2021年4月12日NHKで放送の番組「あさイチ」で紹介の「漢方薬」に関する情報です。
「コロナに負けない!東洋医学 お手軽活用術」の特集が放送されました。
NHKで以前放送された指原莉乃さん司会の「東洋医学 ホントのチカラ」とほぼ内容が同じだったので、漢方薬や乾布摩擦、ツボの情報は公式サイトでも紹介されています。
東洋医学 ホントのチカラ
NHKで時々、特番として放送されている「東洋医学 ホントのチカラ」。
直近では2021年1月13日のゴールデンタイムに放送予定でしたが、この日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の追加発出のニュース特番のために放送中止されました。
後日、2021年2月27日に放送があり、先週4/4(日)の夕方にも再放送されていたので、東洋医学や漢方薬好きの私は、同じ番組を何回も見ました(笑)。
だから今回の「あさイチ」を見ていて「あれ?これほとんど、出てくる人も同じでは・・・」と気づいた次第です。
すなわち、今回のあさイチの東洋医学特集は、過去にNHKで放送された「東洋医学 ホントのチカラ」を再編成された内容と言えます。
都内にある漢方専門店
最初に紹介された明るい「漢方専門店」は、漢方相談をベースとし、健康的なライフスタイルを提案している「薬日本堂(くすりにほんどう)」の「ニホンドウ漢方ブティック品川本店」でした。
「ニホンドウ漢方ブティック」は品川をはじめ、全国に展開しています。
お店で相談できないという方には、公式サイトでのオンライン無料相談(要予約)もできます。
薬日本堂の漢方
「薬日本堂」は、他社とのコラボ商品もたくさん開発しています。
薬日本堂のノウハウに基づいた東洋素材を厳選し、バランスよく配合したお茶として、コカ・コーラと開発したのが「からだ巡茶(めぐりちゃ)」です。
「漢方ってどうなの?」「本当に効くの?」と思っている方は、まず市販品から試してみてはいかがでしょう。
「からだ巡茶」なら普通にスーパーなどでも買えます。一度飲んだだけで、不調が改善するということはないと思いますが、何日か飲み続けてみて「なんか、調子いいかも」と思ったら、漢方や東洋医学が合っている体質かもしれません。
もっと、漢方に近いお茶としては、通販で買える薬日本堂の和漢茶もあります。
いきなり専門店に行って相談するのは気が引けるという方におすすめ。
ちなみに・・・私も過去に漢方専門店で相談したことがあるのですが、すすめられる漢方やお茶はかなり高額でした。
「あさイチ」でも言っていましたが、普通に自費診療で漢方薬を処方してもらうと、ひと月あたり「2~3万円」の費用がかかります。
明らかな症状がある場合は「漢方外来」のある病院で相談することをおすすめします。
病院で漢方薬を処方してもらう場合は、保険適用になるので、負担額が下がります。
漢方外来や漢方専門医のいる病院を探しましょう。
「病院へ行くほどではないけど、なんとなく不調」という方は、薬日本堂の和漢茶を。
そもそも東洋医学とか漢方て何?
「漢方」とは奈良時代に伝来した古代中国医学を基本とする治療法の総称です。
「中国三千年」とも言われるほど、漢方の歴史は古く、古来からある自然のものを活用して不調を改善する医学です。
一方「和漢」というのは、日本に古くからある自然由来のものを使って不調に対処する療法で、中国由来の「漢方」に対して「和漢」という呼び方がされています。
漢方、和漢の他に東洋にはインドのアーユルベーダや朝鮮半島における朝鮮人参に代表されるような自然療法「韓方(ハンバン)」、細分化すると沖縄に古くからある民間療法の「命薬(ぬちぐすい)」やアイヌの人々が使うアイヌ民族有用植物など、様々なアジアの民間療法があります。それらををまとめて「東洋医学」と呼び、それに対して近代的な医学を「西洋医学」と呼ぶことがあります。
しかし西洋にも、ハーブやアロマセラピー(テラピー)やフラワーレメディなど、薬草や自然由来のものを使った民間療法があるので、昔からある民間療法や自然療法を「伝承医学(でんしょういがく)」と呼び、対して最新の薬や治療法を「近代医学」と呼ぶこともあります。
伝承医学や伝承療法といわれる治療法の中には、現代の調査によって「医学的根拠なし」というものもあるのが事実です(すべてが、ではありません)。
しかし、何百年、さらには何千年も前から「これが効く」「これで治る」と言われているものに、まったく根拠がないわけでもありません。
その一例として「あさイチ」で紹介されたのが漢方薬の「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」でした。
免疫の活性化も抑制もする漢方薬
「これが西洋のくすりにはない効果」
と紹介されていたのが「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」に代表されるような「補剤(ほざい)」というカテゴリーの漢方薬でした。
出産後、疲労感が続いて「気力、体力ともに上がらなくて、けっこうしんどい」と病院を受診した女性に医師が、
「胃腸をまずととのえてくれる。そこに、血(けつ)の流れをよくすることで、からだ全身のスタミナをつけてくれる」
と処方した漢方薬が漢方薬の補剤の一種「十全大補湯」です。
女性が受診していた病院は、「■芝大門いまづクリニック」。院長は漢方治療に詳しい外科医、今津嘉宏先生でした。
リモート主演された漢方薬にくわしい医師の解説によると補剤は免疫の活性化もするが、抑制(よくせい)もするということでした。
「免疫の抑制」とは、花粉症や関節リュウマチなどのアレルギー疾患の場合は、免疫が暴走してしまった状態なので、それをいいバランスに保つ=抑制するということです。
補剤はドラッグストアや通販でも買えますが、保険適用になるので、できれば「漢方科・漢方外来・漢方内科」などの科がある病院で処方してもらったほうが安くなります。
補剤のカテゴリーの漢方薬にはこの他に「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」や、
「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」などもあります。
それぞれ症状によって「補剤」の選び方も変わってきます。
くわしくは、以前NHKで放送された「東洋医学ホントのチカラ」のサイトに説明がありますので、こちらを参考にしてください。
■東洋医学ホントのチカラ 鍼灸(しんきゅう)・漢方薬・太極拳 はこちら>>
漢方薬の本のおすすめ
個人的に長年、独学ですが漢方薬や東洋医学、伝承医学などを勉強しています。
私が漢方のことでとりあえず読む本は↓これ。
近代医学の知識もある医師が書いているので説得力があり、「この症状には、どの漢方がいいの?」という時に参考になります。
西洋医が教える、本当は速効で治る漢方 (SB新書) Kindle版
以前は風邪気味の時になんとなく漢方の葛根湯を飲んでいたけど、この本を読んで別の漢方薬を飲むようにしてから、風邪が早く治るようになりました。
というか、ほぼ「風邪気味」から風邪にならず、悪化せずに改善します。
自然療法の本
「伝承医学」のひとつとして、自然療法の大家 東城百合子(とうじょうゆりこ)さんの本も長年愛読しています。
東城百合子さんとは、若い頃に重症の肺結核で生死の境をさまよいながらも、その後、自然療法によって自ら病気を克服し94歳までお元気で活躍された方です。
一般の書店やAmazonでは売っていない本、「自然療法」がおすすめ。
その他の東城百合子さんの関連書籍もいろいろ買いましたが、「自然療法」1冊ですべて網羅していると思います。
ただ一部に「?」と思う記述もあります。「赤ちゃんには砂糖ではなく、ハチミツを」などという、令和の現代ではありえない療法もあるので、この本に書かれていることすべてを鵜呑みにせず、よく吟味して、実践してください。
コロナに負けない漢方
番組を最後まで見て、タイトルに「コロナに負けない!」てあるけど、あれ?コロナの話題は?と思いました。
補剤に「免疫力を上げる効果が期待できる」という点が、唯一それらしいけど・・・
元になった「東洋医学のホントのチカラ」では、出産後元気が出ない女性が受診していたのと同じ病院を、お笑いコンビ「品川庄司」の庄司さんが訪れ、2020年に新型コロナに感染し2週間入院したあと、今も肺や胸に違和感があると相談する場面がありました。
あさイチの動画
なお、番組の動画はNHKの公式サイトで視聴できます。
無料の配信期限は2021年4月19日(月) 午前8:55 までです。
■あさイチ「コロナに負けない!東洋医学 お手軽活用術」の動画はこちら>>
無料期間が過ぎた過去の放送は、NHKの有料動画サービスNHKオンデマンドで視聴できます。
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