネット検索すると沢山あります。
どこも「驚きの値段で買い取ってもらった」などの、利用者の感想・口コミ・コメントがサイトに紹介されています。
私も最低でも200万円、無理なら100万円、5万円でもいいから買取ってほしいと思って問い合わせしました。
しかし、状態を説明すると、どこの事故物件買取業者も、
「その場合、買取はできかねます。逆に費用が発生してしまうでしょう」
とのこと。
細かく土地面積や間取り、現在の状態などを伝えて査定してもらうと、ある業者は費用が200万円、ある業者には費用が150万円と言われました。
売れないばかりか、逆に処分費用がこのうえ200万円以上かかるなんて・・・・
ゴミの片付けに75万円かかったと書きましたが、この他にも、相続の手続きで多額の出費がありました。
・滞納されていた固定資産税に35万円の支払い
・行政書士の相続手続きに30万円の支払い
・相続後2年間の固定資産税が約10万円の支払い
と、片付け費用と合わせて合計150万円も、すでに支払っていました。
さらに上乗せして200万から150万の費用がかかるなんて、さすがに無理。
ある事故物件買取業者などは、ホームページの問い合わせフォームに入力するとすぐ電話がかかってきました。
現状を説明すると、
「うーん・・・どうでしょうねえ・・・逆に費用が発生することになると思います。100万円くらいかなあ・・・」
となんだが、関わりたくないといいたげな態度。
「そうですか、100万円。また考えてこちらから連絡します」
と電話を切ったら、二度と向こうから連絡はありませんでした。
テレビコマーシャルなども毎日沢山流れていて、どんな事故物件も買い取りますとCMしている事故物件買取の業者です。
そんな時です、
「ぜひ我が社で対応させてください」
と言ってくれた唯一の事故物件買取業者が 【ワケガイ】 さんでした。
しかも、迷っている私に、
「どうですか、その後、進展はありましたか?」
と何度もあちらから電話で確認してくれたのも、ワケガイさんだけでした。
おそらく20社以上の「訳あり物件買取」業者に問い合わせたと思います。
一番熱心で、一番親身に話を聞いてくれたのがワケガイさんでした。
困った不動産の売却なら「ワケガイ」![]()
ついに田舎の、売れない事故物件の実家を処分できた!
本当に大丈夫なんだろうか、半信半疑のまま、ワケガイさんにお願いすることに。
やり取りは担当者との電話とメール連絡のみ。
わたしは関東在住で、実家は遠方でした。
郵送でこちらからワケガイさんに実家の鍵を送ったり、不動産の書類を送ったりの作業はありました。
だけど現地の実家に私が出向いたり、ワケガイさんの会社に出向いて、担当者さんと直接対面でお話したりという必要はありませんでした。
地元不動産会社では2年かかっても売れなかった実家。
ワケガイでは正式に契約して3ヶ月で解決しました。
正式に依頼したのが2025年の5月。
8月の末には不動産登記の「所有権移転」が完了しました。
くやしいのは、ワケガイさんにお願いする前に、地元の不動産会社に言われて、不用品処分業者に、実家の片付け費用として75万円も払ったことです。
不動産会社の「まずはゴミの片付けをしましょう。そうすれば200万円で売り出せるでしょ」という口車に乗せられて75万円払ったことが悔やまれてなりません。
今となっては私の中に、あの地元の不動産会社、不用品処分業者とグルになって、片付けても売れもしない物件を片付けさせたのではないか・・・・という疑いすらあります。
というのも、「別の方法で処分することになった」と連絡するために、その不動産会社に電話したら、
「担当の〇〇さん、いらっしゃいますか?」
と言った私に、電話に出た女性が、
「〇〇は3月末で退職しました。どういったご要件でしょうか?」
と言ってきたから。
もうびっくりです。退職する連絡もなければ、今後誰が担当するという連絡も私にないまま、担当者が不動産会社を辞めていたのです。
この話は長くなるので、割愛しますが、とにかく驚くばかりの地元の不動産会社でした。
こんなことなら最初から、実家の売却をやめて、ワケガイさんにお願いすればよかったと激しく後悔。
3ヶ月後、登記の名義人は私名義からワケガイの関連企業の名義に変更されました。
これでもう住んでもいない家の固定資産税も払う必要がなく、住んでもいない家の庭木の手入れもしなくていい。「火事になったらどうしよう」とか「不法占拠されたらどうしよう」「犯罪に利用されたらどうしよう」という不安からも解放された。
「本当に良かった」
心の底からそう思いました。
ぶっちゃけ、いくら払うことになるのか(あるいは買い取ってもらえるのか)の事前の査定・見積もりは完全に無料でした。
悩んでいる時間は本当に精神を削られます。
まずは現実的な数字を知るために、無料査定で一歩踏み出してみてください。
※WEBから申し込むと、後日ワケガイから「物件の保有確認」の電話が1回かかってきます。
知らない番号だと身構えてしまいますが、親身に対応して正確な見積もりを出してくれるので安心して対応してくださいね。
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他社で断られた物件でも買取りが可能「ワケガイ」
不動産の登記情報の確認方法
実家の片付け費用75万は、なんだか詐欺まがいな方法で支払ってしまった気がしてしょうがない私。
まさかと思うけど、事故物件の「名義変更」も50万円も払って、だまされていないよな?と心配でした。
基本的にワケガイさんとはメールでやりとり。
たまに電話連絡がある時も、電話はあちらからかかってくる。
不安だったので、ワケガイの代表電話にこちらからかけて、担当者の所属や部署の存在など、確認しました。
さらに「不動産の名義」が確実に変更されたかどうかは、インターネット上で確認できます。
一昔前までは最寄りの法務局まで行って「登記事項証明書(登記簿謄本)」を取得する方法しかありませんでした。
私は45年にわたる相談問題が解決されるなら、法務局でもどこでも、必要なら遠方の実家にだって行くつもりでした。
しかし調べると現在は、インターネットでも確認できると知って、自宅にいながら実家の不動産の「名義変更」が確認できました。
「不動産の名義を確認する方法」で検索すれば、わかります。
インターネットで確認する方法は法務省の公式サイトにもあります。
→【法務省】登記情報提供制度の概要について
結局「ワケガイ」にいくらで売却したのか?実家の買取価格は?
実は、ワケガイさんに引き取っていただいた実家ですが「買取」はできませんでした。
実質的に「50万円」の処分費用を私が支払いました。
地元の不動産会社の話では、土地家屋を普通に査定して500万円。
瑕疵物件(事故物件)は市場価格から10〜20%程度の値引きが目安と言われ、査定額20%マイナスで400万円。
そこに「古屋(ふるや)」の条件が上乗せされる。
ここで言う「古屋」とは「解体する必要がある家」という意味です。
「古家付き土地」ということで販売するなら、古屋の解体費用「約200万円」を査定額からさらにマイナスにしないと買い手はつかない。
買った人が実費で解体する場合の費用を引いた額が適正と言われ、400-200=200で、最終的な査定額が200万円と言われていました。
正直な話、そこまでに私の出費が150万円。
もし200万円で売れたとしても、残るのは50万円。
弟と折半して25万円。
実家を売って儲けようとか、そんな気持ちはさらさらなく、とにかく「あの土地と縁を切りたい」という気持ちでした。
あの家の相続にまつわるゴタゴタのことで、45年もの長きにわたって不愉快な思いばかり。
こんな呪われた土地、一日も早く手放したい。
これが私の正直な気持ちでした。
「訳あり物件買取」の業者に何社も問い合わせましたが、一社たりとも「買取る」と言った会社はありません。
全社、逆に費用がかかるという回答でした。
200万、150万と言われた各社の査定額。
その中でも、唯一「50万円の支払い」で引き取りますと言ってくれたのはワケガイさんだけでした。
そうです、買取価格は「マイナス50万円」です。
私は、二つ返事で承諾しました。
ワケガイがどこよりも安い処分価格だったのです。
いま、本当に、
「処分できてよかった」
と心の底から思います。
45年の、積年の、心の重しがやっと取り除かれ、この上もない晴れやかな気持ちで日々を過ごせます。
なお50万円の支払いが生じたのは、私の場合、築45年という古さに加えて、内部の崩壊、片付けたとはいえ直前までゴミ屋敷だったことなども含めてです。
条件が良ければ、買取(プラスの価格)になる可能性もあります。
いくら払うことになるのか、あるいは奇跡的に買い取ってもらえるのか、事前の査定(見積もり)自体は完全に無料でした。
現実的な数字を知るだけでも、これからの動き方が見えてきて心の負担がガクッと軽くなります。
まずは無料査定で一歩踏み出してみてください。
無料査定は▶【ワケガイ】
実家処分の参考文献 松本明子「実家じまい終わらせました」
結果的には実家は売れなかったが、非常に参考になった本がある。
タレントの松本明子さんが、実家を処分された実話を紹介した本「実家じまい終わらせました」。
もちろん松本明子さんのご実家はうちのような事故物件ではない。
ただうちの実家と似たような地方都市の、築年数の古い一戸建て。
松本さんは何百万円もかけて水回りのリフォームなどされて、八方手を尽くしてもなかなか売れなかったそうだ。
しかし、とある方法で救世主が現れ、結果的に買い手がついたという話。
実家を処分するなら、とても参考になる本です。
【くわしくはAmazonへ】
→実家じまい終わらせました! ――大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方 (単行本)
松本 明子
#苦しんだ事故物件シリーズをまとめて読む
